陸連から2014年度ナショナルマラソンチームの選手発表がありました。
「リオデジャネイロオリンピック」では出場するだけでなくメダル獲得もしくは入賞するんだという意識を日ごろから選手・指導者に強くもってもらう目的があるという説明がありました。
ますますもって応援しつづける気持ちは変わりません。ただ、メダルを目指すのなら、とくに男子についてはこのメンバーでアフリカ勢に立ち向かうのはほぼ難しいでしょうね。本当に悔しいけど。
目標が「メダルもしくは入賞」というのは、おそらく正確には男子は「入賞」、女子は「メダル」ってことなんでしょう。正直かつ正確な表現ですが、日本のマラソンの目標が入賞とは少々さびしい。
現実を見据えれば、今の世界とのレベルの差はいかんともしがたい。女子とて、今後さまざまな困難を乗り越えてアフリカの選手がさらに進出してくれば(進出してくるでしょう)あっという間に上位は独占状態になると思われます。
これはこれとして、もっと若い世代の体系的なトレーニング・プロジェクトを別に立ち上げるべきだと思います。
中長距離のトラック種目ではちっとやそっとでは世界と戦える選手が出てくる兆しはないです。同じように厳しいと思われてた短距離で「あと一息」という若い選手が出てきているので、中長距離でも少し長期的な育成ができたら可能性はあると思うんです。
オリンピックでメダルを獲ることが至上命題となっては本末転倒ですが--「参加することに意義がある」というのが正しい。それは「ただ参加すりゃあいいや」ってことじゃもちろんなくて、個々の選手が最大限の努力を払うことに大きな意義があるわけです--努力の成果が発揮されれば、やはりそれを目撃しただれもが感動し活力が湧いてきます。同じ国の人ならより誇らしい気持ちにもなります。これが自然なことなのか教育のせいなのかわかりませんが。
とにかく、おかしな方向に行かない限りはやはり国民(まともな民主国家なら、国家は国民一人ひとりによって築かれている集合体なわけですから国民に利益還元されるべきです)に大きな力をもたらしうる国家的な事業の一つとすべき価値があると思います。
ややこしいけど、このややこしさはきちんと踏まえたうえで、できる限りの支援に取り組んで成果を出してもらいたいと願います。
●2014年度ナショナルマラソンチーム選手
<男子12名>
石川 末廣(Honda)
今井 正人(トヨタ自動車九州)
川内 優輝(埼玉県庁)
黒 拓克(コニカミノルタ)
小林 光二(SUBARU)
酒井 将規(九電工)
佐々木 悟(旭化成)
中本 健太郎(安川電機)
堀端 宏行(旭化成)
前田 和浩(九電工)
松村 康平(三菱重工長崎)
宮脇 千博(トヨタ自動車)
<女子9名>
伊藤 舞(大塚製薬)
木 良子(ダイハツ)
重友 梨佐(天満屋)
田中 智美(第一生命)
野口 みずき(シスメックス)
早川 英里(TOTO)
福士 加代子(ワコール)
前田 彩里(ダイハツ)
渡邊 裕子(エディオン)
※所属は2014年4月1日以降のもの
※五十音順
「リオデジャネイロオリンピック」では出場するだけでなくメダル獲得もしくは入賞するんだという意識を日ごろから選手・指導者に強くもってもらう目的があるという説明がありました。
ますますもって応援しつづける気持ちは変わりません。ただ、メダルを目指すのなら、とくに男子についてはこのメンバーでアフリカ勢に立ち向かうのはほぼ難しいでしょうね。本当に悔しいけど。
目標が「メダルもしくは入賞」というのは、おそらく正確には男子は「入賞」、女子は「メダル」ってことなんでしょう。正直かつ正確な表現ですが、日本のマラソンの目標が入賞とは少々さびしい。
現実を見据えれば、今の世界とのレベルの差はいかんともしがたい。女子とて、今後さまざまな困難を乗り越えてアフリカの選手がさらに進出してくれば(進出してくるでしょう)あっという間に上位は独占状態になると思われます。
これはこれとして、もっと若い世代の体系的なトレーニング・プロジェクトを別に立ち上げるべきだと思います。
中長距離のトラック種目ではちっとやそっとでは世界と戦える選手が出てくる兆しはないです。同じように厳しいと思われてた短距離で「あと一息」という若い選手が出てきているので、中長距離でも少し長期的な育成ができたら可能性はあると思うんです。
オリンピックでメダルを獲ることが至上命題となっては本末転倒ですが--「参加することに意義がある」というのが正しい。それは「ただ参加すりゃあいいや」ってことじゃもちろんなくて、個々の選手が最大限の努力を払うことに大きな意義があるわけです--努力の成果が発揮されれば、やはりそれを目撃しただれもが感動し活力が湧いてきます。同じ国の人ならより誇らしい気持ちにもなります。これが自然なことなのか教育のせいなのかわかりませんが。
とにかく、おかしな方向に行かない限りはやはり国民(まともな民主国家なら、国家は国民一人ひとりによって築かれている集合体なわけですから国民に利益還元されるべきです)に大きな力をもたらしうる国家的な事業の一つとすべき価値があると思います。
ややこしいけど、このややこしさはきちんと踏まえたうえで、できる限りの支援に取り組んで成果を出してもらいたいと願います。
●2014年度ナショナルマラソンチーム選手
<男子12名>
石川 末廣(Honda)
今井 正人(トヨタ自動車九州)
川内 優輝(埼玉県庁)
黒 拓克(コニカミノルタ)
小林 光二(SUBARU)
酒井 将規(九電工)
佐々木 悟(旭化成)
中本 健太郎(安川電機)
堀端 宏行(旭化成)
前田 和浩(九電工)
松村 康平(三菱重工長崎)
宮脇 千博(トヨタ自動車)
<女子9名>
伊藤 舞(大塚製薬)
木 良子(ダイハツ)
重友 梨佐(天満屋)
田中 智美(第一生命)
野口 みずき(シスメックス)
早川 英里(TOTO)
福士 加代子(ワコール)
前田 彩里(ダイハツ)
渡邊 裕子(エディオン)
※所属は2014年4月1日以降のもの
※五十音順