【LIVE_記者会見】高井たかし幹事長、次期統一地方選 秋田県内 公認候補予定者(3月13日 秋田県庁)
LIVE 🌏 国会中継 参議院 予算委員会 集中審議 2023年3月13日(月)
古賀茂明(映画「妖怪の孫」企画プロデューサー)
衝撃的な銃撃死から半年以上が経ったが、岸田政権や自民党を見ていると、いまだこの国は安倍晋三元首相に支配されているのかと思わずにはいられない。「彼がもたらしたのは、美しい国か、妖怪の棲む国か?」──。そんな視点で検証したドキュメンタリー映画「妖怪の孫」が今月17日から公開される。企画プロデューサーを務めたのは、元経産官僚のこの人。2時間のストーリーから何が見えるのか。
──選挙、憲法、官僚、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)、地元・下関など、映画ではいくつものテーマが扱われていますが、見どころは?
もちろん全部僕が手掛けているわけじゃないので、驚きがたくさんありました。中でも、安倍さんの幼少期や性格も熟知している野上忠興さん(政治ジャーナリスト)のパートはすごく面白い。「アベノミクスなんて見せかけで、要領のいいやつだった」と。アベ政治の本質を突いているなと思いましたね。下関の元市議の女性の話も面白い。東京では見えてなかった地元の安倍さんのことが浮き上がってきました。
──企画プロデューサーに就かれた経緯は?
──河村さんの「遺言」みたいなものだったんですね。
もともと製作サイドからは、「安倍氏を扱う映画だから風当たりが強くなる。打たれ強い人が(スタッフに)欲しい」というリクエストがあったそうです。河村さんの企画にずっと携わってきたから引き継いで欲しいというのと、社会的、政治的に難しい映画だから、そこを支える役割。その2つをやってくれということでした。
──主役の安倍氏まで亡くなってしまって、製作は大変だったのでは。
もうできないんじゃないか、という時期はありました。安倍さんの呪縛から解かれて自由になるかと思ったら逆なんですよ。「死者に鞭を打つのか」と、日本的なあの言葉です。監督は最初、いろんな政治家にインタビューしようと考えていたけれど、野党議員も逃げちゃう、スポンサーも引いていくみたいな感じでね。ただ、意外だったのは、松竹が新宿ピカデリー(映画館)をおさえているからやろうと決断してくれたことです。きちんと客観的に見つめ直した映画を見てみたいという人はたくさんいるんだろうな、ということはみんな分かっているんですよ。松竹の決断は、エンターテインメント業界として、観客が求めているものを世に出すのが我々の仕事だ、という筋を通してくれたと感じています。

首相官邸HPより
ついに総務省が「行政文書」だと認めた、放送法の解釈変更をめぐる官邸側と総務省側のやりとりなどを記した内部文書問題。ところが、当時総務相だった高市早苗・経済安保担当相はこの期に及んでも「捏造だ」という主張を繰り返している。
もはやこれは国家の危機と呼ぶほかない。官僚が作成した行政文書を大臣が「捏造」だと言い張ることは、この国の行政文書の信用・信頼性を当の大臣が根底から毀損しているからだ。そもそも文書が「捏造」なのだというのであれば、文書捏造の責任を負うのは当時の総務大臣で責任者である高市大臣にほかならないだろう。
しかし、いま大きな問題にしなければならないのは、高市大臣の悪あがきではない。もちろん、「怪文書」「捏造」と啖呵を切ったことの責任を追及することは重要だが、本来、問題にすべきは、この内部文書に示されているように、安倍政権が政権批判をおこなう“目障りな番組”を潰すために法を捻じ曲げさせていた、という民主主義の破壊行為のほうだろう。
しかも重要なのは、この放送法の解釈変更へといたる過程と軌を一にして安倍政権による報道圧力は苛烈さを増し、さらに2015年の法解釈の変更と2016年の高市総務相による「停波」発言によって、安倍政権によるテレビメディア支配は行き着くところまで行ってしまったことだ。
内部文書がつくられた前後にあたる2014年から2016年にかけて、安倍政権がいかに放送への介入や報道圧力を強め、テレビによる報道を歪めさせていったのか。この重要な事実をあらためて振り返っていこう。
