寒さが一段と厳しくなる大寒…その前日の地元紙に「大地から春の使者」の見出しと共にフクジュソウの開花の記事が載っていましたので、さっそく見に行ってきました。まずはその春を告げるフクジュソウの姿です。
咲いていたのは市内の湊地区にある「小坂観音院」…ここは武田信玄公ゆかりの寺で諏訪御寮人(信玄公の側室)の慰霊碑もあります。アジサイがたくさん植えられていてその時期には何度も足を運んでいますが、フクジュソウの存在は知らずにいて、今回初めて見ました。南斜面に咲き始めていました。
まだ咲き始めたところで数は多くないですが、この大寒の時期に明るいフクジュソウの花が見られるのは嬉しいことでした。土の中から顔を出している蕾が見られたのも春の気配が感じられる場面でした。
小坂観音院の山門と、ここに来るといつも注目して見るちょっとひょうきんな「刀利天狗」の石像です。
この南斜面には湧水もあって、地元の方が皆さんで使われているとのことでした。実はこの福寿草の咲いている場所が分からなくて地元の方にお聞きしたところ、この湧水のことも教えてくださいました。水神様を祀って皆さんで大事に使われているようで、しっかり御柱も建てられていました。水辺には緑鮮やかなクレソンも生えていました。
小坂観音院から下りてきた湖畔には「カンムリカイツブリ」と「ホオジロガモ」がいました。
この湖畔からの八ヶ岳の姿です。山は白くなっていますが、里に雪はなく、湖面も氷っていませんでした。
大寒の時期ですが、春の兆しを感じることが出来たフクジュソウのお花見でした…