上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

宝石たちのきらめき★

2021-03-14 | バレエにハマって幾星霜
写真は1992年パリ・オペラ座日本公演のパンフレットより「春の祭典~ニジンスキー振付復刻版~」、女性はマリ=クロード・ピエトラガラ

今日、3月14日はパトリック・デュポンのお誕生日だったのですね。。。追悼日記は続きます。

さて大阪公演2日目は「グラン・ガラ」です。
ここが私が間違えた「水晶宮」でした。「ジュエルズ」と「水晶宮」ってどう違うの?
と今の今までよく考えてませんでしたが(汗)今回、あらためて調べてみました。

「水晶宮」は初演が1947年、「ジュエルズ」は20年後の1967年。両方とも振付はジョージ・バランシンです。
先日、「バレエ・リュッス」のことを書きましたが、ディアギレフ率いるバレエ・リュッスは、ロシア人で構成されているけれど活躍の舞台はパリでした。バランシンはそこで活躍した最後の振付家兼ダンサーで、のちにアメリカへ渡り、ニューヨークシティバレエを設立。アメリカバレエの始祖となりました。
この「水晶宮」は「LE PALAIS DE CRISTAL」=「クリスタルな宮殿」となってますが、その名にふさわしくキラキラと豪華な宝石たちが煌めくような、「抽象バレエ」です。演劇的物語性はなく、バランシンの作品の特徴である「音楽を踊りで表現する」典型的なバレエといえますか。

第一楽章が「アレグロ・ヴィーヴォ」。当時書いたメモを見ると衣装は「赤」。
各楽章ごとに、メインの人と数人の群舞で踊りますが、ここがデュポン&プラテル、モラン&ベラルビでした。
幕開けにふさわしい華やかな踊りで、上半身が赤い衣装のデュポンは、他ダンサーより一回り大きく見えました。とにかくずーっとキラキラ・キラキラ。そして空間パターンが大きい。
第二楽章が「アダージオ」。グレイの衣装。ここのメインはフランソワーズ・ルグレとシャルル・ジュド、クロード=ド・ビュルピアン&ジャン=イブ・ロルモーという組み合わせ。
アダージオなので、抒情的でゆったりとしたパートです。
第三楽章が「アレグロ・ヴィヴァーチェ」。緑の衣装。
ここのメインが当初、ルディエール、ピエドラガラ、男性がプルミエ・ダンスールのエリック・キエレだったんですが、大阪公演で張り出されたキャストはマニュエル・ルグリでした(!)
ルグリはまだエトワールになって日が浅かったんじゃないかなーと記憶してるのですが、とにかく、まぶしい若さが溢れ、「さわやかな風が吹く」踊りでした。線は細いのにオーラはすごい。大きな拍手が嬉しそう。
未だになぜ突然、キエレ→ルグリになったのかナゾなんですが、美しい彫像みたいなルグリに惚れましたとも。どんだけ綺麗やねん。
第四楽章は終章。「アレグロ・ヴィヴァーチェ」。これはメインがアヴェルティ、ヴァイエ、アルボ、男性はロモリとプルミエのオリビエ・パテでした。白い衣装で優雅に踊ります。
最後は全員が出てきて、赤・グレイ・緑・白、と華やかなカラーが揃い、大団円で大喝采なのでした。
この最後の「全員集合」って、目が10個ぐらい欲しいよね。煌めく宝石たちばかりだから、見逃したくないのに!でもこの大団円で見るデュポンは、「自分だけが目立てばいい」系でなく、ちゃんと監督としてみんなを率いている感じがしました。
ここでも彼の温かさ、空気の温度を上げるエネルギーが充満、絢爛豪華な「水晶宮」は幸せ過ぎました。。。

2本目は「イン・ザ・ナイト」。ロビンス振り付けです。ショパンの音楽に乗せて、合計6組の男女が細やかな情愛を踊るのですが、本当に「静かな夜は更けて」って感じで、暗闇の中、神秘的で美しかったです。

3本目は「プッシュ・カムズ・トゥ・ショブ」。1976年初演。振り付けはトワイラ・サープ。
トワイラ・サープ、一世を風靡しましたね~。アメリカでモダンバレエの振付師として大活躍しました。
もともとアメリカン・バレエ・シアターとバリシニコフのために作られた…とありますが、コミカルで奇想天外なステップとポジションが楽しい作品。バリシニコフの初演、見たかったね~。ここではデュポンがバリシニコフ並みに超絶技巧も駆使し、軽快に踊ってみせました。
「粋でかっこいい」のは得意中の得意ですね。でもこういう踊りがとても難しいんだろなあ。
以前、ルグリがドキュメント番組で「クラシックバレエを踊ったすぐ翌日に、モダンを踊らなくちゃいけないんだから。体がバラバラになっちゃうよ!」みたいな悲鳴をあげておられました。
やっぱり、クラシックとモダンでは、使う筋肉が違うらしく筋肉痛が起こるらしく。
でもそんなことはおくびにも出さず、バランシンからロビンス、サープまで、古典から現代まで踊りぬくオペラ座の踊り手たちは、厚みが違うというか脇役の人たちまで全て「美」で埋め尽くされていました。

パンフレットに、頂点(横綱)のエトワールから順に、第一舞踊手(大関)のプルミエ・ダンスール、その下のスジェ(関脇)、コリフェ(小結?)、カドリーユ(前頭?)と、全員の名前が書いてあります。
以前「パリ・オペラ座バレエ学校」の来日公演で、主役のシルフィードを踊っていたデルフィーヌ・ベイが、一番階級が下の「カドリーユ」のトップに名前が載ってました。
「ああ入団出来たんだなあ。。。でもここ(群舞)から頑張って!」と思わず応援してしまう。
バレエ学校を出たからといって全員がオペラ座に就職できるわけではなく、数名採用されたらあとの人は自分でバレエ団を探して、オーディション受けて生活していくのでしょうね。
その厳しい階級制度は、日本人には馴染まないかもしれないけれど、今、日本のオニール・八菜さんが上から二番目の「プルミエ・ダンスール」で踊ってらしゃいます。
誰が昇格するか?とか、自分の御贔屓のダンサーが上がっていくのを見るのも、オペラ座ファンのお楽しみかもしれません。そう。大相撲みたいに。
なつかしく、「パトリック・デュポン監督」のオペラ座公演の華やかさに、思いを馳せました★
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オペラ座のニジンスキー★

