イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

アナザースカイ 小松美羽さん

2021年11月12日 09時56分36秒 | 好きな作家

6月4日、たまたまつけたテレビで放送されていたアナザースカイ。
ゲストは世界を舞台に活躍する現代アーティスト 小松美羽さん。
(24時間テレビのチャリティーTシャツデザイナーとしてもおなじみ)
途中からでしたが彼女の創作スタイルと作品との向き合い方他
自身のそれと似ていること、
彼女の描く作品、世界観に共感していることもあり
慌ててHDD録画をしました。

7年前、出雲の古民家で制作された「新・風土記」
5~6年ぶりに訪れたというその懐かしい場所で
新たな作品に挑む彼女の密着でした。
作品を産みだす合間、アートについて
淡々と1つ1つ言葉を確かめながら誠実に
思いを語っていらっしゃる真摯なお姿が印象的でした。

室内に入るとおもむろに布袋をザザーッとひっくり返し、
出てきた沢山のアクリル絵の具。
キャンバスにいきなりアクリルをのせ、
あるいはアクリルから絞り出した絵の具を直接筆につけ
下書きもなく迷わず色を置き集中し
自由に伸びやかに描くさまは、
自身と同じスタイルで更に興味深く見入ってしまいました。

「絵を描くことは私が与えられた生きる上での役割で
アートは人の魂とか心を救う薬だと思ってやらせて頂いていて
その使命を全うさせて頂いています」

この言葉は常日頃、私自身思うことであり
それを短い言葉でこのように端的に表してくれた彼女に
深い感動を覚えました。

今後、果たしたい使命はパブリックアートであり
人の生活に寄り添うアートとおっしゃられていましたが
この部分も自身の描くヴィジョンと重なりました。

作品を産みだし11年以上経ちますが
作品にはそれぞれにミッションがあると感じます。

意気揚々と個人のお客様の元へ参り傍で寄り添いエールを送るミッション。

「この作品は多くの皆様に見て頂きたい」と私自身思う作品や
販売のご案内をさせて頂いても不思議と私の元で待機する、
留まることを敢えて選ぶ作品たちは、周りの影響を受けない
 より強いパワーを纏っておりそうした作品たちは
パブリックな場で共通のテーマを抱えた方々のお心を
「そのままの貴方でいいのです。そのままの貴方が素敵です」
と、声なき声で励まし勇気づけ
ある方の心には一石を投じ、
ある方には心の琴線に触れるといった
役目があると思わされます。

小松美羽さん密着のアナザースカイの録画を久しぶりに見て
私自身、ミッションを携え この世に光の産声をあげた
清らかな作品たちに見合った価格設定を
2022年1月よりさせて頂くことを決めました。



キャンバスの裏に筆で描かれた小松さんの作品のタイトルは
「ここが私のアナザースカイ 伊勢 出雲です」でした。

型にはまっていない唯一無二の彼女。
そしてその作品はどこまでも自由で
 伸びやかで 爽やかで
だからこそ私の魂を揺さぶってくれるのだと思います。
番組を通し、彼女の厳かな創作の場を垣間見させて頂き
同じ表現者として心うたれました。

キャンバス裏にタイトルとともに書かれていた
作品が完成した日は2021.4.27は私の誕生日でした。
この日付は意味ある私へのサイン、
メッセージと受け止めました。
~自分に必要なことは齎される~

番組のナレーションに
「コロナで皆 傷つき、疲れ果てている
アートという薬を届けなければ・・・・」とありましたが

まさに こういう時世だからこそ
自身の役割に集中し天命である天職を全うし 
アートという薬を
多く皆様へお届けしたいの想いが強くなりました。

神様、私を道具としてこれからもお遣い下さいませ。