9/15(水)~9/28(火)まで、松坂屋名古屋店にて版画個展開催してます。
場所は北館2階アートステーション。水彩原画も若干ですが展示しております。
26日の日曜日午後2~4時、私もサイン会で現地に行きますので、
お時間のある方はどうぞお越しください。
お問い合わせはアートステーション(052-251-1111)までよろしく★
名古屋といえば!今、★愛知トリエンナーレ★やってますね。N杯のある10月いっぱいまで開催中。
世界各国のアーティストが愛知県内のアチコチで芸術を発信してることと思います。最近、ただ作品を並べて終わり、ではなく、「パフォーミングアーツ」すなわち作家がライブパフォーマンスするものとか、鑑賞するお客さんがそのアートに参加しちゃうものまで様々です。
公式ブログを読むと、草間弥生の作品や、私がこの間金沢で見てきたばかりのヤン・ファーブルにも出会えそう。この機会にぜひ、可能な方はお楽しみください。私もN杯がらみ(?)で足を運びたいです。
このところ、新作版画の事ばかり考えています。一昨日までに2つの版画完成。
これからもっと大きなサイズの版を作りたいので、先日はその下絵のための取材に出てました。なのでなみはやドームであった★森下さんのイベント★には行けなかったー。大ちゃんもゲスト出演してたようですが、どんなんだったのかなー。
今回の名古屋展覧会には間に合ってませんが、新作版画は近々おひろめしたいので、どのタイミングで出したものか?と思案してます。
エディション(版画の限定枚数)で「100枚」とつけたら、100枚刷って売る。
同じように100枚刷って同じように100枚色をつけますが、その1回1回毎に微妙に違いがあります。全く同じものは出来ません。もっとも、ある一定の「成功ライン」は守っていますが。
版画を初めたばかりの頃は、なかなか同じクオリティで刷れなくて、10枚刷って成功は半分ぐらいという「綱渡り」でした。
インクを詰める時の力の入れ方が悪いのか、はたまた余分なインクを拭き取る加減が悪いのか、そもそもの製版の仕方が悪いのか。
紙の湿らせ方が悪いのか、インクの質が既に悪いのか、プレス圧か…そうこうするうちに納期はせまる。泣きそうになりながら試行錯誤してました。
うまくいかない原因が自分の腕によるものなのか、他の要素なのか、それを突き止めるのも時間がかかるのです。習ってた師匠に聞いたり本で研究したりしましたが、結局は「自分でわかる」時が来るまで頑張るしかありません。
でも、慣れてきて滅多に失敗しなくなってくると、今度は気が緩むのか「こんなもんかー」になってきます。気持ちが平板に機械的になってくるのです。
こうなるとヤバイ。
だから、時々失敗して焦る必要があります。初心に帰るのです。
毎年毎年、9月上旬は版画の見本市に新作を出させてもらってたのですが、今年は実に10数年ぶりに出品しませんでした。
この夏は引越しもしたしリフォーム工事もした。猛暑にかこつけて(笑)ちょっと休みを入れながら、仕事はしてるけれど精神的にはゆったりペース。
思えばもう何年も、仕事で気が張り詰めていて、常に追いかけられているようでした。
「いや、私は仕事を追いかけてるんだ!だからこれでいいんだ!」
…と、無理やり思い込んで前向きに持っていったこともありますが。
何か歯車が合わず、ノリきれないまま月日が過ぎていった感じ。
いつもいつも「こんなんじゃダメ」と自分を否定するのはつらいことです。
もうそんなことは辞めて、自然な気持ちの流れに沿って制作しようと思います。
その方が、絶対に結果的に良い絵が出来るから。
作る側にワクワク楽しい気持ちが無いと、それは見る人に伝わってしまう。
「作品の持つエネルギー」=「熱」みたいなものでしょうか。そこでは、「上手い」「下手」はほとんど関係無いように思われます。
私の版画は細かく時間がかかるので、今のスピーディな時代には全く合わない。利益率としては、はなはだよろしくないでしょう。
でも、それがどうした(笑)。
夏のあいだに色々な方に会い、お話もし、私も考える時間を持ち、少しずつ変化していく感じがします。
