ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

福島散歩 ~小平潟天満宮:会津~

2016-03-21 | 旅行
福島県の猪苗代町に日本三大天神の一つともいわれる「小平潟天満宮」があるということを初めて知りました。野口英世記念館の近くにあった観光案内版に出ていたんです。これは行ってみなければと、猪苗代湖畔の天神浜まで車を走らせました。
猪苗代のあたりはまだまだ寒い時期です。天満宮はひっそりとしたたたずまいの中に建っていました。
          
         

                
 
神社はあまり大きくはありません。本殿前にはまだ雪よけのシートが。もちろん合格祈願の絵馬が随分とかけられていました。

         

参道わきにある案内板によると、小平潟天満宮の創建は948年(天暦2年)。その後1682年(天和2年)になって第2代会津藩主保科正経によって現在地に造営されたとのこと。

         

         

由緒書によれば、947年に村上天皇の命により彫刻された道真公の像を譲り受けた比良神社(近江国:滋賀県)の神主・神良種が、道真公の希望の地に神社を建てようと全国を旅。小平潟で休み、いざ出発しようとしたところ、像が重くて持ち上がらない。このため、この地が道真公の希望の地と信じ948年に建立したもの、とあります。

         

948年というのは北野天満宮が建立された翌年にあたります。ちなみに、神良種は北野天満宮の創建に関わった一人とされています。

         

菅原道真公をお祀りした天満宮は、一般に、防府(ほうふ)天満宮(904年)・大宰府天満宮(905年)・北野天満宮(947年)の三つが「三大天神」とされているようですが、このうち防府天満宮に代えて小平潟天満宮をもって「三大天神」とする考え方もあると、ネットのいくつかのサイトに出ていました。

よくよく考えてみれば、なぜ「三大」にこだわるのかわかりませんが、とにかく私たち日本人は「三大」が好きなんですね。

そっとお教えしますが、この小平潟天満宮は今はやりの「パワースポット」の一つなんだそうです。確かに静けさの中に身を置いていると、運気が増してくる感じがします。(これはあくまでも私個人の感想です。すべての人に保証するものではありません笑)

                 
         
季節は春本番を迎えようとしています。藤もそろそろ芽吹く時期です。ところで、藤の種はコキン・パチンと音がしてはぜ、割れた殻がコーンと地面にころがるんですね。つい先日その音を聞きました。藤棚の下にはスイセンが花を咲かせていました。黄いろい色は希望です。

           

           

           
                      
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする