幸せアップ+α

TVを見ていることが多いし、いろいろ感じることがある。

「裏窓」 ヒッチコック

2021-02-13 09:21:16 | 映画

コメント欄はとじておきます。

 

裏窓は建物の裏、たいてい中庭がある側に面している。

映画の舞台は真夏のニューヨークなので、

今なら建物の壁はエアコンの室外機でいっぱいで、

そこから排出される熱気と騒音で、とても窓など開けられない状態だろうが、

映画が描いている50年代は、まだエアコンが一般家庭に普及していない頃で、

中庭には住民が作った花壇があって、

今とは比べものにならないくらい生活にゆとりがある。

 

主人公はプロのカメラマン、ジェフ(ジェームズ・スチュワート)。

事故で骨折してグリニッジ・ヴィレッジのアパートで車椅子生活を送っている。

真夏のニューヨークは35℃の熱気。誰もが窓を開け放しているので、

商売道具のカメラの望遠レンズで隣人たちの私生活を覗き見るのが

ジェフの楽しみになっている。ジェフは部屋を訪れる美しい恋人の

リザ(グレース・ケリー)と訪問看護師のステラを相手に、

隣人の噂話をしては暇つぶしをしていたのだが、ある雨の夜を境に、

向かいのセールスマンの妻の姿が消え、もしや夫が妻を殺したのではないかと

疑いがわき起こる。セールスマンの怪しい振る舞いに不審はつのり、

ついには真相を確かめるため、歩けないジェフに代わって、

リザが向かいの部屋に忍び込むことになるのだが…。

 

『裏窓』が単なるサスペンス映画では終わらない、

不滅の輝きを放つ名作になったのは、

ジェフとリザのラブロマンスの部分もさることながら、

ジェフが裏窓を通して人生を知るという大きなテーマにある。

男たちを手玉にとるように見えて、実は純情だったことが最後に分かる踊り子、

失恋の末に自殺しようとして、隣家の窓から流れてきた

美しいピアノ曲に救われる孤独なオールド・ミス。

いつまでも冒険を追い求め、自分の人生を築くことから逃げているジェフに、

人生とは何か、自分にとって大切な人は誰かを教えるライフレッスンになっているのだ。

そして、人間の真の姿を知るには、表側からではなく、裏窓から見るに限る、と。

 

↑ 分かりやすい解説の一部を貼りつけました。

 

NHK BSシネマは名作を毎日のように放送していますが、たまにしか見ていません。

私はヒッチコックの映画がとても好きで、たまたま番宣で週一、ヒッチコックの映画を

放送すると知って録画しました。数年前にも放送されたので見たのですが、

何回でも見たいので見ました。

グレース・ケリーの美貌! この言葉がふさわしい。衣装も素晴らしい~。

パーティーに着ていくようなシルクのふわりとしたドレスと大粒の真珠のネックレスで

恋人のアパートに来るのって場違いな感じですが、美しい~。

ヒッチコックは、いつものようにワンシーンに一瞬、登場します。

裏窓から見た向かいの部屋で書棚を眺めていました。

J.スチュワートは、ヒッチコックの映画には欠かせません。なんだか安心して見ています。

サスペンスですが、明るい感じでとても楽しい映画です。

 

 


「ヤクザと家族」思い切って見に行きました 

2021-02-11 20:38:52 | 映画

「新聞記者」が日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた藤井道人監督が、

時代の中で排除されていくヤクザたちの姿を3つの時代の価値観で

描いていくオリジナル作品。

 

これが初共演となる綾野剛と舘ひろしが、父子の契りを結んだ

ヤクザ役を演じた。

 

画像1

強面で凄んでいる~ 磯村勇斗は金髪

 

見どころのひとつは絶妙なキャスティングだろう。

チンピラからヤクザの世界で男を上げていく

主人公・山本を演じた綾野剛が放つキレと哀愁、

その繊細な表情がこの映画に説得力をもたせている。

さらに山本の親分となる柴咲組長を演じた舘ひろし

綾野と新しい化学反応を起こす。

 

新世代の半グレを演じた磯村勇斗が新鮮な存在感を発揮。

 

この映画は新旧の時代を対比させ、「家族とは何か」「いかに生きるか」

「失ってはいけないもの」を提起している。

エンタテインメント作品でありながら現代の様々な問題をはらんでおり、

「変わりゆく時代の中で排除されていく“ヤクザ”」を

鋭い視点で描くことで、

生きる場所を失った者の人権、今の世の矛盾と不条理を突きつける。

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ヤクザの映画は一切見ないし、今回初めてです。

綾野剛は様々な役を演じているけれど、この役は他の役者ではなく

彼が一番、似合うと思った。舘ひろしは好きな俳優です。

磯村勇斗は、ちょい役かなと思ったけれど、とても存在感のある役だった。

海のある街が舞台で、沼津がロケ地とのことです。

磯村勇斗くんの故郷なので、この映画に是非とも出演したかったそうです。

 

