穴にハマったアリスたち

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第36話「絶望の果て」

2006年08月24日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

DVD版とテレビ放送時の違い。

 ・放送事故、作画ミス、気象テロップ等の修正・削除
 ・OPムービーの一部が変更
  (一部シーンが水着、波音さんのアクション数が増えてる、ラストの集合絵が変更)
 ・一部シーンの色気が倍増
  (るちあさんの二段変身、沙羅さんの通常変身等)

つうか、基本的に色が増える方向で邁進。意外と、ファンの間では不評でしたけれど…。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第36話「絶望の果て」

サブタイトル「絶望の果て」。
週末朝の子供向け番組で、「絶望」だの、まして「果て」だの。
陰鬱なことこの上ない。

 

前回、ミケルさんを召還した みかるさんは、彼の交渉に応じ、自我を放棄。

みかるさん:
 「これ以上海斗に嫌われてしまう前に、私なんていなくなってしまえばいい…!」
 「さよなら海斗。今までありがとう。そして、今でも好きよ…」

 

運命共同体のミケルさんに全てを明け渡し、消滅。
みかるさんの存在を取り込んだことで、ミケルさんはパワーアップ。
完全体になったと超強気な姿勢。

そこに、最後の新曲「希望の鐘音」を習得したるちあさんたちが到着。

 

るちあさん:
 「みかるはどこ!?」

嗚呼、るちあさんが、さりげなく呼び捨てにしてる。
そういえば、リヒトさんの前では「ちゃん」付けなのに。
礼儀正しいのか、単に猫かぶってるのか…。

そんな人魚さんたちに、ミケルさんは事の成り行きを説明。
みかるさんが、孤独に耐えかねて全てを放棄したこと。
それによって、同一体の別人格である自分が、完全な力を得たこと。

 

るちあさん:
 「みかるの苦しみや悲しい気持ち…」
ミケルさん:
 「それはみかるを苦しめていたお前が一番知ってるんじゃないか、るちあ」

正体バレてる!
みかるさんは正体云々のことは知らないですし、一体どうやって把握したのか。
愕然とする一同をよそに、ミケルさんは高らかに宣言。

ミケルさん:
 「完全体になった私の前ではお前たちの力など無に等しい…」
るちあさん:
 「ピンクパールボイス!」

人の話を聴かずに、変身能力起動。
おサカナさんは、あんまり頭が良くないんです。
とりあえず、唄ってから考えよう。

 

マメプリさん:
 『嵐の海に打たれて 負けそうな今を…!』

何故か攻撃ソングに「KODOU」をチョイス。
せっかく新曲覚えたのに…。
まぁ、いきなり新曲打ち込んで通用しなかったらゲームが終わってしまいますし…。

 

マメプリさん:
 『…そして生まれる熱いパーフェクトハーモニー!』
ミケルさん:
 「そんな歌が、私に何か影響を与えると思っているのか…!」

やっぱり効きませんでした。
せっかくの完全版「KODOU」だったのに…。

 

追い詰められところに、今度は海斗くんが到着。

海斗くん:
 「るちあーー!!」
ミケルさん:
 「またあの光か!」

 

いつものパンタラッサパワーでミケルさんを攻撃。
援護の甲斐あって人魚さんたちは無事に逃亡。
さらに追撃をかけますが…

 

みかるさん:
 『今は透明な風の中、静かに眠りたいの 翼を抱いて…』

なぜミケルの中にみかるが!?
ミケルさんの身体から聞こえる歌声に、海斗くんは攻撃を躊躇。
その隙を突かれて、海中に叩き落されてしまいました。

…つうか、この辺の描写を歌でやるあたりが、つくづく「ぴっち」だと思う。


 

さて、なんとか逃げ延びた人魚さん+海斗くんは近くの洞窟に退避。
敵は強大。しかも中にみかるさんがいると知って、彼女に恩義のある海斗くんは戦意喪失。
しかし、暗く沈んでいる暇もなし。すぐにミケルさんに発見され、連戦。

 

るちあさん:
 「ピンクパールボイス!!」

もう様子見はお仕舞い。今度こそ、最後の切り札「希望の鐘音」を発動。

マメプリさん:
 『夢の終わりを願うのはなぜ…?』

 
 【参考:「希望の鐘音」(三人バンク)】

これが効かなかったらもう後がない。
必死になって人魚さんたちは熱唱。
唸れ!「希望の鐘音」!

