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俳句の勉強会 7月

2019-07-10 14:21:45 | 俳句の練習

1人3句で、24句の中から皆で7句を選びます。

先生の選んだ7句です。

特選は、今回もメール参加のブログ友さんです。

 

◎ 片陰や使う人なき車椅子

  洋館の客待ち顔の白き百合

  筍や令和に向けて顔を出す

  梅雨曇り苔の波打つ切通し

  夏の夢五輪チケット何処(いずこ)かな

  父の日にじいちゃんと呼ぶ娘かな

  五月晴ペリーゆかりの開国橋  (私の句)

 

特選の句について先生の説明:

メンバーそれぞれの感想が違う。いろいろに想像できることが良い句。

車椅子という物に託す。物事で事を言わない。事は説明になってしまう。

※ 片陰→ 蔭 くさかんむりを付ける。

 

私の特選は、筍や令和に向けて顔を出す です。

筍が顔を出すというのが、なんだかかわいい感じがして選びました。

 

私の3句:

1 駄菓子屋の黒蜜の味ところてん

2 風薫る浦賀水道ひとり占め

3 五月晴ペリーゆかりの開国橋

 

1 は駄菓子屋を ありし日の黒蜜の味ところてん と先生の添削。

駄菓子屋 が近すぎるというような事でした。

 

子供の頃、近くの駄菓子屋さんで、黒蜜のところてんをよく食べていた。

関東では、二杯酢、三杯酢で食べるが、関西では黒蜜が多いそうです。

先生もそれは知らなかったそうです。メンバーのひとりは黒蜜と言っていました。

黒蜜が美味しい~。

 

2 は、写真俳句ということで、写真を持参しました。

写真を見て、先生は納得のようでした。

景色も精神的にも一人占めですねと言われた。

写真がないと、いまいち分からない句かもしれない。

。。。

メンバーから先生に質問がありました。

二句一章と一句一章のことについてです。

 

秋風や模様のちがふ皿二つ(原 石鼎  作)

これが二句一章の代表作です。

 

一句一章(一物仕立て)の代表作は虚子の

 

「流れゆく大根の葉の早さかな」

 

先生の新聞の投句、特選です。

 

一軒の理系の古書肆夏つばめ 

 

肆 (みせ) 難しい字です。読み方が分からない。

神田にある古本屋さんだそうです。

選者評:

「理系の古書肆」がキーポイント。それゆえに季語の「夏つばめ」が

生きてくる。理系の古書店は、珍しい。

「切れ」は、古書肆の部分。


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