上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

ヨコハマ熱中症の旅~フレンズ第一部~

2011-08-30 | 11-12コンペとショー
今年のヨコハマ行きは、スケートと現代アート「横浜トリエンナーレ」の二本立て。そして帰りに浜松ページワンギャラリーにちょっくら寄らせてもらいました。ハードじゃ~。
27日の土曜は25℃と涼しかったのですが、日曜月曜は熱中症になりかけ…(^o^;
土曜にトリエンナーレの港の方の会場を回っておいて良かった~。

さて2011年FOI。
私は日曜の昼(スタンド東1階中央)・夜(アリーナ北6列中央)公演を見たのですが、やはり「東北復興」への願いをこめたメッセージが冒頭に掲げられました。仙台のリンクで育った荒川静香さん=「しーちゃん」の思いがジンと伝わるかのようでした。
でもショーの内容自体は、「復興」一色というワケではなく、バラエティに富んでいました。そして、中盤に挿入される「高橋大輔特集」(笑)。「高橋をイジって遊ぼう^^」そんなノリです。やっぱりー、大ちゃんってー、いじられキャラー。
大ちゃんは(25歳男子に“ちゃん”?)、オープニングでは白Tシャツに黒シャツを羽織り、下はデニム。ヒゲ生やしてたんで、みやけんと見間違えました。いや、みやけんと「おそろ」のいでたちで、踊る踊るノリも一緒やもん。
みやけんと言えば、オープニングの「一人一芸コーナー」で、真剣に3ルッツを跳ぶ構えに入り「えええっ!?(跳ぶの!?)」。。。でも踏み切った瞬間に「な~んちゃって」で止める。この芸で爆笑を誘ってました。ソロで滑るみやけんを見るのは嬉しすぎるよん。バッククロスだけで涙があふれちゃうのよ。
あ、大ちゃんのOPENINGは、昼は3Lz+2Lo+3Lo(おっとっと)、夜は3A+3T(意地コンボ)。ジャンプは全体的に軽く高かったです。ミスした時は回り過ぎな感じでステップアウト系が多く、「体はキレてるけれどコントロールはこれから」な印象を持ちました。
でも、この時期に体絞れててジャンプが軽いのは嬉しい~。膝のボルト抜き手術で数週間遅れを取っているだけに、調整が気にかかるところでしたが、まずまず順調なのでは。クワド調整はこれからかな?



しーちゃん、羽生君、本田君、田村君の4人と、「フレンズ・キッズ」4人のグループで滑る「スマイル」。このナンバーは織田君もエキシでやってましたね。
フレンズ版スマイルも優しい空気にあふれていて、一人だけ男の子(小1ぐらい?)が入ってて可愛い^^
しーちゃんがソロで滑る場面も、キッズメンバーの女の子のソロも素敵。なごやかなムードで幕が開けました。

鈴木あっこちゃんは、セクシー系の新EXと、夜は新FS「こうもり」(?)のショートバージョン。このクラシックバレエ的な新FSは、ミュージカルナンバーが続いていたあっこちゃんには新鮮でした。バレエ的ステップや身のこなしがいい。大ちゃんのFSと同じカメレンゴ先生の振付かな。
衣装は、肩の開いた清楚な白のドレスでしたが、「荒川部長にお借りしました」とのこと。荒川さんはアサヒビールのCMで「ビシバシ女上司」の役やってますよね。ここでも「部長」なんや~。

ご陽気サンバ系(?)で踊りまくるシェイリーン・ボーン姉さん。ああやっぱ「肉の厚み」がスバラシイ。弾丸がはじけるよーな踊りに圧倒。姉さんは相方のクラーツと別れてからの方が、がぜん元気なよーに見えるのは、私だけですか(笑)。
ヤマト君のジャジーなナンバー、武史君の大人なタンゴ、有香さん、エバン(ごめん、曲名忘れた)のフレンズ・レギュラーメンバーに続き、初招待のイリナ・スルツカヤは、青い衣装でしっとり系ナンバー。
プログラムの写真見たら、かな~りふっくらなさっていたのですが(ママだしね)、本番ではしっかり絞っていた!
くるくる3ループも高い2アクセルも健在。キレの良い滑りは「ああ、これぞイリナ」でした。トリノ五輪で、しーちゃんとスルちゃんが金メダル争いをしていたころからもう、5年がたちますよ。あの頃、しーちゃんが自分の冠ショーにスルちゃんを呼んで、仲良く滑るなんて、考えてもみなかった!



イリナで会場湧いてもう大ちゃん。今年は1部のトリだったんです。
新しいSPを御披露。これって曲名も奏者もわからんのですが、どうやって調べるのだ。。。民族音楽、妖しげオリエンタル系です。トルコとかイランとか?(ブログめぐりで調べるしかないー)
神秘的に始まり、最初のジャンプはこれ、競技では4回転コンボなんだろなー。でもクワドは入れやすそうな曲調ですよ。
今回、昼は3F+3T、夜は3F+3Lo。綺麗に決まってました。コンボが着氷でつまらず、流れも高さも申し分なかったので、ダイスケを良く知るファン的には、進化が嬉しかったのではないでしょうか(エラソー・笑)。
でも、次の3Aが、昼は2Aに。夜はコケてしまいました。まあ、ショーで毎度毎度3A跳ぶのは、変態良い子日本男子ぐらいだもんね。ジャンプは初日の金曜夜がパーフェクト!だったそうですよ。
ステップからの3Lzは素晴らしい。余裕タップリ。エッジエラー取られないように頑張って練習しているようでした。私は正面から見られなかったんだけど、フリップのエッジはどーだったんでしょーね。いや、シーズンオフにエッジの具合まで確かめようとするのが、いかにもマニアックなファン(笑)。
スピンは二つ目を「キャメル+キャメル」にしてました。点アップを狙うか。ドーナツで頭を天井に向ける(?)変形はスピードが欲しいけど、曲想には合ってました。あとは回転数!回転数!しっかり数えて試合ではレベル4をクリアしてください。。。大ちゃん、昔のビデオ見たら、スピン速くて正確で、別に苦手項目じゃないんだけどなあ。
「オリンタルな新SP」は、後半になるほど激しさが増して、ちょうど「ラヴェルのボレロ」のようでした。エクスタシーと爆発。最後は静かな闇。
アニミズムというの?土着信仰的な「神にささげるいけにえの踊り」的な味わいもありました。暗くて良くわからないけど、衣装も「それ系」オリエンタル。
「憑依」スケーター大ちゃんにとって、この、暗い情熱系プロはお気に入りなんではないでしょか。マンボ!も嫌いじゃなかっただろうけど、自分が入り込みやすいのは圧倒的にこっちでは。
振り付けたデビッド・ウィルソンは、男子選手ではJ・バトルを永年担当してましたが、選手の個性を生かす腕前はやっぱ素晴らしいすねー。
今回は珍しく、滑ってる最中の「キャーッ!」とか余り無く、皆さん、息を詰めて見ているのがわかりました。一部トリにふさわしい大スタオベで、ビシッと締めてくれましたよ^^(今回のFOIはスタオベ嵐でした)
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次は。。。★

2011-08-26 | うぐいすよもやま日記
あづい~~~~~( ̄ロ ̄;)
もう次の版画の下書きしてるのよ。今度はちっこいの。
フレンズ、リハ見に行けた人いいな~。でも私ももーすぐ横浜だ!
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きたあ★

2011-08-25 | うぐいすよもやま日記
ピッカピカの版、完成です!(堺正章ふう)
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仕上げる★

2011-08-25 | うぐいすよもやま日記
銅版の四方のフチがギザギザになっていると危険なので、ヤスリをかけてなめらかにしておきます。「あえて」ギザギザのままにしている人もいます。
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暑さ逆戻り★

2011-08-24 | うぐいすよもやま日記
刷れたよ~(涙)。

このまま秋に!…と思いきや、今日はまたまた酷暑に。
でも「暑さ小休止」の数日間のおかげで仕事がはかどりました。ようやく仕上げ段階だあ。
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神様★

2011-08-23 | うぐいすよもやま日記
さて試し刷りも5回目です(白い物体は私の右手)。
もうこれでキメたい!
神様、たのんます!
いつも最終段階は、気合いをこめまくるのです(笑)。「とりゃーっ!」

…大体、4~5回「彫って刷って」を繰り返して一向にゴールが見えてこない場合は、版画の構成が根本から間違ってる事が多い。
絵としてダメだと、いくらあがいても泥沼化するばかり。ボツにするしかありません。
ダメパターンの時は大抵、頭で考えてばかりいるのです。感覚が掴めず、頭でこねくり回して考えだしたら要注意。
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一回目より二回目★

2011-08-22 | うぐいすよもやま日記
一回目より二回目…二回目より三回目…三回目より四回目…。
描画→腐食→刷り を繰り返すことによって、画面に深みが出てきます。
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胃が痛い★

2011-08-22 | うぐいすよもやま日記
版を描画するとき、右手の下にティッシュかハンカチをひいておきます。長時間手を乗せていると、銅板に引いてある防腐膜が体温で溶け、ベタベタしてくるからです。特に夏は要注意。

