MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

ラグビー、慶早戦。いい試合だったけど・・・

2016-11-23 | ランニング以外のスポーツ
 久しぶりに慶早戦を見たが、慶応はほとんどハイパントを蹴らず、全く慶応らしくないボールをつなぐラグビーを展開していた。取っては取り返す、逆転に次ぐ逆転のおもしろい試合だったけど、最後に勝敗を分けたのはキッカーの精度だった。慶応のプレースキッカーは伝統的に、ここぞと言うときにゴールを外す(ような気がする)。まるでデジャビュのような気がした。逆転のPGを外し、ラストプレーで大きく敵陣に入ってマイボールラインアウトで勝負をかけるはずのタッチキックをミスしてこのチャンスをみすみす失った。
 23-25。ノーサイド。

 今やすっかり社会人との差は大きくなってしまったけど、黄色く色づいた銀杏並木が向こうに並び内外ともに美しい秩父宮ラグビー場で見る大学ラグビーはプレーもやっぱりすがすがしく、最高に美しいスポーツシーンの1つだと改めて思った。
 なぜそう思うのかはよくわからない。高校生までは、少なくともプレー中はひたむきでおもいがけないミラクルな試合を見せてくれる競技はいくつもあるけど、大学生になると良くも悪くも節度のあるプレーが目立つようになる。さらに、競技によっては本当に強い凄い選手は高校からプロに進むケースも多いから、なかなか大学が日本の同年代のトップになりにくいせいもあるとは思う。

 大学ラグビーと大学駅伝。奇しくも関東の大学が圧倒的に強いこの二つの競技が、上述の理由に当てはまらない。そして、大学ラグビーで歴史上もっとも美しかったのは、やっぱり今年なくなった平尾率いる同志社だったかもしれない。どの選手も個性的で一人一人が粒立っていた。
 懐かしんでばかりいるわけにもいかないわけだけど。
 
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野茂が米「スポーティング・ニュース」による「ベースボールの歴史で最も重要な40人」に選出されたそうだ。すげえな。

2016-11-23 | 走らずに考えたこと
 私が最も敬愛してやまない野球選手、野茂英雄。野茂がMLBにデビューした1995年は私にとっても特別な年で、野茂の姿にどれほど元気づけられたことか。アメリカに行って野茂が投げる姿を是非見たいと思ったし、そのチャンスもなかったわけではないが結果的に実現しなかった。
 当時私が是非生観戦をしたいと思っていた事が3つあって、野茂以外ではニッポンチャレンジの参戦するアメリカズカップ、サッカーのフランスW杯(ツアーに申し込んだのに直前で行けなくなった)。
 まあ、そんな中でも、野茂は私にとって最も好きなスポーツヒーローである。私にとって「自由」の象徴なのだ。

 その野茂が「スポーティング・ニュース」が選出する「格付け ベースボールの歴史で最も重要な40人」という特集で37位に入ったというニュース。すげえ、と思わず口をついて出た。

 というのも、この40人の顔ぶれを見てもらいたい。選手なんて何人もいないのだ。この格付けの権威がどのくらいアメリカ人の意識と重なるものなのか、まったくもってわからないが、それにしても凄い事だと思った。

Full-Countの記事に寄れば「メジャー史で最も重要な人物」のランキングは以下の通りである。

1位 ベーブ・ルース(野球の神様)
2位 ジャッキー・ロビンソン(メジャー初のアフリカ系アメリカ人選手)
3位 ケネソー・マウンテン・ランディス(MLB初代コミッショナー)
4位 バン・ジョンソン(アメリカン・リーグ初代会長)
5位 ブランチ・リッキー(ドジャース元社長)
6位 マービン・ミラー(メジャーリーグ選手会元会長)
7位 アルバート・スポルディング(スポルディング社創始者)
8位 ウィリアム・ハルバート(ナショナル・リーグ第2代会長)
9位 ルーブ・フォスター(ニグロリーグ設立に貢献)
10位 ヘンリー・チャドウィック(歴史家、『野球の父』)
11位 バド・セリグ(MLB第9代コミッショナー)
12位 ウォルター・オマリー(元ドジャースオーナー)
13位 ビル・ジェームス(野球統計学の専門家)
14位 フランク・ジョーブ(整形外科医)
15位 ハンク・アーロン(メジャー歴代2位の755本塁打)
16位 ルー・ゲーリッグ(37歳で死去した元ヤンキース選手)
17位 ドク・アダムス(野球のルール制定に尽力)
18位 バック・オニール(ニグロリーグで選手、監督として活躍)
19位 ロベルト・クレメンテ(ヒスパニック系選手の先駆者)
20位 ジェームス・アンドリュース(整形外科医)
21位 ジョー・ジャクソン(ブラックソックス事件で永久追放)
22位 ピート・ローズ(歴代最多4256安打)
23位 ウィリー・メイズ(通算3283安打、660本塁打)
24位 コニー・マック(アスレチックスで50年間指揮)
25位 ハッピー・チャンドラー(MLB第2代コミッショナー)
26位 オリバー・ウェンデル・ホームズ・ジュニア(法律家)
27位 バーニー・ドレイファス(パイレーツ元オーナー)
28位 アレクサンダー・クリーランド(野球殿堂設立に貢献)
29位 テッド・ウィリアムズ(最後の4割打者、打撃の神様)
30位 デビッド・ネフト(統計とリサーチの専門家)
31位 トニー・ラルーサ(ワールドシリーズ優勝3度の名将)
32位 レフティ・オドール(日本野球に大使役として関与)
33位 ロイ・ホフヘインズ(アストロズ元オーナー)
34位 ロバート・ボウマン(MLB関連のメディア創設者)
35位 マーク・マグワイア(当時新記録のシーズン70本塁打)
36位 カート・フラッド(トレード拒否事件、FA制度導入のきっかけに)
37位 野茂英雄(日本人選手のパイオニア、MLBの人気回復に貢献)
38位 メリッサ・ラットク(女性記者初のロッカールーム取材)
39位 ビル・ドーク(グラブ作成に貢献)
40位 セオ・エプスタイン(カブス球団副社長)

 赤字が選手だが、バック・オニール、カート・フラッドなど知らない人もいるが、ほかはベーブ・ルースを筆頭に伝説中の伝説の人物ばかりだ。野茂が選ばれたのは、そういう意味では記録ではなく、日本選手の先駆者という歴史的な事実によるものであり、現在の日本人選手たちの活躍と実力が認められた--日本人選手はいまやMLBに欠かせない存在であることを証明するものにほかならない。

 それにしても、思わずうなってしまうほどうれしかった。よくこれらの名前を見て気づいたことがある。選手は野茂を含め13人いるがピッチャーは野茂一人だけだった! 
 ちなみに、MLBにおける野茂に続く私にとってのヒーロー1番手はレッドソックスの上原浩治である。上原も野茂に負けないくらい凄いと思う。野茂以降彼ほどメジャーに行きたがってた選手はいないと思うし、なかなか行けなかった選手もいないと思う。タイミング的には時機をすっかり逸してしまい、苦労した上で名門レッドソックスのクローザーを勝ち取った。そしてあの圧巻の三振奪取率。こんな痛快な事はあまりない。来年もぜひとも投げる姿が見たいものだ。レッドソックスが手放すはずがないと思うが、どうなるか気がかりだ。マーリンズという話もあるように聞く。できればクローザーとして投げる姿を楽しみにしたい。
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