1月のブログに書いた「小学校 それは小さな社会」を見に行きました。
入学式から1年間の小学校の生活。2年生になり新入生を迎えるまで。
6年生は卒業する。小学校は子どもたちの成長が一番見られる時。
先生方は、やり甲斐を感じられるだろうと、見ていて思った。
「子供たちに責任を与え、
大人が導く教育がない国が多い」
『小学校~それは小さな社会~(英題:The Making of a Japanese)』で
取り上げた日本の小学校教育について、
監督の山崎エマさんはそう語ります。
同作の短縮版『Instruments of a Beating Heart』は
ニューヨーク・タイムズの動画配信サイトで公開され、
今年の米アカデミー賞の短編ドキュメンタリー部門にノミネートされました。
山崎さんはイギリス人の父と日本人の母を持ち、
大阪の公立小学校を卒業した経験を持ちます。
そして成人後にニューヨークで働いていたとき、
周囲より「がんばるときのスタンダードが上」
であるという強みが小学校時代に培われたことを自覚したといいます。
なぜ作品は海外で注目されたのでしょうか?
掃除や給食当番、黒板消し係、委員会活動などの生活面が
教育の一環であるという、日本では当たり前のことが
そもそも画期的だと受け止められているといいます。
「自分たちで自分たちのことをやる、子供たちに責任を
与えそれを大人が導くという教育がない国が多いです」
「日本はなぜこうなのか」の
ヒントは小学校教育に詰まっている
作品中に登場する運動会や音楽会など、本番に向けて何週間も
練習を重ねる行事のあり方も特徴的だといいます。
「力を合わせる練習をして、達成感を学ぶことが
海外にはあまりない。教わるのではなく、自分たちで何かを
体感して学んでいくやり方が日本ならではです」
「特に欧米は個人の個性を作り、その次に周りの人と
うまくやっていくことを教える。日本は逆で、
まず集団の中での責任や役割、貢献が優先されて、
次に個人を作っていく」
コロナ禍を経て「自分だけ大丈夫でも生きていけない」ことが
諸外国で体感されたことも、協力や思いやりといった
日本の教育の強みが評価されている一因かもしれない、
と山崎さんは指摘します。
日本の教育も時代とともに変化しているそうです。
「協力や思いやりは行き過ぎてしまえば同調圧力や連帯責任になってしまう。
「この20年ぐらい、教育界が力を入れてきた子供たちの
自己肯定感を上げようとした結果がこの映画に
多く含まれていると思います」
小学校教育を考えることは日本の未来に直結している、
と山崎さんは言います。
そういう教育のプラス面に気づかず、全部を欧米風にしても
日本はやっていけない。『日本はなぜこうなのか』の
ヒントは良くも悪くも小学校教育に詰まっていると思っています」
横浜伊勢佐木町の映画館で見た。伊勢佐木町は昭和のビルも多く
なんとなく懐かしい雰囲気。お店とお客さんもなじみ客が多い感じ。
よそよそしくないのが良い。
友人とランチは中華。飲食店が軒並みあり、お値段も安い。
中華街も近いからか中国人のお店でお客さんも中国語を話していた。
2週間後に「映画を愛する君へ」を見に行く予定。
韓国料理店もあったので次回はそこのお店にしよう。