中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

上海寸描(7)

2008-02-27 09:27:35 | 中国のこと
浦東新区の高層ビル
 以前は広大な原野と僅かな農地が広がるだけの土地だったが、1992年に当時の小平主席の南方講和を受けて新区となってからは大規模な開発の結果、わずか15年ほどで人口150万人の上海副都心に変貌した。上海市は北京、重慶、天津とともに中国の省に相当する直轄市だが、その上海に属する浦東新区は区であっても副省級市として大幅な自主権が与えられている。2010年には万博が開催される。

 黄浦江に面した地域には現代上海を象徴する高層ビルが林立している。



 

  
 上海のシンボル、東方明珠塔。世界第3位、アジア第1位の高さ468メートルのテレビ塔。球状の部分は展望台になっているが、まだ上がったことはない。


 金茂ビル。1999年にオープン、高さ420.5m、地上88階、地下3階で、50階まではオフィスビル、53階から88階までは金茂凱悦大酒店(グランドハイアット・ホテル)となっている。88階の展望台で夜景を見たことがあるが、そこに至るまでの内部の造りは豪華なものである。


 金茂ビルに隣接して建設中の上海環球金融センタービル。環球は全世界という意味。すぐそばまで行き見上げると、首が痛くなるほどの高さで、一番上で作業中のクレーンが今にも落ちてきそうな感じがした。


 このビルは、日本のビル建設会社のグループが造っている。地上101階、高さ492mで、完成すると世界一の高さとなる。「垂直の複合都市」と称される複合施設となる。



 左から東方明珠塔、1つおいて上海環球金融センタービル、金茂ビル。