ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

目立ちませんが花も実もあります ~コノテガシワ~

2020-10-19 | 散歩
普段コニファーのような針葉樹はじっくり見たりすることはありません。

でも以前からこれは何だろうと思っていたのが、この針葉樹です。
先日「田島山十一ヶ寺」に行ったときのことですが、練馬駅前のデッキに
並んでたっている木に、びっしりと白い実がついていました。
2~3mほどの木なんですが、ポップコーンを葉っぱにつけているような
感じなんです。






しかし、この木は、結構公園とか街中でよく見かける木なんです。
名前は「コノテガシワ」。
ヒノキの仲間です。大きくなると10mくらいになるようです。



名前の「コノテガシワ」とは、平べったい葉っぱが、子どもの
手の様だということから「児の手柏」と呼ばれるようになったとか。

青みを帯びた白い実は、やがて茶色くなり、裂けて開いて種が
放出されるらしいのですが、どのくらい日がたてばそうなるのか、
よくわかりません。

確かに黄色みをおびてきた実の周りに、茶色くなった実があります。



この真ん中の実は、種が飛び出すようになりつつあるものでしょうか。
ちょっと違うかもしれません。



この木の花は、3月~4月頃に咲くようですが、見たことがありません。
どうしてもその頃は桜やツツジに目がいってしまうために、見落として
いるんですね。

どの草や木も精一杯生きているのに、つい華やかなものに目を奪われて
しまうんですね。

コロナ対策もそうですが、見えないところで世の中を支えている人たちに
拍手を送る気持ちを忘れてはいけないですね。

来年は、コノテガシワの花をぜひ写真に収めたいと思います。

(※当初、種が「はじける」と書きましたが、実がいつ頃、
  どのように「裂開」して、どのように種が「放出」される
  のか、具体的にはわかりませんでしたので、訂正させて
  いただきました。ご容赦ください。)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする