フィギュアスケートのパンフレットって大抵2000円くらいするんです…久しぶりに映画のパンフを買ってみたら、750円?安くてビックリ!
いや、なんでもかんでもフィギュア規準に慣れてるといかんいかん。安くないっ。フィギュアが高過ぎる!
帯状疱疹になる前に見に行っておいて良かったー。先月、窪田正孝くん目当てで楽しみにしていた「ヒーローマニア−生活−」という映画を見てきました。
原作は、福満しげゆきさんの「生活」という漫画です。これをきっかけに、初めて福満さんの作品を少しだけ読みましたが、不思議な個性。
会社をリストラされコンビニでバイト中の30歳・主人公の中津を東出昌大君、相棒になったニート青年・土志田を窪田君、謎の女子高生・カオリを小松菜奈さん、定年近いサラリーマン・おじさんを片岡鶴太郎氏。
この4人が知り合い、力を併せて荒れる地方都市の悪者たちを退治していく…でもやがて、その「自警団」は大きな組織になり、船越英一郎演ずる謎のホームレスの男に、まんまと乗っ取られてしまう。
そこに連続殺人事件がからみ…南海キャンディーズのしずちゃんが、意味不明な行動を取る「オカッパおばさん」として出ています。
しずちゃんって、役者さんの存在感としてもなかなかいい。。。チョイ役かと思いきや、けっこう重要な役割を(?)果たします。
う~ん。
かなりの期待を持って臨んだので…ちょっと肩すかしだったかも~
(すみません
)
「モテキ」みたいな「B級映画ならではのぶっとび感
」が欲しかった!
キャストが今、人気の美男美女を使ってるので、あまり無茶は出来なかったのかな。なんて思ったり。
コメディなのか?アクションなのか?ミステリーなのか?友情物語なのか?
またはシュールな現代アートなのか(笑)。
ちょっと中途半端でありました。
商店街のデザイン造形は、パンクでややレトロ感もあり良かったけど、商店街以外のシーンが余りにも「日本の普通の住宅地」で、工夫が無いような。世界観の造り込みがイマイチに思えました。
いや、浜松で撮影してたから、私も記憶にある場所とかありましたけど…
パンフレットを読んだら相当の思い入れで監督も作った映画らしいので、細々とこだわっているのに、それが観客に伝わってないと思う。。。編集・構成の問題かな。
あ!音楽は全編にわたって良かったです♪
イマイチながらも2回も映画館に行ったのですが(2回目は無理くり友達を誘った笑)、「ニートの土志田」を演じる窪田君を鑑賞するには充分美味しい映画でした
だから、窪田ファンは必ず見た方がいいです(笑)。
アクションがねー!素晴らしい!やっぱり彼の身体能力はすごい
土志田の部屋には「木人」という、筋トレ専用の「人型」みたいなモンがあって、日々トレーニングに汗を流す。格闘技マニアなんです。
袖からワイヤーをシュッと出し、プロレス技も繰り出して次々と悪党をやっつけていくのですが、やっぱり体の軸がブレないよね…体幹が鍛えられてる人の動きでしたわ。
ホームレスから社長になっちゃった船越さんの「社長室」。緑のデスクスタンドあれ、IKEAのだと思うんだけど~~~。
IKEAだからどうだと言うワケではないですよ…ただ、社長室なのに雑居ビルの空き部屋みたいで、えらくチープじゃないですか(あ。それを狙ってる?)。
映し甲斐に欠けるのに、社長室のシーンがえらく長いよ~~~。
あそこで時間とるなら、土志田の格闘技マニアな自室をもっと映して欲しかったよ…いっぱいこだわりグッズや本があったのに。番宣と同じ、1秒ぐらいしかないよ
格闘技はスゴいのに対人恐怖症でマトモに人と目を合わせられない。しゃべることも苦手。
土志田はそんな役柄なんですが、カオリの靴下の穴(丸くかがって繕ってある)にムラムラと反応するところとか、盗んだ下着がカオリの母親の物だったと知った時の絶望感…などなど、「臆病だけど実は年頃のオス」感が、めっちゃ面白かった(笑)。
でも、私がプロデューサーだったら、もっと小柄でNOTイケメンで(笑)動きが独特な人にするかも(?)
若い頃のお岡村隆史とか(笑)。無理ですかそうですか。
窪田君はいろんな役をやってても、やっぱり基本は正統派なので、この映画における「アク」は薄かったです。でも原作の土志田(原作では“僕”)もアクないな…「不思議ちゃん」だから、こんな感じかな。
ニット帽は原作マンガの「緑」でなく「赤」で正解でしたよね
帽子とられちゃうと、とたんにパニックに陥るところが可愛かった!
私が一番好きな土志田シーンは、冒頭で中津に「君!待って!」と追いかけられて、ドピューンと逃げていくところ。
いったん川?(道路?)に降りてあっちゅうまに姿が無くなったと思ったら、またあっちゅう間に向こう側の金網フェンスを乗り越える。早っ!
このフェンスの乗り越え方が、体操選手の「鉄棒の大車輪」みたいに、身体をまっすぐ一直線にして1回転するんです。
こんなこと、普通の人間は出来ん(笑)。役者さんってすごい。
屋根から側転で降りてくるところも、つま先までピシッ。まっすぐ。内村航平選手を参考にしてるのかと思いました(笑)。
そんなこんなでアクションは面白かったけど、4人が結束を固めていく過程とか、悪者を成敗してスカッとするところとか、街の人達に賞賛されているところとか、「肝心の旨味」が少なくてそこが不満。
脇役と思ってた船越さんの出演時間がやたら長く、「やっぱ大御所に気を遣ったのかな…」と勘繰ってしまった(笑)
謎の生物「ヌートリア」とか、鶴太郎氏のヌンチャクばりのカナヅチさばきとか、「生態系のピラミッド」とか、面白くなりそうな要素は沢山散りばめられているのに、生かし切れてなくて残念。
でも、それぞれの役者さんのファンの方には、楽しめると思います~。
特に小松菜奈ちゃん…素晴らしいお色気と頭脳
男はいつまでたっても子供っぽくって、女はしっかりしてるってメッセージかな