新聞のコラムから。
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない。 宮沢賢治
人は自己のみならず他者の不幸をも悲しむ。
他人のみならず他の生き物、さらに宇宙の苦しみをも苦しむ、
つまり共感が「人」の本性であるかぎり、
「世界」が幸福でなければ自分も幸福ではない。
寺山修司も『幸福論』に、とある女性の言葉を書き入れた。
「ひとりで幸福になろうとしても、それは無理よ」
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それから政治学者の姜尚中氏の記事から。
政治学、政治思想史を専門とする教育者としては、
一貫して伝えてきたことがあります。
それは政治を自分のこととしてとらえる力を身につけてほしいということ。
政治こそ人間の本性を表すもので、それぞれが生きていくうえで
欠かせないものです。
これは宮沢賢治の「世界全体が幸福に~」の思想と通じていると思った。
生活を守る政治で、多くの人々が幸福になる。
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樹木希林さんの本の宣伝から。
世の中をダメにするのは老人の跋扈(ばっこ)。
時が来たら、誇りを持って脇にどくの。
(跋扈:ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。)
勿論、素晴らしい高齢者もいます。
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「頭にきてもアホとは戦うな!」を図書館に去年、予約したけれど、
読みたい人が相当数いるのでしょう。図書館からは連絡ありません。
※ 日テレでドラマ化 4/22 深夜スタート