イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

外れる

2013年09月05日 23時31分58秒 | 魂の記憶


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 牛蒡などの食材も然り土の匂いを感じられるものが好きです。
  同じように瑞々しい葉の香りもまた好きです。
   それは多分 子供時代に大地を駆け巡り、
   
土や葉と親しんでいたからなのかもしれません。

 子供時代に五感をフルに使って経験したことというのは
どんなに時を経ても尚色あせる事なく想像力の源となって
 何か大事なことを決める時などに それらの経験値が
  一役も二役もかってくれることになるような気がします。


   見、聞きした様々な情報も、大人になるにつれて
    ふるいにかけられるようになってくると、
   一見とてもよさそうに思える話しも
   大半の人が支持するような内容であっても、
 「あれ?何かがしっくりこない、そぐわない」と
  自分にしか分からない微妙な違和感を
  キャッチできるような気がします。
  ある物を購入することを決めかけていた時
 【(身体に)溜まる】という言葉を何度も感じさせられ
  購入するのを見送った経験があります。
  今もその判断は正しかったと思っています。

   私は味覚に関しても割と敏感な方なのですが、
  食材を口にした時独特のえぐみの様なものを感じると、
    その食材をより咀嚼し、唾液を沢山出し、
  唾液の素晴らしい力をかりることにしています。

   広義の意味において 敢えて枠や型(形)や
  大勢でワーッと何かをするということから
  外れよう、としている訳ではないのですが、
  そしていつの頃からなのか定かではないのですが、
 私は【そうだと決められたこと】が
   あまり好きではないように思います。
   また、生意気な言い方かもしれませんが、
   【美】に関しても【字】に関してもetc・・・
 大半の人が美しいと賞賛しているものに対して
  穿った見方をしているからなどではなくて
  私はそのように感じさせられない、心動かない
   ということもあれば、文字に関しても、
  ○○教室に通い訓練された 技術面において
非の打ちどころがない所謂達筆とされる文字以外にも
 流れるようなたおやかで品のある文字や
  心音の美しさが溢れている文字を拝見した時
  なんて素晴らしい心ある字なのかしらと感動し
   惚れ惚れさせられることも多々あります。

 今から書くことは立証できる事ではありませんので、
夢物語的にサラッとお目通し頂けましたらと思います

 私は様々な理由から転生を信じています。
  それは私自身の魂の記憶とでも言いましょうか・・・・

中学生の修学旅行で京都を訪れ仏像を前にした時、
  言い知れぬ懐かしさのようなものを感じました。
  それまで そのようなことはなかったのですが、
中学生が自分に選ぶお土産としてはとても渋い(笑)
  白黒写真の仏像の葉書セットを購入しました。
   以来、暫くの間 筆に墨をつけ一筆書きで
   無心になって仏様のような絵を描いたり、
 誰に勧められた訳でもなく、般若心経を書いたり
  弥勒菩薩の美しさに見とれたりしていました。

 20代前半、初めての海外旅行で訪れた
 オーストリア、ドイツでは、方向音痴で慎重な私が、
僅かな時間といえども海外で1人で行動するなんて
  全くもって想像すら出来ないことなのですが、
何故かその時は「あ、私この路地知っている」という
  不思議な自信があったので自由行動の時、
 友達と別れ1人ガイドブックも持たず
  「私この先のお店でお茶してるね」と言い残し
   本当にあるのか無いのかも定かではないお店に、

   不思議な安心感に導かれながら向かっていました。
  やはりお店はありました。私は窓辺の席から
    懐かしさを感じ外を眺めコーヒーを頂きました。

 ドイツではそのお店を象徴するような緻密で美しい
  色々なデザインが施された看板が軒先に掲げられ
  私はそれらの看板にただただ感動してしまい、

  暫くその場から動けなくなってしまいました。

 それからだいぶ月日が流れ、その間 
  科学的には説明のつかない、説明しようのない
   不思議な体験を時々することはありましたが、
  それらを深く掘り下げる事もなく、
   ごく普通に暮らしていました。
前後してしまいましたが海外旅行に行くよりも前に
 ご縁あって霊能者と言われる方に出会いました。
スピリチュアルという言葉が世の中に広まる以前のこと、
女性が好きな○○占いのような軽い気持ちと感覚で
  当時、好きだった人に関して色々お聞きしたい、
  失礼ながらその時の私の正直な気持ちでした。
私自身時々説明のつかない不思議な体験をしていても
  そういう本を読んではいても、
(振り返ると全くもって失礼な話なのですが)
 霊的なことが分かったり 見えたりする人なんて
  本当にいるのかしら?と半信半疑な私がいました。
  なのでお手並み拝見という訳ではないのですが、
お目にかかった際、相談内容の詳細は一切明かさず
  「恋愛のことで」とだけお伝えしました。
 すると・・・・私だけしか知りようのないことや
 誰にも話していない気持ちや、相手に関することや
  亡き祖母の云々カンヌンなど、びっくりするほど
~続きます~