マメプリさん:
 『間違えた、夢を見てただけ 愛の在処や記憶の謎と…』

 

マメプリさん:
 『Listen to my love この歌を…!』

ミケルさん:
 「ふん。誇り高き我が古代人類の血を引くパンタラッサとマーメイドがそのような汚らしい人間の姿をしているとはな」

 

全く効きませんでした。
もはやマメプリさんたちに反撃手段はなし。
ここまでか、と思われたそのとき。

星羅さん:
 『愛と夢が一つになり…悲しい今を星屑にして…!』

保護者の危機に、星羅さん出撃。

 
 【参考:「Birth of Love」

【Birth of Love】
 星羅さんのソロソング第二段。
 同時に「ぴっち」の最後の曲。
 
  『その力 愛のために使うなら 未来の地図でさえ 変えてゆけるわ!』

 シリアス全開の中での登場でしたが、用意されたバンクは妙に陽気。
 弾けんばかりの笑顔と、セクシーなのか卑猥なのか危うい体を曝け出しての熱唱に、視聴者は唖然。

 ちなみに、中の人・喜多村英梨さんは以前のライブでこの曲を歌ってくれました。
 ぜひ、これからもそういうサービスを希望。

 

異様に楽しそうに歌う星羅さんの魅力に、ミケルさんもたじたじ。

ミケルさん:
 「これは、またオレンジ真珠のマーメイドプリンセスか!?」

三人がかりの「希望の鐘音」でも全く動じなかった彼に多大なダメージ。
これが最強種族・インド洋のマメプリの力。
たった一人でミケルさんを圧倒すると、るちあさんたちを逃がしてくれました。


なんとか逃げ切ることには成功。しかし、足止めを買って出た星羅さんは捕まってしまいました。
なんとしてでも星羅を取り戻す!
気勢を上げるマメプリさんに、海斗くんは待ったをかけます。

 

海斗くん:
 「るちあ、すまない。ミケルがみかるを取り込んでしまっているのなら、
  俺はお前たちと一緒にミケルとは戦えない」

衝撃の敵前逃亡宣言。

るちあさん:
 「…分かった。たとえ海斗が戦えないとしても私たちは戦うわ」

しかし、るちあさんは決然と宣言。
以前のるちあさんだったら、海斗くんに離れられたら何もできなくなってたのに…。
しかも…

 

るちあさん:
 「だって私はマーメイドプリンセスだもの!!」

マメプリとしての使命に目覚めました。
あの、色恋沙汰しか頭にない魚脳のるちあさんが…。
いきなりご立派になられてしまった。


今回のラストシーン。
天空の居城に戻ったミケルさんは、「みつかい」たちを召集。
もはや不要になったと「みつかい」をも捕食。

ミケルさん:
 「完全体となった私に、お前たちのような作られた屑の手助けなどいらぬ」

 

蘭花&あらら&レディバ:
 「私たちが屑?しかし、その屑の元はお前でしょ!」
 「あんたの秘密なんて知ってるんだからね!」
 「あなたも僕たちと同じ、あのお方が作った偽者だということをね」

なにやら意味深なことを言いつつ、「みつかい」、あっさりと消滅。
って、これで最後?
専用回まで用意してもらえたBBSとは雲泥の差。
わずか1分ほどで辻褄あわせのように退場させられてしまいました。
嗚呼、蘭花さん…。


マーメイド メロディー ぴちぴちピッチピュア DVD-BOX Vol.2 ◆20%OFF!(左画像)
マーメイド メロディー ぴちぴちピッチピュア DVD-BOX Vol.2

(右画像)
/マーメイドメロディー ボーカルコレクション マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
/マーメイドメロディー ボーカルコレクション マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ

冒頭で書いたとおり、DVD版ではサービス精神満載。
そんなわけで、みかるさんの色気も倍増してます。
今回の話で「みかるさんがパジャマで空を飛ぶ」シーンがあるのですが、パジャマでなく全裸に変更。
…もっとも、貝ブラに慣れまくってるだけに、視聴者からは逆に「不自然だ」といまいち不評でしたが。
みかるさん、脱ぎ損。
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マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第35話「さよならのかわりに…」

2006年08月24日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

今日、どこぞの玩具コーナーに立ち寄ったところ、女児が物欲しげな視線を棚に向けていました。
視線の先にあったのは、忌まわしき「kira-kara」。
なんてこった、女児が騙されまくってる!「e-pitch」の方が、絶対可愛いのに!
悪貨が良貨を駆逐する現場を見てしまいました。
タカラトミーさまは、この現状を早く何とかしてください。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第35話「さよならのかわりに…」

