上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

西宮阪急2階アートギャラリー~秋うらら~★

2015-10-27 | うぐいすよもやま日記

 「テリハノイバラ」 水彩画 ★展覧会案内状に使用★

岐阜と名古屋の展覧会から帰ってきました。
帰る頃には「木枯らし1番」が吹いていたのかな。空気が違っていましたね。
少しずつ冬じたくかな。
来ていただいた皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました!
仕事上、いろんなことを思いましたが、作品を見て喜んでくれる方に直接会うと、やっぱり嬉しいですね。とにかく自分の作品に関しては、24時間、365日しゃべれます(笑)。
今はちょっとノド枯れてるかも…でもすぐ次の個展案内です★

 上砂理佳 水彩&銅版画個展 ~秋うらら~ 
 期間 10月28日(水)~11月3日(火・祝)
 場所 西宮阪急2階アートギャラリー
     阪急「西宮北口」駅改札口からデッキで約3分 西宮ガーデンズ内
 時間 午前10時~午後8時
 ★作家在廊日…10月28日(水)、10月31日(土)、11月1日(日)、11月3日(火・祝)の
        午後1時~6時(最終日は1時~5時)になります
 最終日は午後5時でギャラリーは終了しますのでご注意を

今回は、水彩原画の描きおろしがメインになりますが、新作版画も出してます。
「赤い実」の水彩も可愛いサイズで。
展覧会タイトルの「秋うらら」は、俳句の季語で、歳時記の本から見つけました。
気温がちょうど良くて、まさに「うらら」な時期です。
西宮ガーデンズ、おしゃれ空間ですね。空間ごと、お楽しみください★



 
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鶏ちゃん焼き★

2015-10-25 | うぐいすよもやま日記
「岐阜人はみんな食べている!」とケンミンショーで見てから、一度食べてみたかった「鶏(けい)ちゃん焼き」。
いや、「大阪人におけるたこ焼き」ほどの普遍性は無いと思うけど(笑)。
しっかり居酒屋メニューにありました。
鶏肉がやわらかく、甘辛味でキャベツと一緒に炒めてます。美味しい!ご飯が進む系。
ごちそうさまでした★
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チョコレート・コスモス★

2015-10-23 | うぐいすとお仕事

 「チョコレート・コスモス」 水彩画

チョコレートコスモスって、初めて見たのが20代半ば。
お花の先生でアーティストでもある女性Sさんに、初めての個展の飾り付けをお願いして、要所要所に花を置いてもらいました。
さすがに腕の立つ人だったので、絵を殺すことなく引き立てるように、また私の絵の雰囲気に合わせて、とっても素敵なコーディネートにしてくれました。
彼女は昼間は花の仕事をしてて、夜に絵(デザイン)の学校に来てました。
私も当時は昼間別の仕事をしてて、夜のクラスで彼女と知り合うことに。
お花屋さんで長年修業を積んで独立して、そしてなおデッサンの勉強に来ていた彼女は、パワフルで聡明な人でした。

個展の際に「これは“チョコレートコスモス”っていうのよ。まだ早かったけど手に入れたの」と、入口に可憐に置いてくれて、とても嬉しかった!
「おいしそうでしょう!」「チョコの匂いがするよ(二人でクンクン嗅ぐ)」
見たことのないこげ茶色(?)の小さな花で、驚きました。
なんでまたこんな色になるんでしょうね。

今思えば、あの忙しい人によくそんな無謀な依頼をしたもんだと、冷や汗が
でも私は彼女の大胆なアレンジや、「平凡でない」花のチョイスが好きでした。お花の展覧会にもしょっ中行って感動してました。花のアレンジというより、花で作る芸術という感じで、伝わってくるエネルギーがありました。

かなり年上だったので、私からお願いするばかりで何も彼女に返すことが出来ず、なんだか今となっては申し訳ない思い。当時はそんな事に気付かなかったなあ。。。
いつの間にか疎遠になり連絡先も無くしてしまい、チョコレート・コスモスを見るたびに初個展とSさんの思い出が甦ります。