昨日からずっと胃が痛い~~~( ̄~ ̄)ξ
なんで痛いのか考えたら、新作の版作りも大詰めで、プレッシャー感じてるから。版のサイズに比例して痛さも大きくなる。「ミナトマチ~」の時もかなり痛かった…(;^_^A
もうだいぶ慣れてプレッシャーは無いハズなのに、何年やっても「勝負どころ」は胃が痛い。頭より体が反応しちゃってる。
そしていつもいつも「痛い原因」を忘れてて、「ああそうか」と思い出す。
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また彫る★

2011-08-19 | うぐいすよもやま日記
試し刷り+着彩でも、なんかしっくりいかない感じ。
「自分的には良くても」「人から見たらイマイチだろな」…という客観性は、もっとも大事なところです。
趣味でやってたら、もう面倒くさいし暑いし(笑)、ここでオシマイにするでしょう。
「売る」という事は、ギリギリ限界まで頑張って、「自己ベスト」近くまでもっていって、やっと店頭に並べる資格を持つ。そういう事だと思います。
再び防腐膜を張り、線描画を増やす事にしました。
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村上といっても「隆」です★

2011-08-18 | うぐいすよもやま日記
村上隆の本を初めて読みました。「芸術闘争論」。
面白くて面白くて一気読み!
ジュンク堂で座り読み、電車の中で読み、御飯もそこそこに読み、布団の中で読み、朝起きてまた布団の中で続きを読むという(笑)。
これで洗脳される人なんていないだろうけど、お値段分の価値は十二分にあります。
出した出版社偉い。どこやと思ったら「やはり」幻冬舎の見城徹さんでした。納得(今の携帯って、予測変換に“幻冬舎”入ってるのね…)。
感想詳細はまた別に★
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色を入れてみる★

2011-08-16 | うぐいすよもやま日記
今回は少し青を入れる予定なので、試し刷りの版画に色を入れて具合を見ます。
色を入れてみたら意外と良くない事もあるので、その場合は計画の練り直し。
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再度★

2011-08-15 | うぐいすよもやま日記
今日はちょっと下がって34.5℃くらいかな~( ̄~ ̄)ξ
試し刷りのあと、再度グランド(防腐膜)を引き1日乾燥させて、足りない線を書き加え、また腐食します。地味な作業。。。
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新作★

2011-08-12 | うぐいすよもやま日記
今日の体感温度は35℃。
新作試し刷りです。
暑いんだけど、なんかもー「それがどうした」★
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苦行★

2011-08-11 | うぐいすよもやま日記
昨日の京都は37℃あったと思う…(;^_^A

お寺さんでの法要は大本堂で行われるのですが、当然クーラーも無く、自然の風と数台の扇風機のみ。
この暑さの中、100人を超す檀家さん達が、お経を聞きつつ畳の上で正座。。。長いっ、長いよ~( ̄~ ̄)ξ
だんだん頭がモーローとしてきます。やっぱこれは「修行」。
でもお坊さん達は、重い袈裟を着てヒョイヒョイッと、立ったりすわったりを繰り返すのです。誰一人、ふらつきもせず、額に汗も流れない!
ほんとにプロって鍛えられてますなあ。。。(^^ゞ
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水を待つ月★

2011-08-08 | うぐいすとお仕事

水彩画 「水待月への招待」

先日7日は、大丸梅田特集展のサイン会がありました。
「うひゃ~なつかし~!」。。。という私の昔の版画をお持ちの方が、偶然いらっしゃったりして、様々な出会いが有難く面白かったです
あ、新幹線の時間を気にしてはったお客さんは、無事に四国へ帰られたでしょうか。
ポケモンスタンプラリーは楽しまれたでしょうか(笑)。
私も版画歴20年を超え、昔の作品を見たらす~ごい恥ずかしいです。でもやっぱ愛しい
版を作ってる時、刷ってる時、どんな気持ちだったか…まで思い出せます。
ラブや!ラブ注入やで^^; ←マイブーム・笑

「水待月への招待」は大き目サイズの水彩画ですが、「舞踏への招待」と「悲しいワルツ」をミックスしたようなイメージ。
「悲しいワルツ」とは、ジョニーが!テッサ&スコットが!滑ってたあのワルツですよ。
バレエだと、ローラン・プティ?(最近亡くなられましたね。。。)

夢の中で幻の女性と踊ってるのだけど、それは死へのいざないであった。。。

というと縁起が悪いみたいですが、「儚げなかげろう」みたいなイメージを出したかった。
透明水彩絵具自体が、「はかなげ」を表現するのに最適な画材なので、つい「こっち系」へ走ります。
夢かうつつか…幻か。そんなものが好き。

「水待月(みずまちづき)」は私の造語ですが、「水の無い月」=「水無月」が、夏の季語としてあるので、「水を待っている月」があっても良いだろうと。
そして「舞踏会への招待」というと、女性はどうしても長い手袋をはめていなくては。。。
スカートは長めで(短くてはいけない)、肩は大きく開いていなくては。


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