勝手に暴走した挙句、意識不明に陥った みかるさん。
彼女を抱きかかえ、海斗くんは彼女の家へ。
更には、しばらくそこに再滞在することにしました。

 

リヒトさん:
 「本当にいいのかい、海斗くん…?」

みかるさんの溺愛ぶりにつきあってくれるのか。
兄のリヒトさんはそう思いましたが、海斗くん的には別のことが目的。
みかるさんとミケルさんが、何やら関係ありそうだと睨んだ彼は、それを警戒していたのです。

…それはいいのですが、うっかり者の彼は、自宅で誕生会のために待っててくれてる るちあさんの存在を忘れていました。
結局、るちあさんは一晩待ちぼうけ。
しかも、海斗くんは恋敵の家に行ったっきり。

 

今までのるちあさんなら半狂乱になるところですが、健気に微笑むと、彼のことを全面的に信じて待つことに。

姐さん:
 「るちあ、強くなったな、お前」

全くもって本当に。

…余談ですが、中の人の成長ぶりも素晴らしいです。
放送当初こそ「ぴちぴちボイス」と揶揄された彼女も、いつのまにか芸達者に。
本当、強くなったものだ。


 

その頃、みかるさんは意識を取り戻し、海斗くんに心境を吐露。
小さい頃から病弱で孤独。ずっと一人で寂しかったこと。
そして、夢の中に、「白い羽根の人」(=ミケル)が現れること。

 

みかるさん:
 「こんな私なんて嫌だよね。私だって、嫌だもの…」

 

何かを悟ったか、以前に海斗くんから貰ったペンダントを返却。
妙にすっきりとした顔をすると、しばらく一人で眠ることに。
…しばらくして、リヒトさんが様子を見に行くと、ベッドはもぬけの殻。

 

慌てて捜索を開始する一同。
るちあさんたちも、一応、応援に駆けつけます。
そんな中、海岸に謎の螺旋柱が出現。

 

姐さん:
 「あれはミケルの空間にあった柱だ…」

現場へ急行する人魚さんたち。
その前に、「みつかい」たちが立ちふさがります。
なんか、存在をすっかり忘れかけてましたが、まだ生きてたんだな…。

 

みつかい一同:
 「あらら!蘭花!」「オッケーでーす♪」「はぁぁぁ!!」

声を掛け合うと、三人並んでライブ開始。

みつかい一同:
 『バラよりも美しく 月よりも悩ましく…!』
 『ハートがどっきどっきするような視線 あららやっぱり私に釘付け!』
 『月夜に咲いた花の香りはかぐわしく…!』

横並びで全く別々の歌を唄うな。
相変わらず協調性ゼロ。
聞くに堪えない不協和音。

なお、三人の歌の効果はそれぞれ、
「全てを忘れる」「堕落した夢の虜になる」「享楽に沈む」。
全部まとめて発動すると…?

 

人魚さん:
 「…うぅ!ぐぅ!!」

単に苦しむだけ。

とはいえ、物量作戦の前にマメプリさんたち大ピンチ。

みつかい一同:
 『…そして永遠になれ!』
 『星のバトン振ったら君を夢中にさせたい!』
 『踊り踊れ今宵は 花匂うアゲハの舞…!』

るちあさん:
 「だめ!ここで負けるわけにはいかない…!絶対に!」

 

るちあさんの必死の叫びに呼応して、彼女の真珠が発光。
それに共鳴したか、別の場所にいた海斗&リヒトさんのパンタラッサの紋章も発現。
力が集まり、アクアレジーナさま、何故か降臨。

 

るちあさん:
 「アクアレジーナさま!」

やった!新曲が手に入る!
るちあさんたちも、大口開けて満面の笑顔。
もちろん視聴者も大喜び。

アクアレジーナさま:
 「あなたたちは孤独な魂を救わなくてはいけません」
 「新しい歌を授けます…」

期待通り、新曲配信。
そしてこれが、るちあさんたちにとっては最後の曲。
「希望の鐘音 ~Love goes on~」、発動。

 

マメプリさん:
 『夢の終わりを願うのはなぜ?荒れ果てた場所にも花は咲くのに…』

【希望の鐘音 ~Love goes on~】
 シリーズの最後を象徴するラストソング。
 最終曲なせいもあり、勝率は5割以下と低成績(なにせ、通れば話が終わる)。
 シングル発売されてなかったりとデータ的には不遇な気もしますが、視聴者人気は高し。