さて。
「HIGH&LOW」ド深夜にもかかわらず見てしまいました(笑)。
音楽もかっこいいけど、映像が予想よりもずっと綺麗でスタイリッシュ!
直前にジム・ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を見ていた影響かもしれんけど(笑)。
いやほんと美術は気合入ってました。ダークなセピア基調で、スラムの表現も芸術的。もっとチープかなあ…と思ってたから嬉しいですね。
初回はまあ「お披露目」程度で「演技」はほとんど無い。ミュージック・ビデオみたいですが、もうそれでええやん(笑)。誰も「ドラマ」は期待してないと思うし(笑)。
それに、喧嘩のシーンばっかだけどそんなに恐ろしい人はいない。みんな真面目やなあ、という印象が(笑)。
さて窪田君は突然登場しましたが、いやはや予想を裏切られました
小汚いヤンキー系ではなく、いわゆる「グランジ」でした(笑)。
やー
美しいのよ~。いや~
10秒ぐらいしか出てないのに、破壊力ハンパない。。。
始まる前はテンション激下がりだったのに、初回映像のインパクトでこうも印象が変わるか(笑)。
来週、何秒出るんだろう。ノックアウトされましたねえー
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エメラルド★

2015-10-19 | うぐいすとお仕事


これは「エメラルドの風」という水彩画です。
モチーフにしてるのは「野ぶどう」。
青や紫や紅や薄緑や…いろんな色の粒が宝石みたいです。
むかしむかし、私は母の田舎でたしか見たことがあるのですが、今は探さないと無いかな~。でもウチの近辺は田舎だから(笑)あるはずなんですよね。
宝石から連想して、エメラルド色の風が吹いている…そんな絵にしました。
★この絵は、現在岐阜高島屋8階インテリアアートギャラリーで展示中★

先日、名古屋&岐阜の展示会の記事を書きましたが、
名古屋松坂屋の会場が店舗改装のため一時移転になっていました。
どうもすみませんでした。
名古屋松坂屋北館2階→本館7階のアートステーションに変更です。
現在、改装中ということで、ちょっといつもより面積が狭い?らしいのが残念ですが、先日UPした「赤い実をひとつ」はもう売却済みとの連絡が入り、また今日、急遽ひとつ送りました。
お近くの方は、よろしくご高覧ください。

(話変わって)
…窪田君が映画版の続編デスノートに出る!という17日付のマイナビニュース。
私もクエスチョンマークですが、ほんと情報元はどこなんだー。はっきりしてー。
このあいだの「東出君=夜神月役」ってのはやっぱガセだったのかしらん。だって映画版でもドラマ版でも、月もLも死んじゃってるじゃないですか~。
「DNAを受け継ぐ…」って言っても、二人とも子供作ってないでしょうが(笑)。いや作ってたら驚きだ(笑)。
で、今日マイナビニュースを見たら、当該の記事が削除されていたので、やはりガセだったのかしら…と思いきや、削除の理由は松本潤君のドラマが変更になったからでしょうね。
私もびっくりしたわ!1月からのドラマ主演、松潤→長瀬君に変更!
って、一度主演が発表されてから変更ってアリなのかしら。。。
ちょっとショックです~。松潤さん、「嵐」としてでなく、役者として好きなんです(笑)。
エンジェル・ハートもね。第一報は上川さんでなく長瀬君だったのよ!
長瀬君なんだか可哀想だ(笑)。今度もマユツバだ。。。
もう、フィギュアスケートのエントリー並みに、キャスティングはあてにならない…と思っておこう★
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名古屋・岐阜展示会のお知らせ★

2015-10-14 | うぐいすとお仕事

 「赤い実をひとつ」 水彩・パステル

★★★銅版画・水彩画 個展のお知らせです★★★
岐阜高島屋8階 インテリアアートギャラリー(Tel.058-263-5290)
 10/14(水)~10/27(火) ★サイン会 10/24(土)14~16時
名古屋松坂屋北館2階 アートステーション(Tel.052-264-2732)
 10/14(水)~10/26(月) ★サイン会 10/25(日)14~16時

↑は、出品している原画です。描き下ろしで、これもまた「赤い実シリーズ」!
風がすっかり秋になり、何かあの暑さすらなつかしい。。。
最近、帽子が好きで、絵の中の登場人物に帽子ばっかりかぶらせています
老若男女問わず、帽子姿ってかわいい
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私って鶴が折れなかったんだ★

