主なコース:池田ふれあい街道 /走行距離:14.32km
TOTAL TIME:1:20:37 /平均ペース:5'38/㎞
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これで4度目の「池田ふれあい街道」。コースの状況、交通量などもおおよそ分かってきたので、今回は音楽を聴きながら走った。
知らないロードを走るときは目・耳・鼻など五感を駆使して危険を回避するように努めないといけないので、基本的に音楽は聴かない。目とともに耳からの情報はロードランニングでは特に重要だからだ。
同じ理由で、イヤフォンはオープンタイプを使うというのは鉄則である。周囲の音が聞こえない状態で走るのは自分が危険にさらされるだけでなく、他人を危険に巻き込む可能性もあるから注意しなくてはならない。
また、周囲の音が聞こえるといっても、イヤフォンをつけている場合はやはり普段以上に目での確認を徹底する必要がある。たとえば道路を横切るような時などは必ず振り返って目で確認するように心がけている。
で、今回、十分に周囲の音が聞こえるボリュームに調整して音楽を聴きながら走ったら、ただでも山沿いの気持ちのよいコースなのだが、これまでの3回とはまったく異なる楽しさを味わうことができた。
車がときどき走りぬけていく程度で、基本静かな環境。そこに鳴る音楽は気持ちを大いに盛り上げてくれる。家や車で聴くのとは全く違う感動がある。目に入る景色や樹や草の匂い、そよ風の感触。心地よく運動する肉体。それらすべてのものがないまぜになって、少し大げさに言うなら日常とは別の心地よさを感じることができるのだろう。
この日もそうだったのだが、わたしはGPSウォッチを持っていないので、たまにiPhoneのGPSアプリを使う。GPSウォッチより優れている部分というのはほとんどないけれど、唯一良い点はイヤフォンをつければ音声でいくつかのリアルタイムな情報を聴きながら走れる点だと思う。1㎞ごとのラップや距離、使うアプリによっては心拍数も計測できるから心拍数トレーニングの指示をもらうなんてことも可能だ。
逆に一番のデメリットは準備や操作が面倒なところ(この日もせっかく記録したデータを間違って消してしまった)。
それにしても、この静けさの中ならクラシック音楽を聴くことも可能かもしれない。震えるようなピアニッシモの音もストレスなく十分聴きとれるかもしれない。