2021-03-12 | バレエにハマって幾星霜
パリの教会で行われたデュポンの葬儀の動画がほんの少しアップされていましたが、コロナでなかったらもっと国葬級だったかも。。。でも沢山の人に見送られていましたね。
デュポンのパートナーの女性と、ピエトラガラが抱き合っている写真に涙。
そしてオペラ座の追悼動画や過去の踊りを見てまたボロボロ涙・涙。
やっぱりねえ。年齢が近いから切実に「死」を実感しますのよ。ベジャールじゃないけど「これが死か」ですよ。
泣いても泣いても泣ききれないよ。

そしてまた引っ張り出してきました。昔々のパリオペラ座日本公演のパンフレット!
右が1992 年、左が1995年版です。二回とも「デュポン監督」が率いてきた公演ですね。
今日は1992年の公演のことを書きます。
私、先のブログで「デュポンが踊ったジュエルズ」と書いてしまいましたが、「水晶宮」の間違いでした。すみません。でも「ジュエル」「水晶」似てるっしょ(笑)。
大阪公演は、2/15が「ディアギレフ・プロ」、2/16が「グラン・ガラ」で、両方見ました。
東京、横浜、相模大野、名古屋、高松と回って大阪が千秋楽でした。凄いよ。今ならこんなにツアーしてくれないわ。やっぱバブル時代ね。

「ディアギレフ・プロ」は、あの天才ダンサー、ヴァスラフ・ニジンスキーが活躍したバレエ・リュッス時代の名作コンサートです。1800年代の終わりから1900年代の初め、ディアギレフという総合プロデューサーが率いるバレエ・リュッスが一大ブームを巻き起こしました。
当時としては革新的で、深い芸術性を示した振り付けと踊りだったのでしょうね。
ストラビンスキーやドビュッシーという「絵画のような音楽」を作る人たちが活躍したことも大きかったのかも。

一本目は「ペトルーシュカ」でした。
芝居小屋のドタバタ恋愛劇で、ペトルーシュカ役はシャルル・ジュド。バレリーナ役はヴルピアンでした。
華やかで祝祭的で、さすがオペラ座~(本場!)泣きそうでした。
ペトルーシュカって哀れなピエロで、演技力がないと勤まらないんですが、哀愁を漂わせた踊りと表情はさすがでした。

次は有名な「牧神の午後」。
牧神はデュポンでした。本当はシャルル・ジュドの当たり役だったから、ジュドを期待してたんですが(笑)。
そんなに跳んだり回ったりしない役なんで、男性にとっては見せ場がなく難しいでしょうね。。ってことは漫画「アラベスク」で知ったのよね。
見せ場が無いにも関わらず大評判になったのは、初演のニジンスキーの演技が素晴らしかったからですが、デュポンはとてもセクシーで「18 禁や」と思いました(笑)。
神話の世界そのものの舞台美術といい、美しい踊り手たちといい、いや~こういう演目はおフランス製じゃなきゃ駄目!とつくづく思いました。ニンフ役はナタリー・リケ。

次は「薔薇の精」。
少女が見たひとときの夢。
舞踏会のあと、部屋でまどろんでいると、大きな窓から美しい薔薇の精が飛び込んできます。
この「薔薇の精」役で、ニジンスキーの驚異的な跳躍と両性具有の演技力が評判になり、彼の代表作となりました。
少女を薔薇の香りで目覚めさせ、一緒に軽やかに踊る二人。
やがてまた薔薇の精は大きな跳躍で窓から去っていきます。
目が覚めた少女は、幻を見たのかと床に落ちた薔薇の花を手にして涙に暮れます。
これはマニュエル・ルグリで見たい所でしたが、大阪公演はロルモーさんでした(笑)。頑張ってましたが後にビデオで見たルグリ版は美しかったね~。
デュポン版は先日、動画で初めて見ましたが、最もニジンスキー版に近いのでは。高い跳躍、両性具有。。。夢みたい。

最後は「春の祭典」です。
ベジャール版はよく上演されますが、このニジンスキー振り付け版は「原本」ですね。ストラビンスキーのヘンテコな曲で(笑)、振り付けも斬新で、初演は大ブーイングだったとか。でも私、このヘンテコな曲が大好きなんす。
兼ねてからニジンスキー版を見たかったので、忠実に?再現された「春の祭典」をナマで見ることが出来て、いたく感激しました。
生け贄の娘役はクロティルド・ヴァイエだったと思います。
躍動感となんともいえない不思議な(アナーキーな)世界観が相俟って、これもまた「さすがオペラ座(本場!)」と唸らされました。

とにかく「人生初・ナマ観賞パリ・オペラ座」が「おもいっきりニジンスキー」で、さらにさらに「パトリック・デュポン監督」だったので、強烈体験過ぎる。
興奮冷めやらぬままに翌日を迎えたのでした★
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夢で再会★

2021-03-10 | バレエにハマって幾星霜
昨日、パトリック・デュポンの事をブログに書いたら、なんと夢で会ってしまった!
パーティ会場みたいな所で、タキシードでキメたデュポンを、遠くからドキドキ眺めている私でした。
さあ、パトリックがこれから壇上でスピーチだよ!ってところで目が醒めて。。。悔しい。もう一度会いたい。

そんなこんなで本棚の奥を探したら出てきました。昔買った写真集。
写真集といっても伝記本なので、ヴァルナ国際コンクールで金賞を獲った17歳頃から、エトワールになった20代半ばまでのドキュメンタリーです。
17歳の頃のパトリック可愛い。コンクールはママと一緒です。
「幼い頃、お祭りで危険なパフォーマンスをやる役に選ばれなかったらどうしよう!と悩むぐらい、目立つことが好きだった」
という述懐が全てを物語る、運動神経抜群の「学校一の人気者」タイプ。
いたずらっ子のまま大きくなって、厳格なパリオペラ座の「放蕩息子」とも呼ばれました。
とにかく、「顔」が大っきかったですね。バレエダンサーにしては(笑)。
でも大きいから余計にハンサムさが際立って、舞台では映えに映えました。タッキー(滝沢秀明)みたい。

デュポンが活躍した時代のオペラ座の監督は、まだ元気だったルドルフ・ヌレエフでした。
ヌレエフは振り付けもやっていましたが団員や評論家からは大ブーイングで、ストライキを起こしたエトワールもいました(^_^;)
確かに。。。名選手必ずしも名コーチならず。みたいな。
でも、才能ある若手ダンサーを次々と大役に抜擢して、デュポン、ギエム、ルグリ、ルディエール、モラン、イレール、と、パリオペラ座黄金時代を築き上げました。
デュポンもかなりの無茶をしたけど、ヌレエフには気に入られていたと思います。天才は天才が好きですから。

パリオペラ座で踊りまくりながら、ナンシーバレエ団やローラン・プティバレエ団、世界各国のバレエ団でも客演として踊り、日本には特に頻繁に来てくれました。

写真集を真面目に見返したら、バケツ一杯ぐらいは泣きそうなんで今は見ません。
私が一番好きだった舞台はなんだろう?
ヴァスラフ、サロメ、ドンキホーテに海賊(ギエムとは海賊のパドドゥを踊りました@「デュポンと仲間たち」大阪公演)。
でも一番好きなのは以前にも書いた「長靴をはいた猫」ですね。ローラン・プティにも気に入られ、キュートでダイナミックな猫役の「唯一無二」感は凄かった。
デュポン以外に猫役は考えられないぐらい。
プティの「小粋なエスプリ」がまた彼にピッタリでした。
とにかく大阪では土壌的にも良かったのか?「長靴をはいた猫」は、吉本新喜劇並みにウケました。爆笑でした。
バレエでも笑っていいんですよ!デュポンも客席が沸くと、ノリまくって跳んでましたから。

ベジャールの「ボレロ」も見ました。これは東京バレエ団客演。
クールで現代的で、ジョルジュ・ドンみたいな野性味や色気は感じなかったです。ちょっと合ってなかったのかな?でも今、動画で見ると素晴らしいなあ。
代表作の「サロメ」もベジャールですが、これは踊りというよりパフォーマンスで、正直よくわからなかった(笑)。彼の、役者としての存在感だけで成立するような作品でした。
デュポンはやっぱり明るいコミカルな踊りがいいよね~。ドンキのバジルなんかドスンドスン足音立てまくってたわ。

あ、でも「ヴァスラフ」は良かったですね。ノイマイヤー振り付け。
出世作だけあって、はりつめた孤独な世界に惹き付けられました。
デュポンは「磁場が強い」ダンサーで、誰と踊っても彼の踊りに吸い寄せられてしまう。
だから同じように強力な磁場を持ったギエムみたいなダンサーとのパドドゥは、微妙に合ってなかったと思います。
どっちも凄いから、見てて楽しかったけど「二人でひとつの踊りを作る」ではなく、それぞれが別の踊りを踊ってる感じがしました。
ギエムにはやっぱり「一歩下がってお姫さまに仕えるナイト」みたいな、ルグリやルリッシュがパートナーとして最適でした(個人的意見です笑)。

そんな「どの女性ともベストカップルになれない」感は、裏返せば「どの女性とも親友になれる」とも言えて、彼が踊ると男女の愛でなく「人類愛」を感じました。
空間が温かく、踊りへの愛で満たされている。
私はデュポンの「今、ここに生きている」踊りが、本当に好きだった。
なので、亡くなってしまったことが、当分受け入れ難い。
「やすらかに眠ってください」ではなく。
「天を自由に翔けてください」と言いたい。
病気も老いもなく、若く輝くような身体で。
素晴らしい踊りを沢山沢山与えてくれて、ありがとう。パトリック★
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パトリック・デュポン空へ翔ぶ★

2021-03-09 | バレエにハマって幾星霜
遅ればせながら、日曜日の新聞を読んでいてびっくり。
パトリック・デュポンが亡くなってしまった。61歳なんて。まだまだ若すぎる。

パトリック・デュポンとは、フランスのパリ・オペラ座のバレエダンサーで、歴史に残る大スターでした。
キャリア後期はオペラ座の芸術監督も兼任。
私が、シルヴィ・ギエムと並んで最も沢山の舞台を見に行ったダンサーです。
ギエムやデュポンの20代は、日本はバブル期で、バレエ団も頻繁に来日してました。
また「デュポンと輝ける仲間たち」という自主公演みたいな舞台もありました。
当時のチケットはまだ安かったですよね。5000円位からありました。
大阪の舞台は、フェスティバルホールか厚生年金会館。最前列で見たこともあります。

輝ける全盛期とは対照的に、キャリア後半期はあまり恵まれていたとは言えず、事故に合って大怪我をしたり、小さな舞台や小さなクラスで子供にバレエを教えてたりしたようで、ほとんど名前を聞くこともなく。
明るく華やかな踊りで、まさに「エトワール(星)」でした。
来日時の思い出は沢山ありますが、私がカーテンコールで投げたバラの花束を、しっかりキャッチしてお辞儀してくれた姿、今も甦ってきます。
豪胆に見られがちで、芸術監督就任時は「ナポレオンの戴冠」なんて言われましたが、感受性豊かでたいへん温かい人だった。
踊りに「愛」が満ち溢れているのですよね。
監督としてオペラ座を率いてきた時の、「ジュエルズ」とか輝きが凄かったなあ。

あまりのショックで、昨夜はメソメソと泣いてしまいました★
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大晦日ギエムが「ボレロ」を踊ります★

2015-12-29 | バレエにハマって幾星霜
シルヴィ・ギエムの「ボレロ」生中継!大晦日!
ジルベスター・コンサートっていうんですね。紅白終わってからテレビ東京系(ここではTV大阪)を見て年越しなんて…生まれて初めてかも。
録画しなくてはいけません!
もう二度と…踊るギエムが見られないのならば
ギエム年越し「ボレロ」に関して・公式HPより
BSでもやる!これなら地方の方も大丈夫そうです。

どうしよう。
緊張し過ぎて画面見れないかも。フィギュアと同じ…今から緊張してる(笑)。
そういえば、この間浜松に行った際に、仲良しのIさんが「ギエム見てきたよ!素晴らしかったよ!」と絶賛してはりましてん。
ツィッター見てても各公演絶賛のようで
そしてどうも、大ちゃんがNYから帰国直後?ぐらいに、彼女の舞台を見ていたような情報が!?あーやったー。嬉しいー。
大輔さんはギエム初見参ではなかろうか。
テレ東と大ちゃんは深いご縁があるのです。
数々のアイス・ショーのプロデュースもだけど、ソチ五輪直前の熊川哲也氏との対談企画もテレ東さんのお膳立てだったのよね。
あれ良かったよね。泣いたわ
なんつうか「高橋大輔をよ~くわかってくれてる」のがテレ東だ。決してテレ朝ではない(笑)。
もしかして、テレ東~バレエ~高橋大輔~の流れで、このギエム特番にも大ちゃん、からまないだろうか。熊川氏と一緒にが出てきてくれてもいいのよ
あーそんなサプライズないかなー。踊り終わったあと、ギエムのインタとかあるのかなー。

ギエムももう50歳なんだあ。でもIさんのお話では「全然衰えてない!」ということで、驚異的つうか「ああいつもの彼女なんだなあ」と。
はい。全国の皆様、バレエの至宝が!このジャパンで!踊りを終えます!
絶対見とくれやす(何故か関西弁)
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肉食草食対談★