2015-10-14 | フィギュアこんな話も
この前、掲載した「ジョシュア・ファリス選手へのお見舞い」無事に受付締め切られたようです~。
企画された方のブログでご報告がありました→こちら
私もどうにか間に合いました…名前があってホッ。
千羽鶴って懐かしいですね。ヤグディンの五輪金メダル後の怪我以来です!ヤグさんも大手術しましたから…あのころはツィッターもブログも無いから、ファンの方のHPの掲示版が頼りでした。
さて今回、いざ鶴を折ろうとすると…出来ない(笑)。
あれ?あれ?まさかね。。。
鶴の折り方忘れるって~どんだけボケてるの私。
でも今はネットで検索したら、動画で折り方出てくるんだもんね~。ありがたや。
日本のファンからのお見舞い、すごい数で驚いてますが、ファリス君はなかなか人気あるんですよ。日本人の好みに合うスケートだと思うし甘いイケメンさんだし(笑)。
こういうお見舞いって、ちゃんとご本人の手元に届くもので、くだんのヤグディンの時も、千羽鶴の写真をあるブログ主さんが上げて下さって、感激しました。何人もの方が力を合わせて、コーチ経由で届けてくれる事が多いので、本当に感謝です。
大ちゃんの怪我の時は、私らファン仲間で鶴は折らなかったけど、色紙とか手紙とかやはり送りまして。入院中の病室に「ああ!私達の寄せ書き色紙がある!」と驚いたものでした。
でも、もうそういうことが無いように…好きな選手はやっぱり、病院よりリンクで見ていたいものね。
私はファリス君の熱烈ファンという訳ではないけれど、なんだか彼はちゃんと復活しそうな気がする。うん★
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ジレンマ★

2015-10-12 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
ZEROでたまたまディカプリオとデップさんの新作映画の紹介をやってましたが、いいですねえ~ どっちも見たいわ
ディカプリオの方は、雪山(?)で遭難して、自分を置き去りにしていった仲間に復讐する…ストーリーとか。いいわあ。独壇場やん!ビジュアルがまんま「雪男」だったけど、もう最近のディカプリオに「美男」は求めてないからいい(笑)。
デップさんの方は「伝説のギャング」だそうで、これもハマらない訳がない!
最近かなり太ましくなってたので「ああ…さすがのジョニーもこれで終わりか…」と落胆してたのですが、プレミアではしっかり「シュッ」と鋭利な顔をしてましたね。
そうよ!ジョニデはこれでなくっちゃ。眼光の鋭さがある限り大丈夫

んで窪田君の新作ドラマ情報など入ってきてるのですが。
もう「デスノート」で相当消耗しただろから、来年まで出ないだろな~と思ってたら、日テレで2本決まってるとか。秋は深夜枠でエグザイルの皆様と共演。
ゲストみたいですが、思いっきりヤンキー系。要するに暴力団の縄張り争い系(笑)。
なんか「壮大にして斬新な新たなエンテーティメント」らしいですよ。
前宣伝が派手なほど中身に疑念が沸くわ(笑)…だって、始まる前から「シーズン2」と「夏の映画」が制作される事が決まってるんですから、一体この経済構造はどうなってるんだろう(笑)。
他にゲスト枠は、小泉今日子、YOU、早乙女太一…なかなか豪華です。よく出てくれたもんですね。キョンキョンは多分、荒くれ男達のたまり場のバーのママとかだろな~と予想してたら、やっぱりそうみたい(笑)。
窪田君ファンの方達の間でも、「やめてー」派、「嬉しい」派、様々のようです。誰がどの時間帯で出てても、質のいいドラマなら歓迎なんですが、私は今のところ「嫌」しかない(笑)。
来週21日深夜から関西でもやるみたいなので、録画だけかけておくか…(かようにテンションが低いっ)

そして今日、1月からの冬ドラこれまた日テレ系深夜枠で(関西は放映しないかも)、ジャニーズ若手の方が主演の作品に「共演が決まってる」というニュースが。公式発表じゃないですけど。ヒロイン役の人がまだ決まってなくて、少女漫画原作、と。
ああ~私の大嫌いなパターン(笑)。どうも駄目ですね。最近の少女漫画の実写化、やっぱり年齢的に(?)自分がそそられないのは、当たり前やわな~。若い人達のものなのね。
ま、でもよく考えたら、エグザイルさんもジャニーズさんも、若者には大人気なんだから、それはそれでいいか はい、すみませんでした。自分規準で愚痴りました(笑)。

