9知事選 きょう告示
統一地方選の9道府県知事選が23日、告示されます。投開票日は4月9日です。
大阪府知事選では、日本維新の会共同代表で現職の吉村洋文氏に対し、労組・民主団体や日本共産党で構成する「明るい民主大阪府政をつくる会」が無所属候補として擁立する、たつみコータロー氏=日本共産党元参院議員=が、維新政治を終わらせ、カジノではなく、命と暮らし、福祉・医療を最優先にする大阪をと全力を尽くします。
他に法学者の谷口真由美氏らが立候補しています。
北海道では、日本共産党、立憲民主党、社民党と「戦争させない市民の風・北海道」の4者が2月、知事選で新人の池田まき氏(元衆院議員)の当選に力を尽くすことで合意。北海道から平和のうねりをと共産党は池田氏を支持してたたかいます。自民・公明両党が推薦する現職・鈴木直道氏との事実上の一騎打ちとなる見通しです。
神奈川県知事選では、日本共産党も参加する「平和で明るい神奈川県政をつくる会」が擁立する岸牧子氏=無所属新、共産党推薦=が、自民・公明・国民民主3党の地方組織の推薦を得て4選を目指す現職の黒岩祐治氏に挑みます。
大分県知事選で、日本共産党は、大軍拡路線反対、福祉充実をめざすことなどで一致する安達澄(きよし)知事候補=前参院議員=を、自主的に支援します。
他に5県の知事選に共産党の公認・推薦候補が立候補します。
第20回統一地方選のスタートとなる9道府県知事選が23日告示され、立候補受け付けが始まった。前半戦の投開票は4月9日。物価高や少子化への対応、地域活性化策などが焦点だ。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題も問われる。北海道、大阪、奈良、大分の4道府県は、自民党や自民幹部が支援する候補と野党系候補が対決。奈良、徳島両県では自民支持層が割れる保守分裂選挙となる。今年は大型の国政選挙の予定はなく、各党の行方を占う重要な戦いになる。統一選は計985件の選挙が行われる見込み。26日に6政令市長選、31日に41道府県議選と17政令市議選がそれぞれ告示。9知事選と同じ4月9日に投開票される。
自民の支援候補は、北海道で立憲民主党、大阪と奈良では日本維新の会、大分では社民党県連などが支援する野党系候補と戦う。
保守分裂の様相の奈良は自民県連が推す新人と自民県議の一部が支える現職がぶつかる。徳島も自民県連推薦の現職と自民の元国会議員2人が並び立つ。神奈川、福井、鳥取、島根の4県は与野党相乗りの構図。