「臨床犯罪学者(って職業ホンマにあるのん?)火村英生の推理」始まりましたー。
面白かったあ
テンポ良くどんどん進んでいくので、私のような頭の回転が超スローな人間は大変です。「えっ?」「はっ?」「とっ?」と戸惑っているうちに、どんどこどんどこ火村先生の推理がスピードを上げていくので、イケメン鑑賞・京都鑑賞・謎解き参加と忙しくて、3回は見ないと堪能できない(笑)。
斎藤工さんのガッツリ主演ドラマって初めて見たんですが、番宣から好印象でしたね~。好印象のままドラマに入れたし、「火村シリーズ」原作を少し予習してた私の考える「火村先生」そのまんまでした!
クールでスカしてて超・頭の回転早し。あんな人生やってみたい(笑)。
でもどこかちょっとおかしくて、あれ?危ないね?危ないよ。そんな彼をあたたかく支えるっぽい、下宿のおばあちゃんと猫と、親友のアリスとの絡みがどうなるのか、今後楽しみです
火村先生のダボダボファッションが、「バブルの遺産」みたいで笑えましたが(私もあんなダボコート着てた・笑)、風貌は工さん御本人のアイデアみたいですね。髪型は金田一っぽかったけど(笑)、あれが普通のトレンチだったら全く面白くないので、良く考えてるなーと思います。
京都の大学は、原作者・有栖川有栖氏の出身校=同志社をモデルにしてると思うんですが、女子大生3人のうち2人が標準語、一人がバリバリ関西弁…ってところも好感。
京都は意外と人種のカオスで、さらに大学だといろんな出身地の人が集まってくるから、私が行ってた立命館も、クラスで関西人女子が3人しかいなかった!ってのを思い出して、なんとも懐かしくなりました。
あんな先生が独身・34歳で存在してたら、たとえ変人でもモテるよな~。
先生の下宿の周りをさりげなくブラブラして、友達とキャッキャッしてそうだなあ(笑)。
さてお目当ての有栖川有栖役=窪田君ですが、なんだか頼りなくて可愛い「ワトソン君」でしたね(笑)。
斎藤・火村の役作りはもう「仕上がってる」感がありますが、この若いワトソン君はまだこれから成長しそう。最大の難関の関西弁ですが、ところどころイントネーションが惜しい!感はあるかな。でも、頑張ってます。見守るよ(笑)。
原作でも、ナレーションは「アリス標準語」なんだけど、会話は「アリス関西弁」なんで、リズムが掴めなくて最初は読むのに苦労しました
ドラマでも、関西弁の人と標準語の人が入り混じってて、そこはプロデューサーも悩んだのかもしれないですね~。
アリスは居職で趣味は音楽鑑賞で、たまに会話するのは東京の編集者か標準語の火村だから、そんなに大阪の商人(あきんど)みたいなコテコテはまず喋らないよなーとか、ネィティブとして色々妄想するのも楽しい(笑)。
原作では、作家アリスがどういう男か、イメージするのが難しかったですねー
大阪生まれて京都の大学に行き、梅田の印刷会社で働いてから(?)推理作家になり、現在は大阪の夕陽丘に住む34歳独身…という設定なんですが、アリスを客観的に表現する記述はほとんどないので、「読者の妄想におまかせします」という感じでしょうか。
作品全て読んでるわけでないので、勉強不足なんですが、もっと読んだら解るかな?
私の考えるアリスは、若手の推理作家だけど余り頭は切れ過ぎず(?)、ちょい寂しがり屋さんで、明晰頭脳の火村に振り回されっぱなしで、悪態ばっかついてる。
でも心の中ではちょこっと(いやかなり)「ふり回される自分」を楽しんでいる(笑)。
「火村を理解してるのは俺だけやで」という自負も持っている。
そして、「意外に繊細」で、やっぱり作家だからか人間の観察は細かい。的外れな推理で三振ばっかりしてるけど、たまにタイムリーヒットを放つ、と。
火村がアリスをリードしているように見えて、でも実は火村の方がアリスに支えられているという。
この二人の関係性が、謎解きと同時に最大の見どころなんで、なんだかワクワクしますね。変態か、わたし。
でも、ホームズ&ワトソンのラブ説も有名なんで、いいんではないでしょうか(笑)。
私の理想は「どんくさくて、でも可愛いアリス」なんですが、初回を見る限り、窪田アリスもなかなかにどんくさかったので(笑)、暗~くなりがちなサスペンスの中で、「癒しスポット」になってました^^ もっともっと「どんくささ」を深めて欲しいですね(笑)。
あ、下宿の黒電話と共に、「すはまだんご」登場が、とても嬉しかった!関西人としては最大のツボでした
あそこで「おたべ」じゃなくて「すはま」を選択するセンスに拍手(笑)。
来週は「温泉・湯けむりもの
」だそうで、嵐山の温泉かな
せっかく舞台が京都なんで、いろんな美しさも強調して欲しいですね~!★