久しぶりに慶早戦を見たが、慶応はほとんどハイパントを蹴らず、全く慶応らしくないボールをつなぐラグビーを展開していた。取っては取り返す、逆転に次ぐ逆転のおもしろい試合だったけど、最後に勝敗を分けたのはキッカーの精度だった。慶応のプレースキッカーは伝統的に、ここぞと言うときにゴールを外す(ような気がする)。まるでデジャビュのような気がした。逆転のPGを外し、ラストプレーで大きく敵陣に入ってマイボールラインアウトで勝負をかけるはずのタッチキックをミスしてこのチャンスをみすみす失った。
23-25。ノーサイド。
今やすっかり社会人との差は大きくなってしまったけど、黄色く色づいた銀杏並木が向こうに並び内外ともに美しい秩父宮ラグビー場で見る大学ラグビーはプレーもやっぱりすがすがしく、最高に美しいスポーツシーンの1つだと改めて思った。
なぜそう思うのかはよくわからない。高校生までは、少なくともプレー中はひたむきでおもいがけないミラクルな試合を見せてくれる競技はいくつもあるけど、大学生になると良くも悪くも節度のあるプレーが目立つようになる。さらに、競技によっては本当に強い凄い選手は高校からプロに進むケースも多いから、なかなか大学が日本の同年代のトップになりにくいせいもあるとは思う。
大学ラグビーと大学駅伝。奇しくも関東の大学が圧倒的に強いこの二つの競技が、上述の理由に当てはまらない。そして、大学ラグビーで歴史上もっとも美しかったのは、やっぱり今年なくなった平尾率いる同志社だったかもしれない。どの選手も個性的で一人一人が粒立っていた。
懐かしんでばかりいるわけにもいかないわけだけど。
23-25。ノーサイド。
今やすっかり社会人との差は大きくなってしまったけど、黄色く色づいた銀杏並木が向こうに並び内外ともに美しい秩父宮ラグビー場で見る大学ラグビーはプレーもやっぱりすがすがしく、最高に美しいスポーツシーンの1つだと改めて思った。
なぜそう思うのかはよくわからない。高校生までは、少なくともプレー中はひたむきでおもいがけないミラクルな試合を見せてくれる競技はいくつもあるけど、大学生になると良くも悪くも節度のあるプレーが目立つようになる。さらに、競技によっては本当に強い凄い選手は高校からプロに進むケースも多いから、なかなか大学が日本の同年代のトップになりにくいせいもあるとは思う。
大学ラグビーと大学駅伝。奇しくも関東の大学が圧倒的に強いこの二つの競技が、上述の理由に当てはまらない。そして、大学ラグビーで歴史上もっとも美しかったのは、やっぱり今年なくなった平尾率いる同志社だったかもしれない。どの選手も個性的で一人一人が粒立っていた。
懐かしんでばかりいるわけにもいかないわけだけど。