でも、窪田君ももう27歳なんだから、大人の鑑賞に耐え得る作品に出て欲しいのよね。切望するわー。
う~ん。これだけの実力がありながら、どうも作品に恵まれない…いや去年が良すぎたのかな。まあ毎クールTVドラマに出続けるってだけで至難の業だから、贅沢言ってられないのかな。そですね。「Nのために」クラスの作品に、毎年毎年出られるわけないものね。ドラマ自体が秀作が少ないんだから。
でも、自分より上のレベルの人達と仕事をしないと、自分のレベルも上がっていかないんだけどな…。
色々プロデューサーやTV局との切れない縁つうか恩義もあるだろうけど、徐々に徐々に、自分のレベルを上げる方向に力を振り向けていかないと、都合よく使い回されるだけで終わってしまう。
人間の持つエネルギーって限られているし、役者さんは特に「今この年齢でなければ出来ない」仕事もあるだろうから、「オファーが来たら何でも引き受ける」段階から、徐々に脱出して欲しいのですよ。
でも、成長するパターンって千差万別だから、今はまだ断定しちゃいけないのかなあ。私の心配は、的外れで早計かな。うーーん。なんとも解らない。
私の希望としては、質の高い作品に出て欲しいです。まだ大作は無理でも、単館系の映画でもいいものってありますよね。低予算映画でも秀作に出て、実績を積んでいって欲しい。TVで消耗するより、エネルギーと時間をそっちに向けて欲しい。一時期の永瀬正敏みたいな感じでしょうか。
そういう意味では、来春公開の「ロクヨン」と「生活」は期待出来そうです。
ちょっと「本格的な大人の俳優」に一歩近づけた感じ。ぜひこの調子で

いつか、ディカプリオやデップ級の役者に大成してくれるかしら
彼にはその才能があると思うのだけど、売れてきて、「今」が一番難しいのかもしれませんね。
どうか成功しますように。祈る祈る★
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GPS欠場・ジョシュア・ファリス選手に激励を★

2015-10-09 | フィギュアこんな話も
昨日、ジェイソン・ブラウン選手のことをブログに書いて、久々にアメリカ選手の動画など見てみよう~と検索していたら、「ジョシュア・ファリス選手、GPS欠場」ということ!
びっくり!!!!!
昨年、NHK杯にもやってきた、世界ジュニアのタイトルも獲ったアメリカ若手選手ですね。ジェイソン君と並ぶ私の大のお気に入りスケーターです。
練習で転んで夏の合宿をお休みして、検査したら脳震盪であったとか…その後、氷の上に乗ってないとか。泣きそうです~(涙)。
大事に至りませんように。。。復活を願い、ファリス選手にエールを送る企画を立ち上げて下さった方がいらっしゃるので、ブログのリンクを貼ります→こちらから
メッセージや千羽鶴は12日到着分まで受け付けます!と書いてあるので、私も今日ポストに入れますよん。
今までも…ヤグディンに始まり、いろいろ激励メッセージ送ってきましたね。フィギュアスケートは華麗に見えて、危険と隣り合わせのハードなスポーツなので、怪我はつきものなのですが、本当に何事もなく元気になって欲しいものです★
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ポルカとジェイソンくん★

2015-10-08 | うぐいすとお仕事

 「ノイバラのポルカ」 水彩画

秋の新作。これは水彩画です。
先週描いてすぐ発送したら、すぐに売れてしまい、私自身も「描きましたっけ?」というぐらい記憶にない(笑)。
いやそんなことはない!
そうだ…公園を散策していたら、ノイバラの実が成ってて、「ああ今年もキターッ!」って舞い上がって、すぐに帰って「ノイバラシリーズ」ばっかり描いていたのですね。

バラって、花ばかり見てて、余り「実」は知らないですよね。
でも当然、秋になると「実」がつくので、それがまた可愛いんです。
この赤い実が…食べたいぐらい。
食べたら毒になるものもあるらしいですが、いわゆる「ローズヒップ」みたいな種は、乾燥させてよくハーブティーにも使われますよね。

