「長靴をはいた猫~フランスの猫~」 銅版画
★名古屋松坂屋にて個展開催してます★
場所 松坂屋名古屋店 北館2階 アートステーション
期間 2014 10/1(水)~10/14(火)
サイン会 10/12(日)午後2~4時
↑は、この秋の新作版画「長靴をはいた猫~フランスの猫~」です!
けっこう小さいですが(笑)。
「世界をめぐる猫」をシリーズ化すべく、
「ローマの猫」「ヴェネツィアの猫」と作り、まだフランス…
でも、実は「長靴を~」は得意分野だったりします。
昔、バレエのローラン・プティという振付家の人の作品が好きで。
モダンバレエ版「長靴をはいた猫」を見に行きました。
その時の「猫」役が、当時ノリにノッてたバレエ界の大スター、
パトリック・デュポンだったのです(超若い頃)。
彼は「まほうの靴」をはいて、
「千里の道も ひとっ飛び」とばかりに
エネルギッシュに駆け回っていました。
そしてコミカルで可愛いんです。「吉本かお前」って動き(笑)。
恐ろしい巨人をおだてておいて、
「あなたはそんなに偉い方ならば…ネズミに化けられますよね?」
とナゾをかけ、小さいネズミに変身した巨人を食っちゃうのです
ま、もともと猫のご主人様は、貧しい貧しい粉屋の息子で、
彼のために賢い猫は奮闘するのですが。
息子は最後には、お城のお姫様と結婚して幸せになります。
ところが幸せになっちゃったら、ムスコは猫のことなんか忘れちゃって、
なーんか猫は孤独で寂しい。。。
そんなシニカルな顛末なのも、プティ的で面白かった。
ローラン・プティは、コミカルな中にも「大人の毒」が少し入ってて
舞台美術も独創的で素晴らしい。
そんな「バレエ人」なんです
フィギュアスケートでいったら…パスカーレ・カメレンゴかも!
その時のイメージ「千里の道も ひとっ飛び
」が忘れられない私でした★