上砂理佳のうぐいす日記

「夏への扉」展では暑い中、たくさんの方にお越しいただき誠にありがとうございました!★

ダークナイト★

2020-08-02 | うぐいすよもやま日記
映画館は今、半分位が旧作リバイバル上映。コロナの影響でしょうか。「もののけ姫」とか「ラピュタ」とか。
おかげで(?)「ダークナイト」をエキスポシネマの巨大 IMAXスクリーンで観ることが出来ました。
「ボヘミアン・ラプソディ」も音響効果が最高だったけど、ダークナイトは更に映像的にも素晴らしく、音はお腹の底にまでドーンドーンと響いてくる。
バットマンが摩天楼のビルの最上階からビュンと飛び降りたら、本当に自分も地面にまっ逆さま!な感覚に陥ってしまう。怖いのなんの。心臓の弱い方にはお勧め出来ません。
この間、TVでアメリカのスタントマンの人が「ガラスをブチ破るスタントは一本100万円」と言ってましたが、一体何枚割れるねん、というぐらい破壊されまくり。
カーチェイスの迫力は途方もなく、アクション映画としても娯楽性満点です。あれがもし全編CGでも、わたしゃ許します(笑)。それほど質が高いです。
やっぱり画面が派手な映画はIMAX良いですね。これで1800円特別価格なの。お客さんがめちゃくちゃ少ないのがもったいない。
客席は当然、ひとつ置きに離してありますが、そんな処置をしなくても私の前も横も誰一人居ない( ;∀;) かろうじて二桁の入りです。
こんなんじゃ映画館潰れてしまうので、皆さんエキスポ来て下さい!今は「ダンケルクIMAX」やってるよ!

「ダークナイト」は、ジョーカー役のヒース・レジャーがオスカー受賞の報せを聞く前に亡くなったことで有名ですが、28歳なんて信じられません。40過ぎに見えます。老獪です。重厚です。
皺に刻まれたアイブロウやおしろいが恐ろしく、これも巨大スクリーン視覚効果。
役に取り憑かれてしまったような。。。こんな役を演じてしまったら、日本式にお祓いとかしとかないと、明らかにえらいことになりそうです。
ジョーカーがあまりにも、「この世の凶悪の集大成」と化しているので、バットマンが「闇のヒーロー」って感じがしない。存在感的にやや損な位置づけになってしまいました。
まあ、あの分厚いボディといい切れのいいアクションといい、カッチョいいんですけど。

それにしても、スタントマンに支払うギャラだけで何億円…って思わずコスト計算したら、日本の映画がもう見れなくなっちゃうよ。あまりにも桁も迫力も違い過ぎるもの。
窪田正孝君が「ダークナイトのヒース・レジャーが好き」って言ってたので尚更興味があったのですが、わかるー。役者ならばやってみたいでしょうね。
「映画東京喰種(part1の方)」で主人公の金木がグール化して、敵と格闘するクライマックス。
撮影時に、「一度、僕がやりたいようにやってみてもいいですか」と監督に提案した演技シーンがあるのですが、この時の「リミッター外れた感」が、ゾーッとする狂気で、「ダークナイトにおけるヒース・レジャー感」アリアリでした。

人間は、あまりにも狂うと(演技といえど)寿命を縮めてしまうのかもね。。。
ヒース・レジャーは若くして亡くなってしまいましたが、他の作品も高い評価を受けているので次は「ブロークバック・マウンテン」を見てみたい★
コメント
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