しかしこの男の子、よく足上がってるな~。
これ描く前に、ジェイソン・ブラウンのフィギュアの録画を見ていた影響かもしれません。
ジェイソン・ブラウン!アメリカの現在若手№1!の男の子です。
「踊る男子」です。いつも長い髪の毛をくくっているので、TVでもおなじみかも。
ソチ五輪にも出ていましたが、その時は男子FSの最終滑走でした。
今季の(来年3月の)世界選手権はアメリカ開催なので、彼はメダル候補にもあげられています。
4回転の確率はまだまだこれから…なのですが、元々アイスダンスからシングルに転向した経歴なので、ジャンプは遅れ気味でも仕方ないですね。
先日のJOで宇野昌麿君が「トゥーランドット」を滑っていましたが、このジェイソン君も、15~16歳の頃「トゥーランドット」滑ってました。
全米選手権で見たのですが、信じられないぐらい美しくて感動的で、スタンディングオベーションでした。
彼のスケートからは「喜び」が伝わってくる。性格も良さそう!
もう、ほんっとに応援しています。

「ノイバラのポルカ」の解説のはずが、J・ブラウン賛歌になるという(笑)★


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すばらしき3選手★

2015-10-06 | 15-16 コンペとショー
ジャパンオープン感想…続き

【アボットさん】
実はアボットさんは動画で見たのですが、なぜか音楽がほとんど聞けなくて「無音」状態に。
でも…おかげで彼がいかに素晴らしいダンサーであるかがわかりました。
音楽が無くても!
動きだけで!
どんな音楽で滑っているか…わかる!
今季はアボットさん情報を全然入れてない私ですが、アダージオですね。昨季と同じ?
なぜか、音楽も無いのに、ポロポロ泣けてしまいました。
ジャンプミスとか、どーでもいいことでした(良くないけど)。
それだけ素晴らしいのです 人を感動させるものがあるんです。
もう、プロとしてスケートを究めたらいいんじゃないかなあ。
現役にこだわるのは、テンションを落とさない為かなあ。
色々と思いますが、今後彼が何位になっても、静かに応援していきたい。

【昌麿くん】
17歳でシニアデビューは、ゆづよりは遅いよね。とにかく瞳がつぶらで美しい(笑)
しかし、昨季やっと3Aとクワドをマスターしたばかりなのに、もう後半にクワド2本目を入れるってー
初戦のUSクラシックを見た時はまだまだでしたが、このお年頃の男子選手って、もう、1日1日の成長度が凄いのね。目を見張るばかりです。
ジャンプを降りる時の手のクセも、かなりなくなってきたみたい。そして後半もバテません(そう、USクラシックの時は最後、半分死にかけてた!)。
前述のアボットさんと比べたら、一回り年齢が違うのだから当たり前なんですが、まだ「無音で滑っても音楽が聞こえてくる」境地にはいってません。
今後は、音楽が変わったら動きも雰囲気もガラッと変わるようになったらいいな。ちょっとまだ単調な気がします。
しかししかし、P・チャンの直後に滑ったのに、スケーティングで全く見劣りがしない!
そのことが衝撃でした。点数よりも。
正直言って…PCSは出過ぎな感じがします。日本だから大盤振る舞いなのはわかるけど、今、こんな点数上げちゃったら五輪の時はどーするの?ってちょっと心配する!
あくまでピークは五輪イヤーで。。。このままいくと、五輪時に最もノッてる選手は草太君かもしれないわ。だってもうクワド降りてるそうだから、草太君が来季シニアデビューして、ちょうど今の昌麿君状態になって、勢いついて五輪金メダル!ってことあるかも。
だから、昌麿君はまだ今はブレイクしなくていいんです。。。(独り言)

【真央ちゃん】
真央ちゃんは、1年お休みしたけど、以前と全然変わっていない!
それが率直な感想でした。「変わってない」のは技術的なことですが。
年末のクリスマス・オン・アイスで大ちゃんとコラボしてた頃は、ちょっと体が重たげ?ほんの少しね。ふっくらしてました。
でももう絞って、トリプルアクセル跳んでるんだもんね~。
いやここまですぐに戻るもんなんですね。凄いです。
蝶々夫人は美しかったし、後半もスタミナが切れずステップに情感がこもって、盛り上げて終わるのも良かった。
変わったのは、精神的なものかな。何か「余裕が出来た」感じがしました。
真央ちゃんは強い人だけど、意外と本番のメンタルが弱いところもあって、ソチ五輪のSPは典型的なパターンでした。
でも、明らかに「心が変わった」。
滑ることと、試合の緊張感を楽しんでいるように見えました。
やっぱり休んで、充電するとこんなになれるんですね!
「パワーチャージ」そのもの。
もしかしたら、今季女王に返り咲くのかしら
リーザが3Aで対抗してきて、今後の展開が楽しみです。