ヤクザから普通の人になることは、仕事でも受け入れてくれる所は

ほとんどないし、彼らはどうしたらいいのでしょう。

~~~

大河ドラマ「青天を衝け」 (14日スタート)で、

五代才助(友厚)役をディーン・フジオカ(40)が演じる。

15年の朝の連続テレビ小説「あさが来た」でも同役を演じた

フジオカは「時を超えた不思議な縁を感じております。

西の五代が東の渋沢とどう関わり、大阪経済復興に身をささげたのか。

 

「あさが来た」で五代友厚を見て、初めてこの名前をしりました。

また、ディーン・フジオカの友厚を見られるのが楽しみ。

そして、14代将軍:徳川家茂を磯村勇斗が演じる。

「青天を衝け」は面白そう。

 

 

 

 

 

 


「自粛バカ」:池田清彦著

2021-02-05 18:48:52 | 

「自粛バカ」

リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋

2020年8月 池田清彦著

生物学者

 前書きの一部:

新型コロナウイルスによるパンデミックの結果、世界経済は

大きな打撃を受けたが、それと同時にコロナ禍は人々の

本性をあぶりだした。

多くの人は「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」と

思っていても、口にだすのはさすがに憚られる。

それは、後ろめたいという感情が少しは残っているからだ。そこで、

この時代の空気に反する行動をした人々を見つけだし、罵詈雑言を

浴びせて、自分は決して利己的な人間ではないことを

自分自身に無理やり納得させて、後ろめたさを払拭しようとする。

 

コロナウイルスの征圧に成功している台湾のIT担当大臣の

唐鳳(オードリー・タン)は中学中退で、独学で勉強して、35歳にして

台湾史上最年少の閣僚に抜擢された。残念ながら、日本にはこういった

型破りの人を遇する土壌がない。唐鳳が日本に生れていたら、

大臣はおろか、皆にいじめられて、悲惨な人生になっていたかもしれない。

上の言うことはおとなしく聞き、同調圧力に逆らう人を、

皆でバッシングするという日本人の情けない感性は

どこからきているのだろう。

(日本は民主主義は国民が自力で勝ち取ったものではなく、

太平洋戦争の敗戦により上から降ってきたものだ。

台湾や韓国は、国民の力で勝ち取った歴史がある。

ゆえに国力に差がでてくるのでしょうね)

 

池田清彦さんは「ホンマでっか!? TV」で、

いつも面白いことを言っている。この本も面白い。

健康診断は受けてはいけない、とか普通とはちょっと違う。

早稲田大学で14年間、教授として務めていたけれど、1回も

健康診断は受けていないそうです。

お酒も休肝日など無視して飲み続けているそうです。

この本は図書館で借りました。

 

コロナ感染者数が減ってきた。神奈川県は東京の次に多かったけれど、

最近は、そうでもなくなり、ちょっと安心。


「やくざと家族 The Family」 見たいです

2021-02-01 10:25:54 | 映画

新聞広告に書いてありました。

あなたは《 生涯の1本 》に出会う。 

 

先日、たまたま「徹子の部屋」を見たら舘ひろしさんがゲストでした。

渡哲也さんのお思い出を話していた。

渡さんに、出会った頃、舘さんは「おまえには華がある」と言われた。

そんなこと、今まで言われたことが無かった。

そして、ある時、舘さんに「演技が上手くなったな、

上手くならない方がいい」みたいな事を言われたそうです。

 

この映画の話で、綾野剛をとても賞めていた。

話を聞いて、やくざというと、ちょっと怖いという感じがするのですが、

見たいと思いました。

その後、「ボクらの時代」を見たら、この映画の綾野剛

監督、音楽担当の3人が出演していた。私は全く知らない方です。

この番組は年に数回くらいしか見ていない。

その日、図書館に行き、たまたま見た雑誌に、

磯村勇斗の写真のアップが載っていた。

インタビュー記事を読んだら、この映画に出演していた。

綾野剛の弟分の役。

あれ、磯村勇斗も出演しているのか~。ますます見たい。

徹子の部屋も、たまにしか見ないし。

なにか、導かれているみたいに感じた。

 

「ゴットファーザー」:マフィア の映画は、

どんな名画と言われても見たくない。それと、ナチスの映画も・・・

ゆえに、名画を見逃している・・・

 

舘ひろしさんは、年々ステキになっていると思うし、

綾野剛さんも魅力的。特にファンではないのですが

映画界に欠かせない役者ですね。

磯村勇斗さんは成長株でしょう。

 

どこか品格を感じさせる昔かたぎのヤクザが似合う

舘の存在感も抜群なら、悪徳刑事役の岩松了ら、

脇を固める面々も実力派揃い。

侠葉会のキレキレの若頭・川山を演じる駿河太郎といい、

『何食べ』のジルベールとも

『恋する母たち』の赤坂くんともまるで別人の翼役の磯村勇斗といい、

役者の新たな一面に触れる醍醐味もいっぱい。

この魅力、ぜひ味わって。

 

今は映画館も空いているだろうし、映画は不要不急ではないと

言われるかもしれないけれど、上映期間は限りがあるし、

映画を応援したい気持ちがある。

その時はランチもする~♪


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