 「ミケル=みかるを救う」をテーマにした、一点突破な曲で歌詞もラストを飾るにふさわしい内容。

  『希望の鐘音 最後の歌を 今…』
  『破れた空に流した涙 悲しみのすべて 消さなくていい』
  『間違い 傷ついて 戦い 涙 流して それでも終わらない、誰かを愛する気持ち…!』

 …まぁ、ろくでもない突っ込みもできますけど。

  『夢の終わりを願うのはなぜ?』
  『間違えた夢を見てただけ』『間違えた夢を、終わらせて』

 「夢=このアニメ」と思うとスタッフの本音が見えてげんなり。

マメプリさん:
 『希望の鐘音 最後の歌を今 強いものだけの世界じゃないから…!』
 『Listen to my Love この歌を…!』

 


しかし、その頃。

家を抜け出したみかるさんは、ミケルさんと密会。

ミケルさん:
 「お前は人として生きてきて今まで幸せな思いをしたことがあるのか?」
 「さあ、もう楽になるがいい」
 「来るんだ、我の元へ」

 

みかるさん:
 (さよなら。さよなら、海斗…!)

 

身投げ決行。
宙に躍り出た彼女の背中に白い羽根が生えると、ミケルさんとともに空中へ。
なんだかどうしようもない空気を撒き散らしつつ、次回へ。


マーメイド メロディー ぴちぴちピッチピュア DVD-BOX Vol.2 ◆20%OFF!(左画像)
マーメイド メロディー ぴちぴちピッチピュア DVD-BOX Vol.2

(右画像)
/マーメイドメロディー ボーカルコレクション マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
/マーメイドメロディー ボーカルコレクション マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ

最後のアルバムは全10曲収録。
ただし、カバーが多い上(「希望の鐘音」×2、「七つの海の物語×3)、
メロディが同じ曲(「翼を抱いて」と「明日が見えなくて」)があるので、実質6曲。

…酷い水増しみたいですが、気にしません。
「ぴっち」に商売倫理を求めるな。必死なんです、彼女らも。

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第34話「白い羽根の誘惑」

2006年08月24日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

るちあさんの身体の秘密!

1.人魚時の全長は約2~3メートル。意外とでかい。さすがは海洋生物。
2.マメプリは人間→人魚になると髪の毛が異常に伸長。
 視聴者の間では「あれは水中における呼吸器官だ」と実しやかに囁かれてます。
 多分、切ると溺れちゃうと思う。
3.人魚さんは卵生。じゃあ、あの立派なお胸は何のために?
 これも視聴者の間では「浮き袋の一種だ」と結論付けられることに。
4.彼女は密かに立派なアホ毛の持ち主。よくよく見てると、伸びたり縮んだり遊ばれまくってる。
5.るちあさんの瞳をアップで見てみましょう。
 …何か、台形の光彩が見えますね。
 これが有名なプリン体。食べると大変なことに。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第34話「白い羽根の誘惑」

昨日まで病弱だったみかるさん、突然、元気になってしまいました。
あんまり元気なので、海斗くんを誘惑するべく、サーフィンまで始めてみた。
落差の激しさに、海斗くんもびっくり。

 

ちなみに元気になった理由は、彼女の運命共同体・ミケルさんがBBSを食べちゃったからです。
おかげでせっかく元気になったのに、視聴者的には憎しみしかわいてこない。
私のBBSを返せ。

 

そんな殺伐とした空気を読んだのか、海斗くんもげんなり。
どうしよう、この娘。
元気になったおかげで、ますますまとわりつかれる…。

そんな彼の元に、助け舟が。

 

るちあさん:
 「海斗ー♪お弁当持ってきたよー!」

助かったとばかりに、るちあさんの元に駆け寄る海斗くん。
とてもじゃないですが、ここに転記できないようないちゃつきぶりを見せ付けてくれます。
まるで「こういうことだから諦めてくれ」と遠まわしに言ってるかのよう。

しかしそんなことで みかるさんが引き下がるはずもありません。

 

みかるさん:
 「ぐふっ、げほっ!」

この女、仮病使いやがった。

 

気遣う るちあさんの手は払いのけ、海斗くんに全力で抱きつき。


 

家まで送ってもらうと、必死で説得にかかります。

みかるさん:
 「私を一人にしないで…」

けれど海斗くんからは冷たい反応。

海斗くん:
 「…いい加減にするんだ!」

この言葉に、みかるさん、発狂。
泣き喚きながら、海斗くんにしがみつき絶叫&号泣。
海斗が一緒にいてくれないなら、死んでやるんだから!

