走る前から数日前に足首を痛めて「鎮痛剤を飲むかどうかは自分で状況見て判断する」とかこの大会に向けた最後のハーフマラソンが「ジョギングペースの」1時間34分台だった(私のベストタイムと同じだ!)とか、なんだかスタートに立ったのもようやくだったという話で、「最後の」と本人が語ったという来年の世界選手権代表を決めるこの選考レース、果たして完走できるのか?ってなアナウンサーの口調だった。
けれども、私は半分は期待していた。スタートに立ったと言うことは少なくとも走りきれる目処が立ったと言うことだと思ったし、「ロキソニンは意外と痛みに効く(川内が飲んだのかロキソニンかどうか確かなことはわからないが)」ってことも経験上わかっていた。途中瀬古が解説してたように、川内のようなまじめなランナーは(長距離ランナーにはまじめな人が多い気がするけどぎりぎりまでやり過ぎてしまうことも多いから、休むと疲れが取れて逆にいい成績が出ると言うこともよくある。それはもちろん、それまできちんと練習し続けてきた選手にだけ癒えることだけれど。
それにスタートラインに立った川内の顔はいつになくリラックスしているように見えた。といっても緩んでる感じではなく、引き締まった顔だったし、走り出してからの顔も集中と情熱を感じさせるいい顔だった。序盤から終始先頭近くを走り、後半勝負に出たあたりからも、そして幾分引き離されてからも、ラスト、ゴール前で先頭を追いかけるいつもの苦しい表情も、すべてチャレンジャブルな姿勢がガンガンと伝わってきて、それはいつもの川内だったが、今回久しぶりにこういう大きな大会でのトップ争いをしている川内に、私はテレビの画面に向かって馬鹿みたいに「頑張れ!」と声を出していた。
いつかの福士ではないが「世界選手権決まりでしょ」と言いたいところだ。
とはいえ会見場に現れた川内は足を引きずり解除してもらいながら登場したようだし、本番の世界選手権までにきっちり仕上げて「最後の」世界との戦いで、今度こそ成果を出して欲しい。スピードレースになると勝ち目はないが、大きな大会では牽制し合ってタイムが抑えられるのが常だし、そうなればチャンスはある。
それにしても、ほかの若い選手達はいったい何をしてるんだろうか? こいつが走るなら是非見たいと思う選手はここ最近では川内と藤原新だけだった。藤原は今何をしてるのかしらないが、リオの選考レースを最後に表舞台に再登場していない。今後、選考レースに参戦するならぜひ応援したいけど。
そろそろ、彗星のごとくワクワクさせてくれる選手が現れても良さそうなものだ。青学の2人も、服部勇馬も物足りない。柏原、何やってんだ!?(といってもみんな頑張ってはいるんだろうけどさ)
個人的には東京オリンピックでも33歳の川内には、さらに工夫して練習を重ねれば十分戦えると思うから、大変だろうけど---そしてできれば目標を同じくしともに戦える優秀なコーチの指導を仰いで、たとえば水泳の平井さんみたいな---マラソン人生の総仕上げをして欲しいと思う。
応援し続けるよ。本当に熱くさせてくれる男だ。20km以降の走りは、あと3回くらいはワクワクしながら見て、おいしくビールが飲めると思う。
けれども、私は半分は期待していた。スタートに立ったと言うことは少なくとも走りきれる目処が立ったと言うことだと思ったし、「ロキソニンは意外と痛みに効く(川内が飲んだのかロキソニンかどうか確かなことはわからないが)」ってことも経験上わかっていた。途中瀬古が解説してたように、川内のようなまじめなランナーは(長距離ランナーにはまじめな人が多い気がするけどぎりぎりまでやり過ぎてしまうことも多いから、休むと疲れが取れて逆にいい成績が出ると言うこともよくある。それはもちろん、それまできちんと練習し続けてきた選手にだけ癒えることだけれど。
それにスタートラインに立った川内の顔はいつになくリラックスしているように見えた。といっても緩んでる感じではなく、引き締まった顔だったし、走り出してからの顔も集中と情熱を感じさせるいい顔だった。序盤から終始先頭近くを走り、後半勝負に出たあたりからも、そして幾分引き離されてからも、ラスト、ゴール前で先頭を追いかけるいつもの苦しい表情も、すべてチャレンジャブルな姿勢がガンガンと伝わってきて、それはいつもの川内だったが、今回久しぶりにこういう大きな大会でのトップ争いをしている川内に、私はテレビの画面に向かって馬鹿みたいに「頑張れ!」と声を出していた。
いつかの福士ではないが「世界選手権決まりでしょ」と言いたいところだ。
とはいえ会見場に現れた川内は足を引きずり解除してもらいながら登場したようだし、本番の世界選手権までにきっちり仕上げて「最後の」世界との戦いで、今度こそ成果を出して欲しい。スピードレースになると勝ち目はないが、大きな大会では牽制し合ってタイムが抑えられるのが常だし、そうなればチャンスはある。
それにしても、ほかの若い選手達はいったい何をしてるんだろうか? こいつが走るなら是非見たいと思う選手はここ最近では川内と藤原新だけだった。藤原は今何をしてるのかしらないが、リオの選考レースを最後に表舞台に再登場していない。今後、選考レースに参戦するならぜひ応援したいけど。
そろそろ、彗星のごとくワクワクさせてくれる選手が現れても良さそうなものだ。青学の2人も、服部勇馬も物足りない。柏原、何やってんだ!?(といってもみんな頑張ってはいるんだろうけどさ)
個人的には東京オリンピックでも33歳の川内には、さらに工夫して練習を重ねれば十分戦えると思うから、大変だろうけど---そしてできれば目標を同じくしともに戦える優秀なコーチの指導を仰いで、たとえば水泳の平井さんみたいな---マラソン人生の総仕上げをして欲しいと思う。
応援し続けるよ。本当に熱くさせてくれる男だ。20km以降の走りは、あと3回くらいはワクワクしながら見て、おいしくビールが飲めると思う。