ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

素敵な一夜~鯛萬で本格ディナー~

2023-09-29 | 日常のあれこれ

松本にある老舗のフレンチレストランでのディナー…次女から誘いがあって「少しおしゃれして行ってね」のとのこと、新調した装いで出かけました。まずはその日の山麓線からの様子です。時折雨がざっと降る天気乍ら、こうした光(あるいは雨?)の帯が見られました。外には出られず車の中からの撮影です。

     

     

 

雲で北アルプスの眺望は無かったですが、その雲の姿に注目でした。

     

     

 

松本市にあるフレンチレストラン「鯛萬」は昭和25年創業の老舗(レストラン 鯛萬 (taiman.co.jp))…建物は信州の民芸建築家、桜井慶雄が設計し、松本民芸家具を手掛ける荻原小太郎が内装を手掛けたそうです。フランスアルザス地方を思わせる外観は緑に覆われて素敵です。

     

     

 

内部は落ち着いた雰囲気の空間になっていて、調度品はすべて「松本民芸家具」で揃えられています。

     

     

     

 

この日のスポンサーは娘婿さん…次女夫婦と私たち夫婦の4人でのディナーでした。それではそのコース料理です。丁寧にそれぞれの食材や料理名も説明いただいたのに、素晴らしい品々に目を奪われ、味わっているうちに記憶の彼方に行ってしまったものもありますが、その美しさと美味しさに感激の品々でした。夫はワインも楽しみ、私はソフトドリンクをいただきました。

     

     

 

アミューズで出されたこの一品…ソースはビーツを使っているそうでその美しさに目を奪われました。

     

 

パンももちろん焼き立て…様子を見計らってサーブしてくださいました。

     

 

これはジュレを纏ったズワイガニのサラダです。たっぷりのカニがおしゃれに変身していました。上にはキャビアが添えられ、周囲に飾られているのはカリフラワーでした。

     

 

オマールエビのタルトです。美味しいエビでこちらはアスパラガスのクリームでした。添えられていたグリルした伊予柑が意外な美味しさでした。

     

 

こちらは調理名を失念してしまいましたが、フォアグラのソースが美味しかったです。

     

 

この日の魚はヒラメでした。上品にグリルされソースの上にはトリュフも…

     

 

お肉は信州牛のヒレ肉のステーキ…希望の焼き加減で美味しくいただきました。

     

 

デザートは桃のアイスケーキと杏のジュレが載ったタルト風…果物が美味しいデザートでした。

     

 

最後にコーヒーとお供のプチフール…もう夜ですのでカフェインレスのコーヒーをお願いしましたが、とっても香りのよいコーヒーでした。

     

 

娘夫婦との会話も弾み、3時間近くも時間をかけてじっくりと美味しい品々を味わえ、とってもいい時間を過ごすことが出来ました。私は昭和40年代末に訪れて以来…もう記憶の彼方にあったこのレストランでしたが、改めてその落ち着いた雰囲気と美味しい品々に感激しました。著名人も訪れているこのレストラン、昭和の時代には作家さんやアーティストも集まるサロン的な役割も果たしていたようです。

     

     

 

久しぶりに本格ディナーを楽しむことが出来たこの夜…体調も回復して私もしっかりコース料理がいただけ、ワインと共に楽しんだ夫もご機嫌でした。娘夫婦に感謝のディナーでした…

 

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美ヶ原高原はもう秋!

2023-09-27 | ドライブと散策

市内の美術考古館で「東博から里帰りの「勾玉」展」を見た時に「黒曜石の原産地までの距離と歩数」の表示を再見して、その0地点に行ってみたいという思いが再燃しました。その0地点は和田峠…これは旧道を通って行った方がいいだろうと昔の「和田トンネル」を抜けていきました。狭い交互通行の和田トンネルと手前で見上げた空にいた飛行機雲です。

  

 

ところがこの和田峠の頂上が分かりにくい!前もって写真とルートを確認していたのにたどり着けない…これは車では無理かと(写真では駐車場もある様子だったのですが)あきらめて、ビーナスラインをうろうろしていたので、急遽その先の「美ヶ原高原」を目指すことにしました。黒曜石原産地とは関係ないですが(笑)

  

 

ビーナスラインは「美ヶ原高原」に向かって緩やかに登って行きます。冬季閉鎖の時期にこの道でスキーをしたともあったと、無茶をしたその昔を思い起こしながら…あとは三城牧場から歩きで高原まで登ったり、松本の方から登ったり、和田村や武石村から車で行ったり、最近は行くことが少なくなりましたが、「美ヶ原高原」は「霧ヶ峰高原」と同様になじみの高原です。

    

 

