【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]
土日朝の番組の最大命題は「玩具を売ること」。
スポンサーさまはもちろんのこと、視聴者が一番楽しみにしているのも、この販促シーンです。
それだけにこれに失敗してしまうと袋叩きにあう羽目に。
そんなとき、主力商品が歌の「ぴっち」なら大丈夫。
るちあさん:
「ぴちぴちボイスでライブスタート!」
「ぴっち」はいつだって販促回。
嗚呼、右手に光るe-pitchが眩いばかりに輝いて見える。
毎回2、3分に渡って商品の紹介をする彼女たちに、スポンサーさまも大満足です。
…でも、たった一回だけ、人魚さんたちが歌わなかった非販促回があるのです。
・マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第33話「乱れる心」
先日、地上に友達ができたシスターミミ。
そのせいで潜らなくいい死線を潜るハメにはなりましたが、友情は揺らぐこともなく。
毎日のように地上の様子を覗きに行っては、遠くから「友達」の様子を眺める日々。

今まで深い海の底で生活し、心を許せるのは姉のシェシェだけ。
そんなミミにとって初めてできた友達は、彼女の壊れた心を癒してくれました。
遠くから様子を見るくらいしかできませんが、それでも彼女にとっては幸せ。
が、その穏やかな日々はある事実と共に崩壊。

シスターミミ:
「あのペンギンは、マーメイドプリンセスのペット!?」
るちあさんと共にいるペンギンの姿を目撃し、ついにミミは真実に到達。
初めての大事なお友達。皮肉にも、それは宿敵・マーメイドプリンセス。
この事実はミミを打ちのめします。
落ち込みながら海の底に戻った彼女は、シェシェ立案の最後のマメプリ捕獲作戦に参加。
自分の気持ちを姉に打ち明けようとしますが、間が悪く、言い出せずじまい。
流されるままに作戦は始まり、マメプリと対峙することに。

るちあさん:
「ピンクパールボイス!」
起動される変身能力。
けれど、今回シスターシェシェが用意した対策法は、「変身を強制解除する」。
謎パワーがほとばしり、変身はリセット。これではお歌が唄えない!

シスターシェシェ:
「貴女達には歌わせてあげないわ」
歌を防ぐのではなく、変身を防ぐ。元から断つ作戦は発狂レベルで効きました。
圧倒的な優勢に、しかしミミは動揺の色を隠せません。
マメプリとの戦いを躊躇するミミですが、シェシェに促され、やむなくライブスタート。
シェシェ&ミミ:
「イッツ、ショウターイム!」

【参考:「闇のバロック」(最終決戦)】
ブラックビューティシスターズ、マメプリとの最終決戦に挑む。
シェシェ&ミミ:
『変わり果てた世界で 運命のもろさを知る』
『あてのない悲しみが心を砕く前に…!』

特別のロングverで流れる「闇のバロック」。
戦況は圧倒的。
でも、かえってバリバリに立っていく退場フラグ。妙な胸騒ぎが消えません。
シェシェ&ミミ:
『光閉ざすバロック 美しきノイズとなれ!』

シェシェ&ミミ:
『黒い罠のささやく 未来を目指し、共に行こう…!』

シスターシェシェ:
「これで本当に最後よ!」

万感の思いを込め、ダメ押しの一撃。
マメプリの周囲の海水が押しのけられ、彼女たちの周囲が干上がります。
完膚なきまでに行動不能の人魚さんたちは、やがて人魚形態から変化してしまい…

シスターミミ:
「!!」

そこにいたのは、予想通り「友人」たち。
やっぱりあの娘たちがマーメイドプリンセスだったんだ…!
ショックの余り、ミミは泣き出すとその場を後に。急に錯乱したミミを追いかけ、シェシェも退場。
人魚さんたち:
「た、助かったけど…」「やつらに何があったんだ…?」

…海の底に戻ったミミはシェシェに告白。
シスターシェシェ:
「一体どうしたっていうの、ミミ」
シスターミミ:
「ごめんシェシェ、私、あの娘たちとは戦えない…!」

突然の発言に真意を問いただそうとしたとき、ミケルさんの使いが登場。

ミケルさんの使い:
「ププププ やっぱり失敗したね」
「どっちみちお前たちはミケルさまに取り込まれる、捨て駒なのさ」
ほどなくして現れるミケルさん。
体調不良から暴走寸前の彼は、心身安定のために力ある存在を取り込むことが必要。
そのターゲットとして、マメプリ、…そしてBBSが選ばれていたのです。
シスターミミ:
「待ってください、ミケルさま!悪いのは私なんです!」

必死になってシェシェの助命を嘆願するミミですが、それを止めたのは、シェシェ。

シスターシェシェ:
「…私たちを捨て駒にしか見ていなかった奴なんかに、命乞いすることはないわ」
「敵わないまでも、私たち、ブラックビューティシスターズの力、見せてやりましょうよ…!」
シスターミミ:
「シェシェ…!」

ブラックビューティシスターズ、誇りある玉砕を選択。
シェシェ&ミミ:
「イッツ、ショウターイム!!」

【参考:「黒の協奏曲」(最終ライブ)】
シェシェ&ミミ:
『Voice in the Dark! 闇のフォリア!』

シェシェ&ミミ:
『愛に守られている幸せな者たち 伝わると信じてる瞳が眩しい…!』
しかし、BBSの伝家の宝刀「黒の協奏曲」も、ミケルには通じず。

彼の白い羽に襲い掛かられ、存在を取り込まれていく。

シェシェ&ミミ:
「シェシェ、私、シェシェと歌ってるときが一番幸せだったよ」
「ミミ、私もよ。二人はいつまでも一緒よ」

シェシェ&ミミ:
「あのね、生まれ変わったら、シェシェに紹介したい友達が居るの」
「まぁ、ミミったらいつの間にそんな友達なんて作ったの?」
「きっと驚くわよ、シェシェ」
「それは、楽しみだわ…」

優しく微笑みあいながら、やがて光が全てを多い尽くし…。
光が晴れたとき、そこには既に何もなく。
1年に渡り視聴者に愛され、マメプリと戦い続けたブラックビューテーシスターズ、退場。
なお、「るちあさん=マメプリ」にミミは気づきましたが、「ミミ=マリー」とマメプリは気づいていません。
マメプリ側からしてみれば、BBSの最期がどうだったのかも、なぜあのとき退いてくれたかも分からないまま。
それだけに、なんとも切ない気分に…。
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]
土日朝の番組の最大命題は「玩具を売ること」。
スポンサーさまはもちろんのこと、視聴者が一番楽しみにしているのも、この販促シーンです。
それだけにこれに失敗してしまうと袋叩きにあう羽目に。
そんなとき、主力商品が歌の「ぴっち」なら大丈夫。
るちあさん:
「ぴちぴちボイスでライブスタート!」
「ぴっち」はいつだって販促回。
嗚呼、右手に光るe-pitchが眩いばかりに輝いて見える。
毎回2、3分に渡って商品の紹介をする彼女たちに、スポンサーさまも大満足です。
…でも、たった一回だけ、人魚さんたちが歌わなかった非販促回があるのです。
・マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第33話「乱れる心」
先日、地上に友達ができたシスターミミ。
そのせいで潜らなくいい死線を潜るハメにはなりましたが、友情は揺らぐこともなく。
毎日のように地上の様子を覗きに行っては、遠くから「友達」の様子を眺める日々。


今まで深い海の底で生活し、心を許せるのは姉のシェシェだけ。
そんなミミにとって初めてできた友達は、彼女の壊れた心を癒してくれました。
遠くから様子を見るくらいしかできませんが、それでも彼女にとっては幸せ。
が、その穏やかな日々はある事実と共に崩壊。


シスターミミ:
「あのペンギンは、マーメイドプリンセスのペット!?」
るちあさんと共にいるペンギンの姿を目撃し、ついにミミは真実に到達。
初めての大事なお友達。皮肉にも、それは宿敵・マーメイドプリンセス。
この事実はミミを打ちのめします。
落ち込みながら海の底に戻った彼女は、シェシェ立案の最後のマメプリ捕獲作戦に参加。
自分の気持ちを姉に打ち明けようとしますが、間が悪く、言い出せずじまい。
流されるままに作戦は始まり、マメプリと対峙することに。


るちあさん:
「ピンクパールボイス!」
起動される変身能力。
けれど、今回シスターシェシェが用意した対策法は、「変身を強制解除する」。
謎パワーがほとばしり、変身はリセット。これではお歌が唄えない!


