今日、野辺山サマーフェスティバルだったんですねえ。美姫ちゃんチラと映ってたけど、「ラストエンペラー」素敵だった~。ちょっと陳露を思い出してしまった。イメチェンかなー?
(先程、朝刊を見たら“戦場のメリークリスマス”でした。訂正)
「ビバ!法事に集う親戚一同・御接待の巻」は、昨日夕方、最後まで残った叔母さんを新大阪まで送って完了~のハズが、ナント岡山まで一緒にお供するハメに。84歳の一人旅は、さすがに危ういのであった。岡山で「桃太郎弁当」(これ正式名称?)を叔母に買おうと思っててコロッと忘れる。残念。これは、巨大な桃の形のお弁当箱にちらし寿司が入っているの。プリティなので、たいていの関西人は空き容器をとっている(高橋大ちゃんの家にも、2、3個ころがってるに違いない)。
ウチは、母方(高知)が5人兄妹、父方(関西)が8人兄妹なのですね。これに各々の配偶者がつくと、総勢20名余のオジ・オバ…。お亡くなりになった方もいるものの、それぞれのキャラが強くて70、80過ぎてもまー口は達者。また全員「大酒飲み」ときてる。もうワケわからん。
祇園祭を過ぎたあたりから、京都の暑さは本格的になります。盆地だもんね~。ムシ暑いよね~。大阪も先日、天神祭が終わって夏本番ですよ。さあ、この暑い暑い関西を、いかに接待するのか。お寺さんの法要が終わったあとのお昼が問題だ。
叔母のうち3人は、おみ足が悪くて畳に正座できない。「テーブル席で15人座れて、お墓から近く、交通の便が良く、無料駐車場があり、なおかつ和食で3000円くらいでお酒も豊富」…の条件で料亭を探す。ネットと「HANAKO WEST(ハナコ関西版)」で見た店に電話しまくる。これが意外と無いのよね。京都ってやっぱ観光地価格なんだ。
苦闘の末に見つけた四条烏丸の某寿司料亭。ところが当日になって、予定外のイトコと叔父の2人連れが来るではないか。あわてて「特上寿司コース」を追加。しかし、約3名「ナマモノが食べられない」人が居ることが判明。ひえー。「かっぱ巻き」「助六」追加。「酒が足りんぞー」はいはいはいー。ビール1ダース追加。「京都の酒はうまいのお。さすがじゃのお~」そーかい。なんでも飲んでくれ。伏見の冷酒追加。「京都名物の“ハモ”が食いたいのお~」ハモ追加。「土用の丑の日じゃのお~」ウナギ追加。
怒涛の昼食会は終わった。お会計を見て軽くめまいが…。まあよろし。おみ足の悪い叔母を車椅子に乗せて京都駅まで送り、ヨメとバトンタッチ。叔母は滅多に外出できないので、涙ぐんで私の手を握る。おばちゃん、また「うまいもん」に御招待するわさ。
さて、高知の山奥から来た一団は残って「京都観光じゃー」「えいえいおー」と意気軒昂。田舎の人って元気だ。酒の勢いもあって「高齢+酷暑」もなんのその。おまけに、すぐ帰る予定だった77歳の叔父までが「わしゃーやっぱ泊まるでのー」なんて言い出す。叔父よ。早よ言え、それを。JTBへ走って飛行機の変更、お宿に電話して無理くり部屋を追加。
鞍馬って有名ですが、これ、小さい2両の電車に乗ってゴトンゴトンとローカルに行くのですよ。「市電」のノリなの。京都市内から約20~30分で、そこは終点の鞍馬。緑・緑の山の中。空気が清々しい。
今、「義経」やってるじゃない。ご当地じゃない。ここにもタッキーのブロマイドがあるのかな~、と思ってたけど意外に「大盛り上がり」はしてなかった(?)。
鞍馬~貴船コースは、ガイドブック上は「お寺をめぐって4~5km」に見えるのよね。ところがここはトンでもない「サバイバル山越え」なんだよね。鞍馬山の山頂で500mはあるので。ケーブルもあるけど、乗ってるのはせいぜい15秒くらい。あとは…ハイヒールは御法度です。「べった靴」でなきゃー。石段と山道をひたすら上る上る。この中では最年少の私でもひーこら。77歳叔父は、酒クサ~イ息を吐きながらも、しかし登りきった!さすが田舎人。
帰りをどーするかでモメた。しかし、登ってしまったら降りなきゃね…。叔父は山道を行く若い女性に「まあ!お爺さん達者ね!頑張ってね!」と激励される。若い時からプレイボーイだった叔父は、女性にチヤホヤされると舞い上がるのである。ルンルンといい気になって、厳しい山道を降りる。周りは「血管切れたらどーしよ」とハラハラする(血圧が高い)。何かあったら、コースを組んだ私の責任よ…と思いつつ、すがしく冷たい鞍馬の山の上の空気を堪能。
いや~。もう何回も来ちょるけど、ええわあ。天然クーラーよ。ひぐらしの鳴く声がまた素敵なの。義経モノの史跡もあるけど、まあ余り大々的ではない。帰りは貴船川のほとりを、せせらぎを聞きながら駅までハイキングです。自然を堪能しまくりで、結構楽しいのであった(しつこいようですが「べった靴」でね)。
夜は「お菓子の八ツ橋」の総本部・聖護院(しょうごいん)へ。ここの敷地内で宿泊出来るのです。天皇家の人が出家された時に住む社寺を「門跡(もんせき)」といって、この聖護院は、京都御所が火事で使えなかった時の仮皇居だったそうな。天皇が使われたという茶室があるよ。中庭のしつらえも見事。つくばいも風情あり。立派な門構えといい部屋の広さといい「御殿荘」の名に恥じず素敵です。夕餉も立派な京料理コースだし、これで1泊2食¥10500は安いんじゃなかろーか(ネットで見つけた)。
オジオバはますます興に乗り、「祇園で芸者さんと遊びたいのお」なんて言い出す。アホな。あれは「いちげんさん」は無理なのよ。言い出すと聞かないので、四条河原町のカラオケスナックへ連れていく。
「ほらほら、ここが祇園だよ(ウソ)。モト芸者さんのママよ(ウソ)」
「まっこと!こぎゃんとよか店は高知には無いぞよ!(訳=本当だ!こんなにいい店は高知には無いよ!)」
飲む飲む。歌う歌う。全員疲れを知らない。私だけがほとんど寝てないので、眠いったらない。本日の年齢層に合わせ「浪速恋しぐれ」「津軽海峡冬景色」などを歌う。エンドレスで踊るオジオバ。疲れるー。誰か助けてー。
その後の日程で、「伊勢丹」「大丸」「阪急」「阪神」「高島屋」と、関西デパートめぐりも御案内する(大阪の三越は残念ながら閉店です)。皆、ヴィトンやグッチも山のよーに持ってるんだ、これが。年金暮らしとはいえ、田舎のお年寄りって大抵先祖代々の持ち家だし、田や畑で食糧は取れるし、他にお金使うこと無いもんね(プレイボーイだった叔父は、その腰に、まさしくでっかいウサギさんのベルトをつけている)。
おおいに買い、食べ、しゃべり、飲んで…お帰りあそばした。ああ、疲れた。まあ、よろしいです。皆様、暑~い関西へ、はるばると有難うございました。父も大酒飲みだったんで、今頃、天で喜んでおるでしょう。でも…来年(これが3回忌になるんですよね)やるかどーか、今は考えられない…。今回、プロデュースは私だったが、財務大臣は母だったので、二人して電卓なんかはじいちゃったりして「法事って大変だねー」とホロ苦く笑い合った。
「あ~あ」×100。お疲れサマ。
でも、母の時は…私が一人でやるのかな。そんなことを考えると悲しい。
お盆は16日に「大文字の送り火」がありますね。お盆のお提灯、ちょっとしゃれたのを買いにいこうかな、と思う私であります。
(先程、朝刊を見たら“戦場のメリークリスマス”でした。訂正)
「ビバ!法事に集う親戚一同・御接待の巻」は、昨日夕方、最後まで残った叔母さんを新大阪まで送って完了~のハズが、ナント岡山まで一緒にお供するハメに。84歳の一人旅は、さすがに危ういのであった。岡山で「桃太郎弁当」(これ正式名称?)を叔母に買おうと思っててコロッと忘れる。残念。これは、巨大な桃の形のお弁当箱にちらし寿司が入っているの。プリティなので、たいていの関西人は空き容器をとっている(高橋大ちゃんの家にも、2、3個ころがってるに違いない)。
ウチは、母方(高知)が5人兄妹、父方(関西)が8人兄妹なのですね。これに各々の配偶者がつくと、総勢20名余のオジ・オバ…。お亡くなりになった方もいるものの、それぞれのキャラが強くて70、80過ぎてもまー口は達者。また全員「大酒飲み」ときてる。もうワケわからん。
祇園祭を過ぎたあたりから、京都の暑さは本格的になります。盆地だもんね~。ムシ暑いよね~。大阪も先日、天神祭が終わって夏本番ですよ。さあ、この暑い暑い関西を、いかに接待するのか。お寺さんの法要が終わったあとのお昼が問題だ。
叔母のうち3人は、おみ足が悪くて畳に正座できない。「テーブル席で15人座れて、お墓から近く、交通の便が良く、無料駐車場があり、なおかつ和食で3000円くらいでお酒も豊富」…の条件で料亭を探す。ネットと「HANAKO WEST(ハナコ関西版)」で見た店に電話しまくる。これが意外と無いのよね。京都ってやっぱ観光地価格なんだ。
苦闘の末に見つけた四条烏丸の某寿司料亭。ところが当日になって、予定外のイトコと叔父の2人連れが来るではないか。あわてて「特上寿司コース」を追加。しかし、約3名「ナマモノが食べられない」人が居ることが判明。ひえー。「かっぱ巻き」「助六」追加。「酒が足りんぞー」はいはいはいー。ビール1ダース追加。「京都の酒はうまいのお。さすがじゃのお~」そーかい。なんでも飲んでくれ。伏見の冷酒追加。「京都名物の“ハモ”が食いたいのお~」ハモ追加。「土用の丑の日じゃのお~」ウナギ追加。
怒涛の昼食会は終わった。お会計を見て軽くめまいが…。まあよろし。おみ足の悪い叔母を車椅子に乗せて京都駅まで送り、ヨメとバトンタッチ。叔母は滅多に外出できないので、涙ぐんで私の手を握る。おばちゃん、また「うまいもん」に御招待するわさ。
さて、高知の山奥から来た一団は残って「京都観光じゃー」「えいえいおー」と意気軒昂。田舎の人って元気だ。酒の勢いもあって「高齢+酷暑」もなんのその。おまけに、すぐ帰る予定だった77歳の叔父までが「わしゃーやっぱ泊まるでのー」なんて言い出す。叔父よ。早よ言え、それを。JTBへ走って飛行機の変更、お宿に電話して無理くり部屋を追加。
鞍馬って有名ですが、これ、小さい2両の電車に乗ってゴトンゴトンとローカルに行くのですよ。「市電」のノリなの。京都市内から約20~30分で、そこは終点の鞍馬。緑・緑の山の中。空気が清々しい。
今、「義経」やってるじゃない。ご当地じゃない。ここにもタッキーのブロマイドがあるのかな~、と思ってたけど意外に「大盛り上がり」はしてなかった(?)。