2014-01-02 | バレエにハマって幾星霜
年末の話になりますが、クマテツ×ダイスケ対談、良かったあ
あれを見て、高橋大輔ファンは安心して年越し出来たのではないでしょうか。
それにしても、「肉食系・熊川×草食系・高橋」って感じで、この二人で飲みに行ったらどーなるのか(笑)。
大ちゃんの赤いセーターもまた良かったなあ
フリーの衣装、赤がいいな。運気的にも!
ウエストサイドストーリーで着てたような、赤シャツでいいんちゃうかな。

クマテツ先生(もう“先生”だ)、あのタイミングで簡潔に、大ちゃんに薬になるような良いこと言ってくれるのよね。さすがだ。怪我してて全日本5位の直後って、普通の人間だったら、「どう声をかけたものか」と引いてしまうと思うんだけど、哲ちゃんは「ズバリ」突いてくるの。それもちゃんと大ちゃんの体の状態を気遣いながら。
「対談」というか、大ちゃんの胸のモヤモヤをうまく引き出して、「それはこうなんじゃない?」と整理してくれる。ほとんどカウンセラーだ(笑)。
分野は違うとは言え、私はもう、クマテツ氏にソチまで大ちゃんのそばについてて欲しいくらいだわ。。。

思えば、熊川哲ちゃん最初に見たのは16歳(15歳か?)のローザンヌ・コンクール。東京大会!地元で金メダルを獲って、華々しく羽ばたいた熊川氏でありました。
当時の(1989年)ダンス・マガジンをひもといてみると、私が持ってる号のインタビューは、ローザンヌ金賞獲った直後。ロイヤルバレエ入団早々の頃。
可愛いのですよ。あのころ日本はバブル時代。クマテツ氏はジャニーズ的というか、とにかく目立つアイドルでした。インタビューの「イケイケドンドン」味は、その頃と全く変わっていない(笑)。強気で切れ味鋭く、でも面白い男の子。
その後ほどなくしてソリストに昇格しましたが、そんな頃、主役の男性が怪我をしたか何かで、クマテツ氏に王子様役が回ってきました。
わずか1日で振付を覚えねばならず、勿論彼は完璧に踊ってみせるのですが、出番前の楽屋で、「メイクをする手が震えてた」そうです。
あのクマテツ氏でも「震える」ことってあったんだな。。。
人間そんなもんだ。それでも勇気を振り絞って乗り越えていくんだ。

大ちゃん、先輩の厳しくも温かい激励にグサリと胸を突かれて、気分一新出来たらいいな。ああ企画してくださったTV東京(なのか?)、哲ちゃん、感謝いたしまする★
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シルヴィが来たっ★

2011-10-24 | バレエにハマって幾星霜
フィギュアもGPシリーズが遂に始まり、でも野球もクライマックスシリーズだったりして、忙しいスポーツの秋
うちのオカンは今まで風邪で寝込んだことなんて数える程しかなかったのですが、先週から高熱を出しダウンしてしまいました。さすがに年齢を感じます。
時節柄、皆さまも御自愛ください!私も気をつけないと、N杯行けないよ!

さて、世界屈指のバレエダンサー、シルヴィ・ギエムが来日しています。
20日に記者会見があったそうですが、ニュース見逃した~(++)
彼女は今年「HOPE OF JAPAN ツアー」と称して、東北大震災チャリティ公演を企画し、10~11月と日本国中をかけめぐってくれるそう。既にガラ公演は東京で開催されてますが、いくつか感想ブログも上がっていますね。
そして、岩手・福島での公演も決定!したとか。すごい。東京やその他の地でチャリティ公演は頻繁に行われていますが、世界のトップバレリーナが「被災地で踊る」ことを躊躇なく決めて、実行してくれることがすごい。でも、ギエムならそうするだろな、と私はちょっと思っていました。

ギエムと日本の縁は深く、東京バレエ団との共演は実に長きにわたり、ファンを楽しませてくれましたね。本国のフランスより、日本にいる方がギエムの舞台を見るチャンスがたくさんある。。。なんて言われてましたが。
でも、初来日は16歳の時の、パリ・オペラ座バレエ学校日本公演なのですよね。「二羽の鳩」の主役の踊りを先日、ロシアのドキュメンタリー動画で見ましたが、感涙ものです。やっぱり16歳の時からギエムはギエムだった~~~素晴らしい。
私も、バブリーなOL時代、ちょうどギエム全盛期(いや今でも全盛期ですよ)だったので、しつこくしつこく来日公演を見ました。
パリ・オペラ座時代の世界バレエフェス。この時ルグリと組んでたんだから!もう、まばゆいダイヤモンドが二粒ピカーッと輝きまくって、どっちを注視したらいいのかわからず目が泳いでた(笑)。どちらも今や世界の巨匠となってしまいましたが、「この世にこんなに美しいものがあっていいのか」状態(笑)。若かったなー。
このバレエフェス大阪公演では、確かもうひとつの演目がシリル・アタナソフとの「ノートルダム・ド・パリ」だったのですが、ギエムのエスメラルダはとんでもなく足が上がり、扇情的で強烈でした。
ロイヤルバレエのドン・キホーテ。大阪公演にまさかのキトリ役で出演!配役アナウンスが事前に無かったので、超ラッキーな出来事でした。
「デュポンと仲間たち」の「ルナ」や「海賊」。海賊のパ・ド・ドゥは自分のお仲間ツアーでも、ペーター・シャウフスと組んで、ギエムデザインの衣装で踊ってました。シャウフスがもうかなりお年で、おまけに身長が低いので、ギエムのお相手を務めるのはとても大変そうでしたが(笑)。

今回のツアーで、なななななんと!封印していたはずのベジャールの「ボレロ」を踊る!
「最後のボレロ」とか「さよならトゥ・シューズ」とか、そんな公演名でここ数年日本公演をしていたから、ギエムももう遂に、超前衛のダンスしか踊らなくなるのかな。。。そんな寂しさも感じていたのですが、「ボレロ」と共に踊る予定の「ルナ」はトゥ・シューズだしな。。。
「最後」とか「さよなら」というのは、余りあてにならないものですね(笑)。でも、嬉しい誤算。
何がすごいって、シルヴィは今(たしか)46歳なのですよ。
46歳の女性が「ボレロ」よ!!!^^;
20歳の男の子でも「ぜーはー」言うようなシンドイ演目であるボレロを、しかも全国ツアー。
やっぱり人間離れしているとしか言いようが無い。。。ああ偉大なりギエム

