一気に暑くなりました。
今日(6日)は、最高気温が30℃を
越えたところが随分あったようです。
こう暑くては「花散歩」と粋がって
もいられません。我慢しきれず
エアコンをつけて、ゴロリです。
数日前ですが、都内の清瀬市の
オオムラサキの飼育施設が公開
されていたことを知り、慌てて
行ってきました。ギリギリでした。
今年は、美しい羽根のオスを見る
ことができるかどうか。
ケージの中に入ると、すぐ目に
したのは、メスのほうです。
オスはなかなか見つかりません。
ケージの高いところを舞っている
ようです。
カメラを構えて待つしかありません。
しばらくじっとして、あたりを見回
しました。
すると、目線の先に1匹のオスです。
羽がちょっと痛んでいるよう
ですが、こちらにもいます。
どうやら求愛行動をしている
ようです。
成虫の命は、初夏の短い期間に
限られています。
その間に交尾し、卵を産み、
命をつないでいくわけです。
別のところにも、オスとメスの
ペアがいます。
メス1匹が、卵を産む数は、300~500個
くらいと言われます。
上の写真はプラスティックの説明カード
(右下スミ)に産みつけられた卵です。
これでは、たとえ孵化しても、
地面に落ちてしまいますから、生きられ
ないだろうと思います。
(※メスが生む卵の数を、最初、
1回で300~500個と書きましたが、
これは誤りです。
1匹あたりで、300~500個です。
訂正させてください。)
葉っぱや小枝にも随分と産みつけ
られています。
卵から孵化した数ミリの幼虫が、
脱皮を繰り返して徐々に大きくなり、
冬は枯葉色になって、落ち葉に
もぐりこみ、越冬するのだそうです。
春になり、新芽がでてくると、また
幼虫は緑色になり、やがてさなぎに
なり、羽化していくそうです。
ケージの中には、上の写真のような
幼虫やさなぎがみられました。
仮に、羽化に成功したとしても、
この夏に間に合わないかもしれません。
オオムラサキにとって、人は
何ともないようです。
なんと、女性の方の髪や肩の飾り
になってくれました。
この方には、きっと幸運が訪れる
かもしれませんね。
オオムラサキが、また来年も
私たちを楽しませてくれることを
願っています。
世界が平和でありますように!
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