3月は結婚式が多いように思います。
やっぱり春に向かっていく、一番良い季節ですね。
1月末に、3月に挙式される方のウエルカム・ボードの絵をご注文頂いて、
2月中に取り組んでいました。
水彩画で、桜と「和」の結婚式をイメージしたものです。
「洋」は得意で何回か結婚祝いに描いてきましたが、「白無垢+紋付袴」は初めて。
とて~も不安。
他の仕事と重なっていたこともあり、ご注文を受けようか辞退しようか悩みました。
でも、思い切ってチャレンジ。
私は普段、自分の描きたいものを描いて、販売して買ってもらっていますが、
「ご注文」の絵も、たまに制作します。
到底無理なものはお断りしますが、「出来るかも」と10%くらい思えたらやってみます。
自分の好きなものばかり描いていると、苦手なモチーフは避けて通りがちなので、
絵の世界が広がらなくなる。
あえて「やったことのないもの」を描いてみると、意外と面白く、
新しい展開が出来たりするのです。
どうしたらそれを描くことが出来るのか、試行錯誤と回り道に時間を費やします。
描けるようになるまでのプロセスが、自分の中の何かを刺激してくれる。
だから「10%の可能性」を感じたら、それは「チャンスをもらった」ということになります。
その際、「お客さんのご注文通りにしなきゃ」とプレッシャーでガチガチになってると、
自分も楽しくないし、楽しくないと、絵の出来も良くない。
あえて、「ご注文」はいったん横に置いておいて、自分の好きなように描く。
「こうでなくてはならない」を、はずす。
文句を言われてもいい!ぐらいのおおらかさで。
そうすると、自分の気持ちがほぐれて解放されるので、ノッてくるんです。
「ノッて」きたら大丈夫。
最後までテンションを保って描き終えることが出来ます。
結果的に、新しい自分の絵も発見できるし、ご注文にもこたえることが出来る。
出来た絵は、3月10日のお式(披露宴)に使って頂いたあと、
新居に飾って頂けるということで、「ウエルカムボードでもインテリアアートでも」
どちらでもいけるような構成にしました。
いつも意識しているのは、「部屋(家)が明るくなるような絵」。
結婚のお祝いというのは、HAPPYが詰まっているので、私も超HAPPY^^
しばらく部屋に飾って満喫していました(笑)。
喜んでもらえるといいなあ(祈る)★