この3選手、特に印象に残ったので別記にしました。
奇しくも、【現役延長戦の人】【日の出の勢いの若い人】【一度退いたけど復活した人】という、シチュエーションの異なる3選手が並びました。
フィギュアスケートは、それぞれの選手のストーリーを噛みしめながら楽しむのが一番の醍醐味なので、この御三方も今後どうなるのか目が離せない~★
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2015ジャパンオープン★

2015-10-05 | 15-16 コンペとショー
JO楽しかった!真央ちゃん復帰でた~くさんバナーが見えましたね。
勿論、現地観戦してませんが(笑)。
あのデカイ「たまアリ」で、バナーを貼ろうと思ったら、朝9時には現地入りして抽選に並ばないといけなかった…懐かしい2013全日本。あの時、確か「バナー貼り当選確率」は、1/10ぐらいでしたね。
男子フリーの朝、急遽大宮のユザワヤで白い生地とマジック買って、「即席バナー」をホテルで3人がかりで作りました。バナーの頭数を増やし、当選確率を上げるためですね(笑)。今となっては笑い話!

男子から感想を。
【アボットさん】【昌磨くん】と、女子の【真央ちゃん】は後に別記します。
【ジュベールさん(動画鑑賞)】
プロになってもジュベはジュベだった!「ストロング・エッジ」健在で嬉しい。
余り巷で言われませんが、ジュベはスケーティング上手いんですってば!
「一蹴りでグンと進む」=ヤグディン滑りなんですから~。そこは樋口先生もお気に入り。
4回転は跳ばなかったけど、果敢に滑りきったジュベに拍手でした。転倒したのは元々苦手なフリップだったけど、抜かしてもいいのにね~。やっぱ不器用な男だよな~。
こういう「男らしい」滑りをする選手が最近減りまして、みんな、つなぎにワザをてんこ盛りにして得点アップ!を狙うから、ちょい残念です。「何もしなくても滑りそのものが魅力的」なのも、フィギュアの重要な要素だと思うんだけどなあ。
【もう一人の大輔=ダイス】
あわてて帰宅したらダイスだった!???
このプロいいな~。4回転サルコゥ、2本決めた!クリーン!
でもあとはちょっと気が抜けてしまったか。やはり後半のスタミナ切れが課題。
ダイスはクワドはもうこの構成でいいから、ラストでグングン盛り上げることを頑張って下さい!全てを兼ね備えているのに、勿体ないない!でもシーズン初めとしては上出来。JO初出場(だよね)でも、良く滑りきりました!
【ハビさん】
新プロです。去年のフリーも良かったけどこれも好き。細かい所まで良く動いてます!
クワド安定でソツがなく…でも、基本は余り変わってないかな?世界チャンピオンになったから貫録がついた!とかは余り無い。でも以前より「ブツ切り」感が無く、全体の流れが良くなったかなと。そういう意味では「熟してきた」のかな。
【パトちゃん(「さん」でなく「ちゃん」だっ)】
復活した~~~~~!
でも、人は1年休んだ位では余り変わらないと思った…つか、前よりも更にスケーティングが凄くなってるような。
正直申しまして、ハビの直後にパトを見たら、「ええええええ。違う競技ですか!?」と目テンになる位、「滑りの差」を感じました。
ハビも上手くなったのよ(それは認める)。モロゾフ時代からしたら雲泥の差ですよ。
でもね。でもね。
やっぱりパトちゃんの滑りと比べたら、大人と子供ぐらい差があるよ…なのにPCSではハビが上。ま、「チャンピオン点」なのは解るけど、それでも以前はパトちゃんがこの出来でも、PCS93点は出てたような(気がする)。
ジャッジがこれから「パトリックを再び(王者として)認めるか」は、今季の流れと最終の世界選手権の出来にかかってるかなー。
次の五輪を目指すのなら、今季でせめて世界5位ぐらいには入っておかないと、パトちゃんといえども苦しいかと思われます。
ゆづ・ハビ・パトの3者の「株価」がどうなるのか。いや大きく動き出すのは来季かな。
何せ昌麿くんがあの出来、あの点でしたから、すーごいインパクトを与えましたよね。「パト復帰!」が少し霞んでしまいました。
でも、このままで終わるパトではないと思うんだよね。。。