私は若い頃のギエムで「ボレロ」大阪公演見ているのですが、正直余り「おー!」と思わなかった。
やっぱり女性は「重み」に欠けるというか、綺麗で正確で素晴らしいんだけど、「軽すぎる」のね。胸ぐらをグイと掴まれるようなド迫力は感じられなかった。
もっとも、この前の週に高岸直樹さんで「ボレロ」を見てしまってて、あーやっぱり男性は力強いよね~。「ドスン!」「ドン!」とくるもんね。筋肉と骨の重みが違うのだわ。。。と比較せざるをえなかった。
でも、その後10年は時を経た「ギエムのボレロ」をNHKでノーカットで見て、うっひゃ~と。
進化というか「深化」著しく、「ギエムにしか出来ないボレロ」になっていたのでした。そう、「偉大なりギエム」。ベジャール色はもう無く、あくまでも彼女の世界の色でした。
46歳と言えば、普通のバレリーナはもう引退してはる年齢ですが、ますます自分の芸術を深めていくギエムを尊敬しています。
機会あらばぜひナマで見てみて
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ルグリ最後の60日★

2009-09-20 | バレエにハマって幾星霜
あの番組を録画出来た私って、なんて幸運なんだろか…。
(BSで以前にやってたのは知らなかった)
だってだって、放送開始1分前に新聞のTV欄見てて知ったんだもん(笑)。録画間に合ったんだもん。

マニュエル・ルグリは遂にパリ・オペラ座のエトワールから引退したのでした。ダンスマガジンの記事だけでも涙がこぼれたのに、映像だったらどうなるのかしら…でも意外と冷静でいられた。NHK教育で、彼の引退公演の日までを密着取材した番組を見ました。
冷静で幸福な気持ちで見られたのはきっと、ルグリが「円満退社」だったから。現在も衰えを見せてないし、今後も踊り続けるし、なんと来年からウィーン国立歌劇場の芸術監督就任というじゃないですか~。
ウィーンといえば、以前、ヌレエフが監督に就任して物議を醸したけれど。ルグリの性格を考えたら、まあ穏便にやってくれるでしょう。。。
怪我をしてやむなく、という幕引きでなくて、定年までずっとトップの存在で皆の尊敬を一身に集めて最高潮で終わる、という。
最後の「オネーギン」の、なんという美しさ。全幕見たかったなー。
「ドン・キ・ホーテ」はあれ、30代半ばじゃないか?と思うけど、しなやかでかつ鋭く、若々しいのに重みがあり、チャーミングなのに上品。
これぞクラッシックバレエ。これぞ天下のオペラ座の貴公子。
なーんかもう、「物腰」だけで「おとぎの国の王子様」だもん。
美男ではあるけど、それだけではないよ。
スッと手を上に上げただけで「素晴しい事が始まる~」と、ワクワクするもん。
それが、「極上のエンターティナー」というもんではないでしょうか。

若い頃は、パトリック・デュポンの奔放さ、狂気にも似た才能にノックアウトされてたけれど、月日が経ちダンサーの成熟度が増していくと、ルグリのダンスの味わい深さに、どんどんハマっていった私。
男の魅力は「年月を経た渋み」や!
若くて可愛いだけでは、中身が無い!
永年の辛苦を乗り越えた男こそ、内側から魅力を発散する!

この間、NBSニュースを見てて仰天したのですが。
「ルグリ&ギエム!奇蹟のカップル、再びタッグを組む!」
なにーっ!?
以前も書きましたが、このお二人、お若い頃には恋人同士でもあり、バレエのパートナーでもあったのよね。
でも、若く美しく才気溢れるギエムはルグリを振り切って(?)、一人イギリスへ渡り「世界の女王」として君臨。写真家の恋人と暮らしてらっしゃいましたが。
今ここに二十年余の時を経て、お互いフリーダンサーとなって再会…ああ、何を踊るのだろう。どんな会話を交わすのだろう。
想像しただけでも気絶しそう。
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ロミジュリ見よかな★

2009-07-10 | バレエにハマって幾星霜
そろそろ、夏以降のホテルとかイベントチケットとか、調べて予約しなければ。NHK杯は長野ですよ。行きますよ。あたしゃ!11月だから雪降らないよねー?
その前に、世界バレエフェスティバルが8月にある…もう、ルグリもギエムもマラーホフも、見るチャンスとして最後かな。私ぐらいの年齢ですからねー。
でもバレエフェスはチケット高いのよ(泣)。オマケに東京公演オンリー。
それを考慮したら、神戸国際で10月にあるKバレエの「ロミ&ジュリ」を見ようかな。クマテツもですね。いつまでも若くない。見るなら今のうち!
お友達の話では、5月の「ジゼル」、あの大怪我からの復帰舞台で、感涙ものの名舞台だったそうです。でもHPを見たら、ジュリエットのヴィヴィアナ・デュランテは5/9の舞台で怪我して降板してたんですねー。
バレエダンサーも、あんなに華麗に舞うのに、なんとも過酷な職業です。今まで余りクマテツ氏を買ってなかった私ですが、辛い怪我を乗り越えて、どんな表現を見せてくれるのか。まことに興味があります。
それにKバレエは舞台美術のデザイナーさんが良さそう。正直、東京バレエ団には最近余り食指が動かない。上野水香さんだけは見たいのだけど。東京バレエは舞台美術がシンプル過ぎて、ゴージャス感に欠ける!
KバレエカンパニーのTOP、美しいラインやね~→
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カナダナショナル&白鳥の湖

2008-01-19 | バレエにハマって幾星霜
さて、フィギュアの国内選手権もいよいよ大詰めとなりますが、北米勢は四大陸・ワールドへの派遣選手選考の上でも、重要なポイントとなりますね。
ジョニーの仕上がりも気になる「いよいよの」全米の前に、まずはカナダ・ナショナル。男子SPが終わりました…が。
1 ジェフ
2 パトちゃん
3 メイビー
4 チペール君
5 アンドレーエフ
6 ソウヤー
7 レイノルズ
リザルトはここ→Skate Canada
ジェフは貫禄の首位発進!80点越え!どうも昨年のSP「アディオス・ノニーノ」に戻したんだよね。その方がジャンプ跳び易いのかな?頑張れ~ジェフ~!パトリック・チャンは3Aで転倒だろうか…(><)。でも転倒してもTES40点越えってスゴイ。エマさんが遂にお休み取っちゃったのは寂しい限りですが、このままだとメイビー危ういよ~。なんとかして~(密かにメイビーファン)。
カナダは2枠だったよね…世界選手権。
★★★
昨夜、TVつけたらぐーぜん「白鳥の湖」やってました^^始まるところだった!ラッキー★しかも、私の好きなキーロフではないか(あ、今は“マリンスキー劇場”なんだ)。今季は「白鳥」に色々とご縁がありますね。嬉しいね。
今、世界№1プリマ!と人気の、ウリヤナ・ロパートキナが主演でした。でも王子様は知らない…誠実そうだけどちょっと「華」に欠けるな~ロパートキナが長身だから、どうしてもパートナーは、背が高い人でないと成り立たないのね。道化役の小柄な男性が良かった!
ロシアの「白鳥」は、昔はせーっかく見に行っても、途中でよく居眠りしてました(笑)。ボリショイとか「古色蒼然」としてて。でも今は退屈じゃないな~群舞まで見応えがありました。王子とオデットのしっとりしたアダージオが特に好き。
「白鳥の湖」の曲って、チャイコフスキーの初演時は大ブーイングだったのね…今や世界の名曲とされるのに。あらためて、起伏に富んだ美しい曲だな~と思わずにおれません。
いつもスケート見る時は、「動き」ばっかり集中してしまうのだけど、これからは耳も使おう♪音楽♪にも注意して意識を向けたら、もっともっと楽しめそうな気がするなあ(フィギュアの曲編集は耐え難い!という人もいるけど)。