まず、大前提として触れておかなくてはならないのは、報道圧力は第二次安倍政権からはじまったものではなく、安倍晋三という人物がそもそも報道の自由の重要性についてまったく理解しておらず、平然と放送に介入・圧力をかけてきたということだ。
それを象徴するのが、2001年に起こったNHK番組改変問題だろう。これは日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集『問われる戦時性暴力』に対し、内閣官房副長官だった安倍氏と自民党の中川昭一衆院議員(故人)のふたりが放送直前に政治的な圧力をかけ、その結果、番組が改変されたという事件だが、このとき安倍氏は「勘ぐれ、お前」という直接的ではない脅し文句で圧力をかけてきたことを、当時面会したNHK放送総局長が証言している。
当然、自身が首相となった第一次政権では、虚偽報道などを理由とした放送法に基づく番組内容への「行政指導」を乱発。メディア論が専門の砂川浩慶・立教大学教授の『安倍官邸とテレビ』(集英社新書)によると、1985年から2015年までの30年間で行政指導がおこなわれた件数は36件だったが、そのうち7件は第一次安倍政権(2006年9月〜2007年9月)のたった約1年のあいだにおこなわれたものだった(ちなみに民主党政権下では一件も行政指導はおこなわれていない)。7件の行政指導がおこなわれた際の総務相は、菅義偉だ。
日本テレビのディレクターとしてメディアの最前線に身を置いていた水島宏明・上智大学教授は、第一次安倍政権下の2007年ごろ、ある民放キー局の経営者から「やつらは本当にやばい」「一線を越えて手を突っ込んでくる」と聞かされたという(「Journalism」2015年10月号/朝日新聞出版)。この「やつら」とは無論、安倍氏と菅氏のことだ。「やばいやつら」が政権に返り咲き、首相と官房長官としてタッグを組んだのが、第二次安倍政権だったのである。
「フェンス」のストーリー 雑誌ライターの小松綺絵(キー、松岡茉優)は、米兵による性的暴行事件の真相を暴くために東京から沖縄へ。被害者だというブラックミックスの大嶺桜(宮本エリアナ)の供述に不審な点があることから、観光客を装って桜に近づく一方で、沖縄県警の警察官・伊佐兼史(青木崇高)から情報を引き出し、繁華街で米兵に聞き込むなど体当たりで調査。日米地位協定の壁や、沖縄の女性たちが直面する厳しい現実を目の当たりにしながら、真相に近づいてゆく。
◆沖縄のこと、知れば知るほど驚いた
◆「フェンス」が隔てていたのは基地だけじゃなかった
◆基地からにじむ暴力「最後には末端の女の子に」
PFAS(ピーファス)有機フッ素化合物 PFOS(ピーフォス)やPFOA(ピーフォア)など多数あり、PFASが総称。水や油をはじく性質があり、泡消火剤や塗料、フライパンのコーティングなどに幅広く使われてきた。化学的に安定し、環境中でほとんど分解されないため「永遠の化学物質」とも呼ばれ、人や動物の体内にも蓄積されやすい。発がん性のほか、出生時の体重に影響が生じる恐れが指摘され、近年、国際的に使用の禁止や規制が進む。日本の水道水などの暫定目標値はPFOAとPFOSの合計が1リットル当たり50ナノグラム。
◆まずは性犯罪の厳罰化から始めるべきでは
のぎ・あきこ 1974年、東京都生まれ。日本映画学校を卒業後、ドキュメンタリー制作会社に就職、20代後半からフリーランス。脚本家を目指して30歳になる前にテレビの仕事を辞め、派遣社員をしながらフジテレビのヤングシナリオ大賞に脚本を応募し、35歳だった6年目に大賞に選ばれる。主な脚本作品にドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(原作・海野つなみ)「アンナチュラル」「MIU404」「コタキ兄弟と四苦八苦」、映画「罪の声」(同・塩田武士)「犬王」(同・古川日出男)など。
<共産党の党首公選> 新進党など5つの政党を僕は渡り歩いたが、党首選は難しいよ /平野貞夫さん(元参議院議員) 司会 尾形聡彦✖️望月衣塑子 ● TheNews2/28スピンオフ ●