 

海斗くん:
 「こんなことで俺を引き止められたとして、お前は本当に満足なのか」
みかるさん:
 「ええ、幸せよ!」

もはや説得不能。
騒ぎを聞きつけた兄のリヒトさんと共に、無理やり引き剥がすことに。
しがみつく指が一本一本、離されていく…。

 

みかるさん:
 「お兄様、やめて!待って海斗!行かないで!!」

ますます泣き叫ぶ彼女の目の前で、海斗くんは去っていく…。

 

みかるさん:
 「いやぁあ!!」

嗚呼、みかるさんの悲鳴が響き渡る。
全てに絶望した彼女は大暴走。
なまじ元気になっただけに、性質が悪いです。

 

クマさんが可哀想。

そんな阿鼻叫喚の中。

 

ミケルさん:
 「なぜ自分だけいつも一人で孤独なのか。
  なぜ自分だけがこんなにも苦しまないといけないのか。
  そう思ってるね?」

錯乱する彼女の耳に響く、ミケルさんの声。
なに?頭の中から声が聞こえる!?
みかるさん、さらに発狂。

妹の大暴れ振りに、リヒトさんも唖然。育て方を間違えた…。
思わず、他界した母の思い出の部屋に行き、己の力のなさを嘆きます。
そんな中、ふと目に止まった、一つの鍵。

リヒトさん:
 「鍵…。これは母さんが大事にしていた…」

 

思い立って開けてみた箱の中には…

 

なぜ、麗しのガイト棒(注:前作ラスボス愛用の指揮棒。でかい)がこんなところに。


一方、海斗くん。
今日は密かに彼の誕生日なのです。
るちあさんと楽しくバースデーをしようと、色々と買い込んで家路へと急ぎ中。

が、不幸にも、家を抜け出し海へと入る みかるさんを目撃してしまいました。

 

みかるさん:
 「海斗ー!私分かってたわ!海斗が私を見つけ出してくれるって!」

慌てて駆け寄るも、みかるさんの勘違いぶりにはがっかりするばかり。
しかも、みかるさんの喜びの表情はすぐに凍りつきます。
彼女の視線の先にあるのは、るちあさんとのバースデーのために買った、チキンその他。

 

みかるさん:
 「…海斗、なにこれ」
 「るちあと一緒に食べようと思って買ったのね…!」

こんなもの!えい!

 

ニワトリさんに謝れ。
さすがにこれ以上放置できないと思ったか、海斗くんも「俺はるちあの方がいい」と切り出しかけますが…。
みかるさんは全力で拒否。そんな話は聞きたくない!今、その話はしたくない!!

 

あまりの拒絶ぶりに、謎パワーまで発動。

 

ミケルさん:
 「私は誰なのだ!私は何者なのだ!」
 「どうだ苦しいだろう、悲しいだろう」
 「全てを捨ててしまえ!私と一体になれ!それがそなたの魂の解放だ!」

彼女の未知の力に呼ばれて現れたミケルさんは、みかるさんに謎の交渉。
ひとまず海斗くんのパンタラッサパワーで撃退するも、みかるさんの意識は戻らず。
ただうわごとのように一つのことを繰り返します。

みかるさん:
 「私は一人…。私はいつも一人ぼっち…」

彼女の孤独な喘ぎを聞き、海斗くんは彼女を抱えたまま硬直。

 


その頃るちあさんは、海斗くんの家で帰ってこない彼を一人、待ち続け…。
暗くなっていく中、彼女の歌声だけが響く。

 

るちあさん:
 『ぐんと深呼吸して青い空にとけたら 大丈夫よ、二人ならきっとできるはず…』
 『会えない時間も胸に届くよ 輝いているよいつも 忘れないでいて…』


この回は、ここで終了。お歌こそ出てきたものの、人魚さんは変身せず。
そのため、キラー商品「e-pitch」も登場しません。
最終回間際になって、ついに販促魂にも鈍りが出てきたか…。


マーメイド メロディー ぴちぴちピッチピュア DVD-BOX Vol.2 ◆20%OFF!(左画像)
マーメイド メロディー ぴちぴちピッチピュア DVD-BOX Vol.2

(右画像)
ぴちぴちピッチ(6)
ぴちぴちピッチ(6)

ちなみに、漫画版のみかるさんは色仕掛けに打って出ます。
私の全てをあげるから!
まぁ、人魚さんの豊満バディを見慣れた彼に通用するべくもないですが。
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