しかしロットバルトの「クマ取りメイク」…歌舞伎っぽかった…。トサカのようなローマ兵士のような頭が不思議だ。
あ、「ダ・ヴィンチ」で再び山岸漫画も楽しんでます(!)
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★服部君、TRに出演★

2007-06-09 | バレエにハマって幾星霜
★バレエダンサー・服部有吉さんの特集が、本日あるみたいです
  6月9日(土)
   教育TV 23:00~23:45 「トップランナー」にて

詳しくはトップランナー(TR)のサイトや新聞でご確認を。
「ダ・ヴィンチ」の山岸涼子さん「テレプシコーラ」特集でも彼の記事がありました(Mさん、どうも)。作曲家・服部良一氏のお孫さんで、ハンブルグバレエでの活躍はつとに有名。
私は「情熱大陸」で以前に見て、小柄だけど鋭敏なダンスにとても驚いたものです。確か身長162cm…欧米でこの身長で男性ダンサーがやっていくには大変。でも、振付家ノイマイヤーに個性と能力を認められて、「彼だけのポジション」を獲得したんですよね。今は、カナダのバレエ団へ移籍されたみたいですが、この6月にも日本で公演があるようです。
興味のある方は、服部君の公式HPへ。

TR=トップランナーでは、ファイナルで優勝する前の村主章枝ちゃんとか、吉田都さんも熊川君も小林十市君も…けっこう、舞踊系の人は出てるんだわ(あの時は「教育」ではなく「フツーのNHK」放映だった)。
村主さんの時は、練習リンクの新横浜アリーナへ向かう途中でいつも購入する、という「いちじくのパン」を持ってきてくれて、スタジオのお客さんにふるまっておられました。ちゃんとカゴに入れて小さく切ってあるのです。すっごく美味しそうだった!(なんてゆー名前のパン屋さんなんだろ?)
「余り厳しくダイエットしない」という事でしたが、章枝ちゃんのそれまでの「おしとやか」なイメージとちょっと違って、明るく現代的な女の子~って感じだったので、私はとても好感持てました。
あー。大ちゃんも早く出ないかなあ~。「情熱大陸」と「TR」(笑)。
これからアサイン見てきます^^; →ISUはこちら。
んで見てきた。
NHK杯よりぶっちゃけGPアメリカを私は見に行きたい…かも(豪華!)
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吉田都さん

2007-04-24 | バレエにハマって幾星霜
今夜9:00~9:45にNHKで、バレリーナの吉田都さんのドキュメントがありますよ。楽しみ★(録画録画…)
★訂正と再放送のお知らせ
↑すみません。「夜9時~」ではなく「10時から~」でしたね^^;
しっかり「ニュース」録画してしもた。がび~ん(泣)。私みたいな人はいないよね…皆、新聞読んでるよねっ(いたらゴメン)
え~。見逃した方には再放送があります→ NHK番組表
 ★再放送スケジュール★
  NHK総合 5月1日(火)1:55~2:40(夜中だっ)
  NHK総合 5月1日(火)16:05~16:50
  BS2   5月2日(水)17:15~18:00   

んで帰ってきたら、サラリーマンNEOやってたので、夕飯食べつつ見てしまいました。好きやわーこれ。生瀬勝久が好きなのよ。「トリック」で好きになったのよ。
「ゆるナビ」が終わってしまった…と泣いていたら今度は「若い男系」癒し番組なんだもの。もーたまらん。この不条理ギャグ。おかしい。NHKって何気にレベル高いんだ(ホンマかい)。「ケータイ大喜利」もお気に入り。

このところ、ずっと夜10時半頃まで仕事場にいます。もう「笑うっきゃない」状態(笑)。締め切りから逆算したら2日で1枚描かないといけないんだよね…。あははあはは。でもやるだろう、あたしは。やれ。やるっきゃない。
3月はほとんど納品とフィギュアに費やして、4月前半まで余波をひきずってたもんで、や~っと「現世」に戻ってきた感じです。いつもだとワールドの後はウツっぽくなるんだけど、今年は早めに現世復帰。いや、戻らないとイエテボリへの旅費が稼げないぜ…とか。でも、ソソるのよね。イエテボリ。夢だけ見せて、とか(笑)。
しかし、無理くりしてワールド見に行って良かったです。今も選手達の姿を思い浮かべながら「頑張れよ、あたし」とカツ入れてたりします。
そういや大ちゃん、シーズン始めは「オペラ座」を、「体力の限界に挑戦するプログラム」と言ってたのよね。でもちゃんとモノにしとるがな。正直、2年がかりのプロジェクトでは…と思ったときもあったのに。人間の可能性って何じゃろな~と思わざるを得んのよ。
ならば、あたしも限界に挑戦しないとね。そう思って、「挑戦中」です。

(都さんの録画、いつ見られるのやら~どうでした?)
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ロミオから「Cutting Edge」

2007-02-08 | バレエにハマって幾星霜
ということで、「すーぱーばれえれっすん」録画見たわー。あー。あー。あー。
ロミオの模範演技で踊ってた、エルヴェ・モロー。素敵やったなあ~(^▽^)
なんて美しく踊るんじゃろか…いや、考えてみたら私、エルヴェ・モローがパリ・オペラ座バレエ学校の来日公演で踊ってた時、舞台で見てたんだ。
あれは確か…最上級生同士のカップル…エレオノーラ・アバニャトと組んだ『ダフニスとクロエ』だったわ(モローでなくダブルキャストのニコラ・ポールだったのかも)。あれで「ダフ&クロ」に耽溺してしまったんだよね。
あれから時は過ぎ少年は見事、エトワール“輝く星”になったんやわ。感慨深いよ~。なんたって私がパリ・オペラ座を熱心に見てた時代って、ヌレエフ~デュポンの監督時代ですけん。ルグリは貴重な、ヌレエフ時代の“生き証人”的エトワールなのよ。

