新聞記事から。
伝え方にコツあり
コピーライター・佐々木圭一さんが出張授業
相手の頭の中、想像してあげて
同じ意味でも、選んだ言葉で違う印象
人の行動も換わるんだ
6年生のクラスで「伝え方の授業」。
言葉を発する前に頭の中で以下のステップをふむことが大事。
① 自分の頭の中をそのままコトバにしない。
② 相手の頭の中を想像する。
③ 相手のメリットと一致する「お願い」をつくる。
「伝える内容が同じでも、相手の頭の想像してあげると、
今までのノーがイエスに代わるかもしれない。
たとえば、なかなか練習しようとしないチームメートに練習
してほしい時。
✖ 「ちゃんと練習して」
(言われた方は、めんどくさいこと言われた、と思う)
〇 「一緒に練習しよう」
一緒にと言われると、その話に乗りやすくなるという。
最後にこんな課題を出した。
友人に一緒に遊ぶ約束をした日を変更してほしいと
お願いる時、どんな伝え方をしたらいいだろうか? ひとりが答えた。
「ごめん、その日でないとだめな予定が入ったんだ。
今度、一緒にラーメン食べに行こう」
その友人がラーメン好き、好きなお店も同じだったと聞いて、
「この言い方なら喜んでもらえるかも、と思った」と説明した。
佐々木さんも「日程変更に『あれっ』と思っても、
一緒にラーメンを食べに行けるという『嬉しい』が上回ればいい」と。
①と②は心がけているつもりだけれど、
妹と話すときなど言いたい放題になっているかも。
③の6年生の話は真似したい!?
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天声人語 から。
悪魔に目をつけられた農民が強欲になる。
日の沈むまでに巡った土地は全て我が物になるという
約束をかわし、一心不乱に歩く___。
ロシアの文豪、トルストイの『人にはどれほどの土地がいるか』
である。汗だくで歩き続けた末に、農民はばったり死んでしまった。
手に入れられたのは、小さな墓穴の土地だけ。
欲望のままに動く者は、ついには滅びるという戒めだろうか。
ウクライナには同じような民話が伝わっているそうだ。
いま繰り広げられているのは、そんな戒めをあざ笑うかのような
2大国のふるまいである。
大国の指導者達はトルストイの本を読むことですね。
天網恢々疎にして漏らさず
てんもうかいかいそにしてもらさず
「ブラッシュアップライフ」で、主人公は来世はより良い
境涯に生まれ変わるために、善根を積む人生を歩んだ。
飛行機事故を回避させるために猛勉強をして
パイロットになったり、大学で研究者になったりした。