★女子感想です
【ソトニコワさん】
少し大人っぽく(しっとり)イメチェン。バタバタ「先を急ぐ」感じがなくなったけど、その分「若さでグイグイ!」の魅力は減ったような。でも、1年のブランクは感じられず流石です。足はもういいのでしょうか。
このプロはう~ん…余り合ってないような?私、彼女にはもっと前衛的な革新的なプログラムをやって欲しい。ロシアは才能ある方達がゴロゴロ~だから、ちょっと今のままでは埋もれちゃいそうな不安があります。「当たりプロ」が欲しいですね。
なんでも出来る身体の柔らかさと、高いジャンプ能力が、このプロでは余り生かされてないように思いました。
【アシュリー「姉さん」】
「姉さん」でも、真央ちゃんと同じ年?かな?すっかりベテランさんの貫録に。
去年と同じ「ムーラン・ルージュ」です。彼女に良く合ってるプロ。ジャンプ全部決まると、最後の盛り上がりがハンパなく「ドワーッ!」と来るんですよね。独特のお色気と芯の強さが好きです。
3-3のコンボがずっと課題ですが、それでも少しずつ向上するアシュリーを、応援せずにはいられない!昔のアメリカ女子だったら、もうこの年齢ではとっくに引退ですよね。でも、「スケートが好きだ!」って情熱が伝わってくる所が本当に好きです。
【知子ちゃん】
遂に世界銀メダルまで来ました!
本当に彼女ほど「日本人」を体現してる選手って、いないんじゃないだろか。派手さは無いけど、コツコツコツコツ積み上げて、いつの間にか誰よりも高い所に来ました…「努力」のカタマリのような滑りは、崇高な域にまで達しています。
今季のこのプロ、いいですね~!私も大好きな曲です。激しい系よりも、こういう「清らか系」の音楽の方が知子ちゃんに合ってるというか…「初恋」のイメージかあ~。うん。ぴったり。泣けてくる!もしかしたら…今年1番高い所に立てるかも?
【グレイシーさん】
「火の鳥」は、ハマりプロです!やっぱり彼女はこうでなくっちゃ!
オペラ座~も悪くはなかったけど、衣装が黒よりもやっぱ「赤」がいいな。相変わらず、ブロンドの編み込みヘアが凝ってる!いつも髪型が超楽しみなんです(笑)。
JOの女子選手の中で、「音楽の表現」は、グレイシーが一番好きです。いや今の女子の中で一番かな。次がアシュリー、ラジオノワ。
時々、前衛的な動きが入ってますよね。モダンバレエっぽい。緩急のつけ方が素晴らしく、品格のあるダンスが好きです。
ちょっと今回は時差ボケ?調子が悪く残念でしたが、すぐに戻してくれるでしょう。一度は世界女王になって欲しい人です。なんというか「フィギュアって素敵だね♪」と思わせてくれる、昔のビットみたいな、「美しいフィギュアスケート」の人なんですよね。
【トゥクタミシェワさん】
みんな、「リーザ」と呼んでるので、もう私もリーザでいこう!
また少し大人っぽくなりました。昨年の活躍で、とても自信があふれているかのようです。
でもなんつっても、3Aを投入してきたことが大きいかな!
あれがあることで、「私は出来る!」って一段上の精神力に持っていけてるような気がします。真央ちゃんにとってアクセルが大事なのと、同じなのかなー。
彼女の滑りは「スポーツ」って感じで、音楽が変わっても大きく印象が変わらないのですが、高いジャンプの爽快さは魅力です。あまり「タノ」は多用しないで欲しい(笑)。
ロシア女子は、ますます熾烈な争いですが、次の五輪女王は…リーザではなくラジオノワか…その次の世代か。
私はラジオノワファンなので、獲って欲しいんですが(笑)。
でも、女子は15~16歳の「怖いもんなし」の勢いが、最も影響力あるんですよね…今ジュニアの子が、金メダルかっさらっていくかなあ★
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「またきちさん」じゃなくって…★

