今、散歩していてもっとも目にする花といえば、
キンモクセイとヒガンバナです。
ふと漂ってくる甘い上品な香り。
もしかしてキンモクセイではー。
あたりを見やると、枝という枝一杯に、小さな黄色い花を
咲かせている樹を目にします。
そうか、今年もキンモクセイが咲く時期になっていたのか、
と初めて気がつかされます。
花や鳥、自然の移ろいへの想いを、情感あふれた素敵な文章
と写真で書き綴っている、ブロガーさんが、
キンモクセイの開花は、「秋だよ、と、ささやく」ようですと
書いておられました。
そのとおりですね。
キンモクセイは、秋の到来を、優しい香りで伝えてくれる
花なんですね。
それにもかかわず、キンモクセイの樹がどこにあるのか、
普段、気にも留めない人が多いのではないでしょうか。
キンモクセイの控え目なありようが、
逆に私たちを、引き寄せているのかもしれませんね。
秋の到来を、香りではなく、その形と鮮やかな色で告げる花、
それがヒガンバナですね。
とくに真紅のヒガンバナの強烈な印象は、他の花にはみられない
ものがあるように感じます。
春頃、こんもり出ていた葉は、いつのまにか消え、どのあたりに
咲いていたかすら、ややもすると忘れてしまいます。
緑の茎が立ち始めても、まだ気に留めません。
ところが、赤い蕾が見えて、ようやくヒガンバナの開花を知ります。
そして、瞬く間に静けさを打ち破る真紅の花を見ることになります。
牧野記念庭園の草木の花は、いつも静かで穏やかです。
そうした山野草や木の緑が広がる中に、
ひときわヒガンバナの赤が目立っていました。
同じ庭園内のシロバナマンジュシャゲ。
真紅のヒガンバナに疲れた目には、白は優しい色合い
に映ります。
純白ではなく少し黄色みをおびているせいもあるのかも
しれません。
それにしても穏やかな感じがします。
ヒガンバナとシロバナマンジュシャゲの配置は、おそらく
自然のままなのでしょう。
絵画を思わせるような赤と白のヒガンバナの対比は、自然の巧妙な
仕掛けかもしれませんね。
キンモクセイとヒガンバナが告げてくれた秋の到来は、
もうすぐ紅葉へと向かっていくことでしょう。
彼岸花も金木犀も満開ですね
どかからともなく匂ってくる金木犀の香り
対何処だろうと探してしまいますね
皆さんのブログで今年は早いのかなと感じていたのですが
やっと彼岸花が咲き始めたぐらいで金木犀なんて全く匂ってきません
残念私の周りはまだまだ秋が来てないです
ブログにコメントをありがとうございます。
わたしの地域では、キンモクセイの香りが
してきましたら、ヒガンバナも一斉に
花が開き始めました。
ずいぶん地域差があるんですね。
ベルさんのブログの栗、おいしそうです。
子どもの頃、足で踏みつぶしながらイガを
はずし、栗を拾ったことを思い出しました。