やっと暖かさを感じるようになって
きました。でも、雪深い地域の人に
とっては、暖かさなど遠い先のこと。
雪が降るかもとニュースになる東京人
の話など、おそらく「何言ってるんだか」
で終わりでしょう。
つい最近、岐阜に住んでいる子ども
からラインが来ました。
写真を見ると、小屋の屋根の雪は、
「このへんで終わり!!」にした
感じですし、道路際の雪は、雪を
積み上げているとはいえ、かなりの
積雪量。小さい子が埋もれてしまい
そうです。
コメントをみると、降り続いた雪が
止んで、久しぶりに陽射しが戻った
らしいのですが、
「雪下ろしは大変。猫の手も借りたい
くらい」「スノーダンプが1台壊れた。
除雪機も修理が必要になった」
スノーダンプも除雪機も、どちらも
あまりの雪で悲鳴をあげたんでしょう。
子どもには腰を痛めたり、ケガする
なよと言ってやりましたがー。
梅の開花が他所よりも進んでいる
感じがする向島百花園に行って
みました。
ここは江戸後期(文化文政期)に、
財を築いた骨董商によってつく
られた花園。梅が主体です。
規模は小さいですが、池も配置され
ています。湧き出る水を見ていま
したら、90m下から汲み上げている
水を循環させているんですよと、
側を通りかかった人が教えてくれ
ました。
暖かな陽ざしで、入園者も結構多く
いて、園のスタッフの解説を聞い
たり、思い思いに縁台で語らったりー。
東屋の格子の間から見える梅
には風情を感じます。
梅にウグイスならぬ、梅にヒヨドリ
です。人をあまり警戒しないよう
です。
早咲きの種類の開花がだいぶ
進んでいましたが、全体には
2分咲きから3分咲きと言った
感じです。
園の隅のほうに鉢植えの梅があり
ました。取り付けられていた木札
に、「りょくがく」と出ています。
園内の白梅とはちょっと感じが
違います。調べて見ると、
「りょくがく」は漢字では「緑萼」。
この緑萼梅の原産地は中国。
萼の部分が緑色のため、全体に
薄緑色にみえるのだそうです。
梅のほかには、フクジュソウや侘助
(わびすけ)やマンサクなど。
色がピンクの侘助椿には「太郎冠者
(たろうかじゃ)」と名札に添え書き
がありました。侘助にもいくつか
品種があり、その中の一つのようです。
「太郎冠者」は、京都では「有楽
(うらく)」と呼ばれるそうです。
こんな手づくりの寄せ植えも見られ
ました。春の七草です。
少しづつ春が近づいているようですが、
今週にはまた厳しい冷え込みがある
ようです。高齢者には要注意です。
一息ついた雪国に住む人にとって、
ありがたくない大雪にならないと
いいんですがー。