それにしてもバレエの稽古であれほどまでに、微に入り細に入り指示が出るとは。
人を感動させる踊りって、見る方は「はあ~(タメ息)」で済むけど、パフォーマンスする方は大変なんやね。
最近、「Cutting Edge」をお風呂で毎日読んでいて(何故にお風呂?)、「表現」とは何ぞや~と深く考えていたところへ、本屋でこのバレエ・レッスンのテキストを見つけて、読んでまたまた感じいってしまった次第です。

スッと手を前に出す動きをするだけでも、そこには意味がある。
「恋人に懇願しているのか」「神様に祈っているのか」「愛しているのか」「拒否しているのか」…それを考えながら手を出すのと、何も考えず手を出すのとでは、天と地ほど違いがあるということ。
回転するにしても、跳躍するにしても、アラベスクする(片足を後方に上げる動き)にしても、そこには一つ一つ「表現の意味」があって、「心」が宿っていなければならない。いや、「心」を表現するために、「動き」があるのだということ。
…そういうことが、バレエダンサー・ルグリ先生の言葉でテキストに書かれてあるのですが、スケートでも同じではないかな。

たとえば「今、ここに風が吹いているよ」と表現したくて手を前に出すのと、「振付の先生がやってるからその通りにやる」のとでは、全く伝わり方が違うんじゃないだろうか。
自分の心で感じながら踊る(滑る)人と、「振付だから」踊る人。
プロポーション抜群で体も柔らかいのに、余り感動しない人もいれば、体型的には恵まれてなくても、抜群にその動きで魅了する人もいる。その違い。
バレエもスケートも表現技術は異なるけれど、肉体を使った芸術であることには変わりはない。
人を感動させる「何か」…その秘密は。やっぱ「心で演じる」ことなんちゃうんかなー。そのために「技術」があるんやろなー。

とまあ私がフィギュアスケートでいつも感じていることに、この度のルグリ先生のお言葉が、ドンピシャリとハマッた、と。そんで、この「すーぱー・ばれえ・れっすん」のネタを引っ張ってきた、と。
要するに「お風呂でカッティング・エッジ読んじゃった」ふむむ…から「肉体芸術論」へと持っていきたかったのですが、さすがに素人(笑)。うまくいきませんでした。頓挫したまま終わりますよ…あれー。
どっと笑い。
             
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ちょっとバレエを

2007-02-05 | バレエにハマって幾星霜
久々にバレエのお話。
バレエファンの方ならもうとっくの昔に見てるはず。
マニュエル・ルグリの「スーパー・バレエ・レッスン」
NHK教育TVで毎火曜夜7時25~50分に放映されています。
パリ・オペラ座の偉大なるエトワール、マニュエル・ルグリが先生役をつとめ、若い踊り手を生徒役にして指導していく、という日仏合作?企画。
スゴイですね。フランスのTV番組を日本が借りてきたのではなく、NHKがオペラ座に依頼して番組を作っちゃうって。贅沢、贅沢!
マニュエル・ルグリはクラシックバレエの典型的な王子様タイプですが、今、40歳過ぎくらいでしょうか。オペラ座に在籍しながら、世界中で永年トップダンサーとして活躍してきました。ノイマイヤーからキリアン、ベジャール、フォーサイス、と、コンテンポラリーの表現にも優れています。
とにかくまあ、マラーホフとはまた違う、私の超・超・お気に入りバレエダンサー。美しい。全ての動きが美しいのですよ。「これぞ芸術」なのだわ。
…と番組を紹介しながらも、私はずっと見逃していて実は初めて見るんですが(笑)。暮れからスタートして、3月まで放映があるようです。

★しばらく忙しく、コメント・TBともお休みさせて頂きます。よろしく★
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マラーホフ・トークショー@大阪(その2)

2006-08-30 | バレエにハマって幾星霜

熊川哲也君のトークショーがありますよ。詳細はコチラ。
申し込みはまだ間に合います!(私は行けません!)
しかし「熊川特別出品のFUROSHIKI」って…フミヤ的デザインだろうか(疑念)。

さて、ウラジミール・マラーホフ@大阪。こっからは「トーク」の「ショー」。
事前に配布されたQ&A用紙にお客さんが質問を書き込み、そこから司会者がチョイスして…という、あの「大ちゃん・倉敷トークショー」と全く同じ形式。
選んだ質問が、ちょっと常識的なものばかりで、「マラーホフ・初心者」の人には新鮮かもしれないけど、「マラーホフ・ベテラン」には、物足りなかったかも。私は「結婚相手はバレリーナでなくてもOKですか?」とか「これから踊りたい振付家は?」等書きましたが、見事にボツ。

★オフの日は何をしていますか?
  オフがあったら…食べてるか、寝てるか、友達と会ってるか。とにかく
  リラックス第一!バレエの為の休息です。でも休みは殆ど無いかな。
  …無趣味っぽい。前に“無免許だからもっぱら移動は自転車だよ”と言ってた
   が…。そしてその自転車でコケたとか。

★ライバルはいますか?
  いません(笑いながら)。コンクールに出てた時は競争者がいましたが、
  バレエは勝負事ではないのです。ダンサー同士でライバル関係はありません。
  …普通「いない」って答えるよね(笑)。
   でもバレエフェスでは微妙に火花散ってません?

★あなたのジャンプは着地で音がしません。どのように習得したのですか?
  幼い時、足の裏に装置をつけて…冗談です(笑)。
  何百回も何百回も繰り返し練習したのですよ。
  …有名な「マラーホフの無音の着地」。
   “ドーン”でなく“ふわー”です。あれってやはり技術なのね。

★大阪で気にいったところは?
  まだホテルと劇場の往復しかしてないのです。とても忙しいので。
  …「この後“そごう”でお買物もして頂きましょうね~」と司会者が振るが、
   余り気乗りしてなさそうな…。大丸も高島屋もありまっせ。

★バレエの作品で、好きなもの、嫌いな(苦手な)ものはありますか?
  全ての作品に興味があります。モダンでもクラシックでも。
  苦手なものは何も無い、という気持ちで取り組んでいくのです。
  …現在の「指環」のローゲ役もかなり衝撃的ですが、確かに限界を作らず
   取り組んでいる模様。「ドン・キ」のガマーシュ役は面白かった!