シスターシェシェ:
「貴女達には歌わせてあげないわ」
歌を防ぐのではなく、変身を防ぐ。元から断つ作戦は発狂レベルで効きました。
圧倒的な優勢に、しかしミミは動揺の色を隠せません。
マメプリとの戦いを躊躇するミミですが、シェシェに促され、やむなくライブスタート。
シェシェ&ミミ:
「イッツ、ショウターイム!」

【参考:「闇のバロック」(最終決戦)】
ブラックビューティシスターズ、マメプリとの最終決戦に挑む。
シェシェ&ミミ:
『変わり果てた世界で 運命のもろさを知る』
『あてのない悲しみが心を砕く前に…!』



特別のロングverで流れる「闇のバロック」。
戦況は圧倒的。
でも、かえってバリバリに立っていく退場フラグ。妙な胸騒ぎが消えません。
シェシェ&ミミ:
『光閉ざすバロック 美しきノイズとなれ!』



シェシェ&ミミ:
『黒い罠のささやく 未来を目指し、共に行こう…!』



シスターシェシェ:
「これで本当に最後よ!」


万感の思いを込め、ダメ押しの一撃。
マメプリの周囲の海水が押しのけられ、彼女たちの周囲が干上がります。
完膚なきまでに行動不能の人魚さんたちは、やがて人魚形態から変化してしまい…


シスターミミ:
「!!」


そこにいたのは、予想通り「友人」たち。
やっぱりあの娘たちがマーメイドプリンセスだったんだ…!
ショックの余り、ミミは泣き出すとその場を後に。急に錯乱したミミを追いかけ、シェシェも退場。
人魚さんたち:
「た、助かったけど…」「やつらに何があったんだ…?」

…海の底に戻ったミミはシェシェに告白。
シスターシェシェ:
「一体どうしたっていうの、ミミ」
シスターミミ:
「ごめんシェシェ、私、あの娘たちとは戦えない…!」


突然の発言に真意を問いただそうとしたとき、ミケルさんの使いが登場。

ミケルさんの使い:
「ププププ やっぱり失敗したね」
「どっちみちお前たちはミケルさまに取り込まれる、捨て駒なのさ」
ほどなくして現れるミケルさん。
体調不良から暴走寸前の彼は、心身安定のために力ある存在を取り込むことが必要。
そのターゲットとして、マメプリ、…そしてBBSが選ばれていたのです。
シスターミミ:
「待ってください、ミケルさま!悪いのは私なんです!」

必死になってシェシェの助命を嘆願するミミですが、それを止めたのは、シェシェ。

シスターシェシェ:
「…私たちを捨て駒にしか見ていなかった奴なんかに、命乞いすることはないわ」
「敵わないまでも、私たち、ブラックビューティシスターズの力、見せてやりましょうよ…!」
シスターミミ:
「シェシェ…!」


ブラックビューティシスターズ、誇りある玉砕を選択。
シェシェ&ミミ:
「イッツ、ショウターイム!!」



【参考:「黒の協奏曲」(最終ライブ)】
シェシェ&ミミ:
『Voice in the Dark! 闇のフォリア!』



シェシェ&ミミ:
『愛に守られている幸せな者たち 伝わると信じてる瞳が眩しい…!』
しかし、BBSの伝家の宝刀「黒の協奏曲」も、ミケルには通じず。


彼の白い羽に襲い掛かられ、存在を取り込まれていく。

シェシェ&ミミ:
「シェシェ、私、シェシェと歌ってるときが一番幸せだったよ」
「ミミ、私もよ。二人はいつまでも一緒よ」

シェシェ&ミミ:
「あのね、生まれ変わったら、シェシェに紹介したい友達が居るの」
「まぁ、ミミったらいつの間にそんな友達なんて作ったの?」
「きっと驚くわよ、シェシェ」
「それは、楽しみだわ…」


優しく微笑みあいながら、やがて光が全てを多い尽くし…。
光が晴れたとき、そこには既に何もなく。
1年に渡り視聴者に愛され、マメプリと戦い続けたブラックビューテーシスターズ、退場。
![]() | (左画像) マーメイド メロディー ぴちぴちピッチピュア DVD-BOX Vol.2 (右画像) 小林沙苗(レディバット)/他/暗黒の翼 | ![]() |
なお、「るちあさん=マメプリ」にミミは気づきましたが、「ミミ=マリー」とマメプリは気づいていません。
マメプリ側からしてみれば、BBSの最期がどうだったのかも、なぜあのとき退いてくれたかも分からないまま。
それだけに、なんとも切ない気分に…。