鞍馬~貴船コースは、ガイドブック上は「お寺をめぐって4~5km」に見えるのよね。ところがここはトンでもない「サバイバル山越え」なんだよね。鞍馬山の山頂で500mはあるので。ケーブルもあるけど、乗ってるのはせいぜい15秒くらい。あとは…ハイヒールは御法度です。「べった靴」でなきゃー。石段と山道をひたすら上る上る。この中では最年少の私でもひーこら。77歳叔父は、酒クサ~イ息を吐きながらも、しかし登りきった!さすが田舎人。
帰りをどーするかでモメた。しかし、登ってしまったら降りなきゃね…。叔父は山道を行く若い女性に「まあ!お爺さん達者ね!頑張ってね!」と激励される。若い時からプレイボーイだった叔父は、女性にチヤホヤされると舞い上がるのである。ルンルンといい気になって、厳しい山道を降りる。周りは「血管切れたらどーしよ」とハラハラする(血圧が高い)。何かあったら、コースを組んだ私の責任よ…と思いつつ、すがしく冷たい鞍馬の山の上の空気を堪能。
いや~。もう何回も来ちょるけど、ええわあ。天然クーラーよ。ひぐらしの鳴く声がまた素敵なの。義経モノの史跡もあるけど、まあ余り大々的ではない。帰りは貴船川のほとりを、せせらぎを聞きながら駅までハイキングです。自然を堪能しまくりで、結構楽しいのであった(しつこいようですが「べった靴」でね)。
夜は「お菓子の八ツ橋」の総本部・聖護院(しょうごいん)へ。ここの敷地内で宿泊出来るのです。天皇家の人が出家された時に住む社寺を「門跡(もんせき)」といって、この聖護院は、京都御所が火事で使えなかった時の仮皇居だったそうな。天皇が使われたという茶室があるよ。中庭のしつらえも見事。つくばいも風情あり。立派な門構えといい部屋の広さといい「御殿荘」の名に恥じず素敵です。夕餉も立派な京料理コースだし、これで1泊2食¥10500は安いんじゃなかろーか(ネットで見つけた)。
オジオバはますます興に乗り、「祇園で芸者さんと遊びたいのお」なんて言い出す。アホな。あれは「いちげんさん」は無理なのよ。言い出すと聞かないので、四条河原町のカラオケスナックへ連れていく。
「ほらほら、ここが祇園だよ(ウソ)。モト芸者さんのママよ(ウソ)」
「まっこと!こぎゃんとよか店は高知には無いぞよ!(訳=本当だ!こんなにいい店は高知には無いよ!)」
飲む飲む。歌う歌う。全員疲れを知らない。私だけがほとんど寝てないので、眠いったらない。本日の年齢層に合わせ「浪速恋しぐれ」「津軽海峡冬景色」などを歌う。エンドレスで踊るオジオバ。疲れるー。誰か助けてー。
その後の日程で、「伊勢丹」「大丸」「阪急」「阪神」「高島屋」と、関西デパートめぐりも御案内する(大阪の三越は残念ながら閉店です)。皆、ヴィトンやグッチも山のよーに持ってるんだ、これが。年金暮らしとはいえ、田舎のお年寄りって大抵先祖代々の持ち家だし、田や畑で食糧は取れるし、他にお金使うこと無いもんね(プレイボーイだった叔父は、その腰に、まさしくでっかいウサギさんのベルトをつけている)。
おおいに買い、食べ、しゃべり、飲んで…お帰りあそばした。ああ、疲れた。まあ、よろしいです。皆様、暑~い関西へ、はるばると有難うございました。父も大酒飲みだったんで、今頃、天で喜んでおるでしょう。でも…来年(これが3回忌になるんですよね)やるかどーか、今は考えられない…。今回、プロデュースは私だったが、財務大臣は母だったので、二人して電卓なんかはじいちゃったりして「法事って大変だねー」とホロ苦く笑い合った。
「あ~あ」×100。お疲れサマ。
でも、母の時は…私が一人でやるのかな。そんなことを考えると悲しい。
お盆は16日に「大文字の送り火」がありますね。お盆のお提灯、ちょっとしゃれたのを買いにいこうかな、と思う私であります。