2015-10-01 | アート・音楽・映画・本・舞台・ドラマ
「書店に無いでしょうから貸してあげます!」と送ってくださった方がいて、8月に読みました。なんという優しさ(笑)。
確かに暑い夏に読むのがいいですね…熱海の花火大会から始まるし。

私はいつも「冒頭の5行を読んで、頭に情景が浮かんでこないと買わない」と、本屋で品定めするときの基準にしてるのですが、これは「当たり」でした。
あの夏の夕暮れの「ムワッ」とした空気とか、親子連れではしゃぐ声とか、「花火大会が始まる前の中途半端な時間帯に誰が見るのか漫才を」のやるせなさ感とか…絵が浮かんできます。
空の色まで浮かんできそうです。
なんか、芥川賞選考委員の中では「情景描写をやり過ぎ」という声があったそうですが。そうかなー。これぐらいじゃないと物語に入っていけないわ。

3~4時間ほどで読める分量だし、ひっかかるところもない。相当上手いというか基本に忠実で、読者に親切だと思いました。「難解に見せておいて実は中身スカスカ」の類の本じゃないです。むしろ「超オーソドックス」です。
起承転結が「先輩芸人に会う→行動を共にする→自分と相方との変化→これからの自分と先輩」とハッキリしてところもいい。
漫才師として(一応)最期の舞台の描写なんか、丁々発止のテンポで盛り上げて、泣かせるように出来ています(ほんのちょっぴり泣きました)。
役者をやったり音楽をやったり、絵描きの私もそうですが、「好きな道で食べていきたい」人が必ず通る道を、淡々と描いているのがいいです。
過剰に思い入れいもせず、冷めてるわけでもなく。むしろ「お笑い」の奥深さを感じさせました。あの、バラエティ番組で「内輪ノリ」をやってる芸人たちも、あれはあれで「戦場」なんでしょうか。火花散らしてるということでしょうか。

主人公は、ネットで(匿名で)彼らの漫才を批判をする人達に「毒づく」のかと思いきや、「俺らの実力からしたら、叩かれてもしゃーない」とある程度、覚悟を決めています。このあたりの描写が、「いかにもなネット世代」です。誹謗中傷の言葉も「今」を感じさせる。
そうだよね。いちいち2chとかヤフコメのコメントを真に受けてたら、やってられませんよね。
そして、「たとえほんの少しでも、僕らの芸に拍手を送ってくれる人がいただけでも、価値があるのだ。漫才をやってきて良かったのだ」と「感謝」を語ります。

アホなのか天才なのか最後までわからない「先輩」は、このまま終始売れることはないだろう。
でも、「売れない」から価値がないのか、といったらそうではない。
M-1で頂点に立つ漫才師が1組いたとして、その他大勢の漫才師が「カス」かといったらそうではない。
みんな(世間一般)は「負け犬はカス」だと言いたがるが、「ひと握りの勝者」と、「大勢の敗者」と、その両方がいるからこそ価値がある。敗者がいるからこそ勝者が生まれる。
この、なんの世界にでも通じる「大事なこと」を、さりげなく物語に滲ませているところが、一番感動したところでした。
又吉先生は、本当にこんなに大真面目に「お笑い」道を究めているのか?
本の中だけの主張なのか?
そこは「又吉ってかしこいー」と読者をだますテクニックかも、とも思えますが(笑)。

ラストの「先輩」の描写、絵にしたくなりますね。
でも私の画力では駄目だ(笑)。写楽とかああいうタッチで描かないと!
「画力」といえば、この「火花」最大の成功要因は、この本の装丁にあるのではないでしょか。
なんだか、マグマのようなモゴモゴ・ドバーッとした「赤黒いカタマリ」でしょう?
もうこれ以上の「火花」ってないじゃないですか。野心とか絶望とか情熱とか全て含んでる。
この秀逸なイラストは誰じゃろうと思ったら、西川美穂さん「イマスカ」と書いてある。
「イマスカ」とは「居ますか?」という意味だろうか。
絵が最初にあって装丁デザイナーがそれをチョイスしたのか、画家に「この本の表紙を描いてください」と依頼が来たのか。
多分、前者だと思いますが、これがもし他の絵だったら、ここまで売れなかったかと思います。本の装丁って大事ですね~★
コメント
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