MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

マラソンは一軸か二軸か

2016-03-29 | 1日1ラン
 短距離なら間違いなく二軸なんだと思うけど、長距離では混在してるし、最近の日本のトップランナーには二軸走法が増えている気がする。
 一軸と二軸で何が違うかと考えてみると、踏ん張りやすいかどうかだと思う。当たり前だが二軸のほうが踏ん張って力を出しやすい。エンジンが二つ付いているようなものだ。しかし、身体を左右に揺らしながら行く分どうしても力のロスが多い。強引なパワーでむりやり体を引っ張っていく短距離では二軸が有利なんじゃないだろうか。
 一方、一軸はロスが少ない。風の中で揺れる一本の柳のごとし。まっすぐのほうが余分な力がいらない。踏ん張る必要がない。

 日本の選手で二軸で走るマラソンランナーは宇賀地、藤原新など、女子では野口みずき、野尻あずさなんかがそうだ。藤原はちょっとタイプじゃない気もするが、おおむね力でぐいぐいと前に持っていくパワーランナー。どちらかといえばフルマラソンより短い距離(ハーフマラソンや1万メートルなど)が得意な人が多いのではないだろうか。ハーフマラソン世界記録保持者タデッセも二軸走法だったんじゃないかな(ぎふ清流マラソンで目の前で見た)。

 想像するに、パワー系のランナーたちは総じて故障する可能性が高くなるだろうし、全盛期の野口みずきを除けばフルマラソンではあまり成功していない。女性では圧倒的な世界記録をもっているポーラ・ラドクリフが二軸ランナーとして思い浮かぶ。彼女も短い距離がもともと得意だったはずだ。結果の安定性にしばしば欠けるのは、おそらく故障が多いのと、極端に言えば力任せの走りが不安定につながる

 市民ランナーでは一軸走法が無難だと思うし、上記のとおり、逆にあえて二軸にする理由が見つからないはずだ。

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