やっと「自分自身」を取り戻しつつあるような、今日この頃です★
場所は北館2階アートステーション。水彩原画も若干ですが展示しております。
26日の日曜日午後2~4時、私もサイン会で現地に行きますので、
お時間のある方はどうぞお越しください。
お問い合わせはアートステーション(052-251-1111)までよろしく★
名古屋といえば!今、★愛知トリエンナーレ★やってますね。N杯のある10月いっぱいまで開催中。
世界各国のアーティストが愛知県内のアチコチで芸術を発信してることと思います。最近、ただ作品を並べて終わり、ではなく、「パフォーミングアーツ」すなわち作家がライブパフォーマンスするものとか、鑑賞するお客さんがそのアートに参加しちゃうものまで様々です。
公式ブログを読むと、草間弥生の作品や、私がこの間金沢で見てきたばかりのヤン・ファーブルにも出会えそう。この機会にぜひ、可能な方はお楽しみください。私もN杯がらみ(?)で足を運びたいです。
このところ、新作版画の事ばかり考えています。一昨日までに2つの版画完成。
これからもっと大きなサイズの版を作りたいので、先日はその下絵のための取材に出てました。なのでなみはやドームであった★森下さんのイベント★には行けなかったー。大ちゃんもゲスト出演してたようですが、どんなんだったのかなー。
今回の名古屋展覧会には間に合ってませんが、新作版画は近々おひろめしたいので、どのタイミングで出したものか?と思案してます。
エディション(版画の限定枚数)で「100枚」とつけたら、100枚刷って売る。
同じように100枚刷って同じように100枚色をつけますが、その1回1回毎に微妙に違いがあります。全く同じものは出来ません。もっとも、ある一定の「成功ライン」は守っていますが。
版画を初めたばかりの頃は、なかなか同じクオリティで刷れなくて、10枚刷って成功は半分ぐらいという「綱渡り」でした。
インクを詰める時の力の入れ方が悪いのか、はたまた余分なインクを拭き取る加減が悪いのか、そもそもの製版の仕方が悪いのか。
紙の湿らせ方が悪いのか、インクの質が既に悪いのか、プレス圧か…そうこうするうちに納期はせまる。泣きそうになりながら試行錯誤してました。
うまくいかない原因が自分の腕によるものなのか、他の要素なのか、それを突き止めるのも時間がかかるのです。習ってた師匠に聞いたり本で研究したりしましたが、結局は「自分でわかる」時が来るまで頑張るしかありません。
でも、慣れてきて滅多に失敗しなくなってくると、今度は気が緩むのか「こんなもんかー」になってきます。気持ちが平板に機械的になってくるのです。
こうなるとヤバイ。
だから、時々失敗して焦る必要があります。初心に帰るのです。
毎年毎年、9月上旬は版画の見本市に新作を出させてもらってたのですが、今年は実に10数年ぶりに出品しませんでした。
この夏は引越しもしたしリフォーム工事もした。猛暑にかこつけて(笑)ちょっと休みを入れながら、仕事はしてるけれど精神的にはゆったりペース。
思えばもう何年も、仕事で気が張り詰めていて、常に追いかけられているようでした。
「いや、私は仕事を追いかけてるんだ!だからこれでいいんだ!」
…と、無理やり思い込んで前向きに持っていったこともありますが。
何か歯車が合わず、ノリきれないまま月日が過ぎていった感じ。
いつもいつも「こんなんじゃダメ」と自分を否定するのはつらいことです。
もうそんなことは辞めて、自然な気持ちの流れに沿って制作しようと思います。
その方が、絶対に結果的に良い絵が出来るから。
作る側にワクワク楽しい気持ちが無いと、それは見る人に伝わってしまう。
「作品の持つエネルギー」=「熱」みたいなものでしょうか。そこでは、「上手い」「下手」はほとんど関係無いように思われます。
私の版画は細かく時間がかかるので、今のスピーディな時代には全く合わない。利益率としては、はなはだよろしくないでしょう。
でも、それがどうした(笑)。
夏のあいだに色々な方に会い、お話もし、私も考える時間を持ち、少しずつ変化していく感じがします。
やっと「自分自身」を取り戻しつつあるような、今日この頃です★