★現在(芸術監督も兼任で)すごく忙しいと思うのですが、どのように対処を?
  僕は忍耐強いのです。とても忍耐強い(マラーホフは山羊座)。
  だから、全ての事柄を前向きにとらえて、ネガティブなことを余り考えない
  ようにしているのです。
  もっともとても忙しいのは事実ですが、バレエが大好きなので。
  …ロシア系・極寒の国の人って、確かに根性がハンパじゃないイメージが。
   そういや、マラーホフの愚痴って余り聞いた事がない。

★何度も来日してらっしゃいますが、日本で好きな場所や事柄は?
  いつも行くレストラン…(お気に入りが東京にあるそう)、買物(服や靴を
  よく買うらしい)、初めてバレエ学校公演で来た時から仲良くしてる友達に
  会うこと…、楽しみは沢山あります。
  そうそう、日本に来たら必ず焼肉を食べますね。
  …なぜ「日本で焼肉」?いつもは魚貝類をよく食べるそうです。

★特別な健康法とか、トレーニング法はありますか?
  ありません。バレエをやっていることが健康法だから!
  …ごもっとも!

★日本の食べ物で好きなものは?
  うに、銀ダラ、ふぐ、くさや …最高ですね!
  …このネタが最高にウケました(笑)。
  「くさや」って。貴公子マラーホフが「くさや」って。
  (くさやってこんなん。

★引退後は何か予定がありますか?
  引退は…まだまだ踊っていたいので今は考えていません。いつか考えなくては
  ならない日が来ることもわかっています。でも今は踊りたい。1日でも長く
  踊っていたい。僕の人生がバレエそのものなのだから。
  …引退・隠居説は全否定。「Ballet is my life!」と力強く。

私が文字で書くとイマイチなんですが、実際はかなり笑いも起っていて、終始和やか~なムードでした。
ウクライナ生まれのマラーホフの英語は、私にも聞き取れるくらいの明快な発音。ゆっくりめで文法も解りやすい。日本だから解りやすいように喋ってくれてるのかな。ジョニーもこんな風に喋ってほすい…(ネイティブの方は早い~)。
英語の解り易さに加え顔の表情が実に豊かで、笑いを誘う。さすがに舞台人です。
終始、笑みを絶やさず、でもしっかり誠実に答える。足を組んで座っていますが、マイクを持つ右手の薬指にはキラリン指輪が。その意味は?(私、情報に疎いもんでお相手は知りませんー)
それにしても、「神のナルシス」に「くさや」を食べさせた人って誰や(笑)。

さてここで「マラーホフと握手!」タイムです。お客さん全員と!
急にハンカチで掌の汗をぬぐう私(汚いな)。
壇上のマラーホフはすっくと立ち上がり、みーんな卒業証書をもらう生徒のように、ゾロゾロと並びます。男性は5~6人でしょうか。女性の年齢層はやや高め。クールな人もいれば失神しかけの人もいます。親子連れ多し。ちっちゃな子供には特に嬉しそうな笑顔で答えるワロージャ。
はらしょー!すぱしーば!
…ああ、織田君にロシア語をもっと習っときゃよかった…もう駄目だ。
英語でいけ。「タダでは帰らへんで」という関西人根性だけが先行する私。

「はろー(思いきり日本語英語)」握手。ワロ-ジャ、目を合わせて笑顔^^
(手を握りしめたまんま←ここ、ポイント)
「あいはどすぃーんゆあぱふぉーまんすあっとおおさかひゅういやーずあごー。
 すりーぴんぐびゅーてぃ…ろみお&じゅりえっと…」
「やー!すりーぴんぐびゅーてぃー?」
「すりーぴんぐびゅーてぃー!うぃずとーきょーばれえ!」
「やー^^○■×◎▽∞×…!(何か言ってくれたが緊張で忘れた)」
「…びゅてぃほー&わんだほー(誤魔化す)!ぷりーずえんじょいおーさか!」
「さんきゅー!(^▽^)/」
おわり。

4年前にもマラーホフとお喋りしてるのに、その当時から何の深みも増す事の出来ない私の英会話。いかん。「ジョニーと英会話」でしくじった経験を、またしても生かせずに終わってしまったではないか。
日本語で話しかけたお客さんの言葉は、必ず隣の通訳の女性が英訳してくれて、マラーホフも懸命に「うんうん」と、うなずいてくれます。その様子が、
優しい!(前からだけど)
可愛い!(前からだけど)
あたたかい!(前から…)
いつまでもいつまでもそばにいたくなる~!(^^)
「お付き合いするならマラーホフ」これね。「火遊び」ではないですね。
「ダンナさん」「パパ」って感じでもないですね。あくまでも「お付き合い」ね。
さすがに彼ももう38歳なんで「息子」ではないね(笑)。

…お付き合いしていただけるか否かは別にして、あの百数十名とぜ~んぶ握手して(決してベルトコンベヤー的にではなく)笑顔満載でいてくれたマラーホフの周囲は、「じわわわ~ん」と、あたたかい空気が満ちてくるかのようでした。
やっぱ年齢を重ねて「大人の滋味」ってもんが滲み出てます(笑)。包容力というか。落ちついた紳士なんだけど、若々しくて甘くてキュート(もう何を言ってるんだか自分でもワケわからん)。
希望者はサインも貰えたみたいだけど、プレゼントされたのが花束一つだけってのもなんとも寂しい。事前に「プレゼントの手渡し出来ます!」って、そごうも書いておいてくれたらいいのに。あ、でもそう思うのは、ここんとこのアイスショーの影響大かな、私(笑)。

会場入口には、洋書の写真集(でかっ!)や、彼のお母上が書かれたらしい新刊本が山積みに。DVDもいっぱい。チャコットのレオタードやバレエグッズ、とにかく何でもいいから購入したら、マラーホフ直筆サイン色紙が貰えます。先輩Oさんがレッグウォーマーを購入して、私にサイン色紙を譲ってくれました(私ったら何も買わない)。でも結構余っていたような…色紙^^;

東西ドイツが統合されて、ドイツに3つあった大きなバレエ団が、「ベルリン国立バレエ団」として巨大な1つの団体になりました。
マラーホフはそこの芸術総監督になったのですが、自分もまだ現役のトップダンサーとして踊っています。むっちゃ大変ですね。体力も頭脳も。休む暇がない。
それなのに、この余裕と落ち着き、可愛らしさはなんなんだろな~。
好きな事を120%やって生きている。そして賞賛されている!という輝きに満ちているというか。勿論、良いことばかりではないだろうけど、「僕は忍耐強いんです」とキッパリ言ったのは初めて聞いたような気がする。柔軟で好奇心旺盛だけど、自分の信念で、曲げない所は絶対曲げないような。彼の指導するバレエの練習は、とてもとても厳しいそうだし。
日本人的「謙虚」とはまた違う、誠実であたたかい人柄を感じさせるマラーホフは、来年も来日して踊ってくれるそうです♪(何だろ?ガラ・コンかな?)
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