私には師と呼べる方はとても少ないように思います。
以前もブログに書いたことがあるのですが、
生涯変わらない私の師は自然そのものだと思っています。
昔から色の組み合わせやコントラストを思う時
自然に瞳を向けていました。
自身が纏う服の色合いに迷った時も
お花や蝶や、自然界に溢れる色にゆだねます。
変な意味ではなく、良くも悪くも人というのは
絶えず変わっていくものだと思っています。
どんなに素晴らしい人格者と言われる様な方だとしても
地位や名誉やお金が絡んでくると
勘違いに入ってしまうということはよく聞かれます。
人間である限り私たちは 多少の差こそあれ、
みんなこの地球という同じ学校で学んでいる
どんぐりの背比べなんじゃないかな、と
常々思っています。
なので、心でどんなに尊敬していても
その方の元で 教えを受けたとしても
「この先生は兎にも角にも素晴らしい!!ハハーッ」と
勝手に自分を その方の下に置き
崇め奉ってしまうような事はしたくないなと思います。
もし師が「右ですよ」と言えば
「先生の仰ることにお間違いございません」と
即 従ってしまう、前にならえ、は
しないようにしています。
このことは私が尊敬し信頼するある学びを受けた
師から教わったような気がします。
知識も経験も豊富であったとしても
同じ一人の人間であることには変わりません。
その事を念頭に置いておかないと、ともすれば人は
自分が成し得ない事をやれる人と出逢った時
凄い! と、盲信してしまう恐れがある様な気もします。
人には平等にちゃんと 凄いもの(才能という光)が
与えられているのに、いつも周りの誰かの事を
凄い!凄い!と賞賛するのは かけがえのない自分が
置き去りにされてしまって可哀そうですよね。
ある域を達した方などは 周りから「先生、先生」と
特別扱いされる事や、どんなシチュエーションにおいても
一目置かれ ちやほやされてしまう事を
恥ずかしく思われ 望んでおられないようにも
お見受けします。
【 自分の上にも 自分の下にも 人を置かず、
みんな同じ横並びの愛しいドングリの背比べ 】
そんなことを 心の片隅にそっと置きながら
一歩一歩、自分の心地よいペースで
あゆみを進めて行きたいと思います。
あなたの私のオリジナリティーを大切にして参りましょう