高原に到着しました。ここは広大な牧場…夏の間は広い範囲で放牧がされています。

  

 

もう花はほとんど終わっていて、咲いていたのは「ハクサンフウロ(白山風露)」と「アキノキリンソウ(秋の黄輪草)」それに「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)」や「ノハラアザミ(野原薊)」でした。「マツムシソウ(松虫草)」はすっかり花が終わって種が出来ていました。

  

  

 

「ノハラアザミ」には「モンキチョウ」の♂がいました。

    

 

こちらは「モンキチョウ」の♀でしょうか。♂♀のツーショットも…

  

 

「山本小屋」から遠くに「電波塔」を眺めながら「美しの塔」まで歩きました。途中で放牧のポニーに出会ったり、池塘に映る空を眺めたりしながら、すっかり秋の気配の高原を楽しみました。

  

  

 

「美しの塔」はこの高原に発生する霧の中でも場所が確認できるよう鐘を付けた塔になっています。

   

      

 

この付近にも牧場があり、遠く「蓼科山」が見え「八ヶ岳」は雲の中でした。「車山」は見えましたが、「アルプス」はあいにく雲の中でした。

       

  

 

この後「美ヶ原高原美術館」「道の駅 美ヶ原高原」に向かいました。「美ヶ原高原美術館」は屋外展示作品が多く、高原のあちこちに作品があります。

  

  

  

 

ここの展望台からは周囲の山々が見渡せました。「浅間山」「菅平高原」と上田方面「北信五岳」と善光寺平、「白馬方面」と北アルプス、松本平の順です。

     

  

  

  

 

雲が多かったですが、それぞれの方向の山々をじっくり眺めつつ、標高2000mの展望テラスで昼食をいただきました。

     

 

こちらは帰り道で眺めた「八ヶ岳」方面です。

  

 

途中の「三峰茶屋」で一休み…茶屋の向こうに「三峰山」が見えます。美ヶ原の電波塔も見えました。

     

  

 

帰りにビーナスラインの途中でこの標識を見つけました。中山道の頂上は和田峠!ここに記された「頂上へ700m」を頼りに今度は歩いて頂上(黒曜石の原産地0地点)を確認してみたいものです。ただ、駐車場はかなり下まで行かないと無いので、次回は本格的に歩く支度で行ってみようと思います。

     

 

思いがけず「美ヶ原高原」の散策ができたこの日…高原はすっかり秋の風景でした。この日の歩数は6070歩でした…

 

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初秋のウォーキング~やまびこ公園~

2023-09-25 | ウォーキング

9月のウォーキングは「やまびこ公園」を歩きました。公園は市内の西の高台にあって、すでに初秋の雰囲気でした。9/12のことです。まだ暑い日でしたが、こんな苔の道、「ススキ」の茂る木陰の道を歩きました。

     

     

 

林の中の道ではキノコに出会ったり大きなトチの実に出会ったりしました。

     

     

 

咲いていた花は「シラヤマギク」や「ユウガギク」など秋の野菊や「ジイソブ(ツルニンジン)」、それに「ツリフネソウ」です。

     

     

     

     

     

     

 

花壇では夏の名残の「ヒマワリ」と「ムクゲ」の花が咲いていました。

     

  

 

実がついていたのは「ウド」と「ノブドウ」青い「クリ」の実もたくさん付いていました。

  

  

 

この公園の標高1200mの高台からは「八ヶ岳」と「諏訪湖」が望めます。この日は青空がきれいで雲の動きも面白かったです。

      

      

 

湖面が凪いで雲が映り込み、まるで模様が描かれているように美しい景観でした。

      

       

       

 

ここで出会ったのは「キジ」のカップル…遠くですぐに藪に入ってしまいこんな証拠写真だけですが…

      

 

初秋の「やまびこ公園」を気持ちよくウォーキングできました。久しぶりに仲間と一緒に完歩できました。この日の歩数は6615歩でした…

      

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フジバカマの花と蝶たち

2023-09-23 | 自然観察

市内の使われなくなった畑に「フジバカマ」を植えられている方がいて、今はその地区の方も一緒に「フジバカマ」の世話をしてくださっています。花が咲き揃ったとの情報がありましたので、蝶も訪れているだろうと見に行ってきました。まずはその「フジバカマ」の花です。ちょうど見ごろにきれいに咲いていました。

     

  

     

 

「フジバカマ」に集まる蝶といえば「アサギマダラ」です。このチョウはその翅の浅葱(あさぎ)色が美しい大型の蝶で長距離を渡っていくことでも知られています。この時期は北から南への移動中…毎年この時期に県内を通過していきます。

     

  

 

これら(↑)は♂で後翅に黒斑の性標があります。そして無いのが♀です。

     

  

 

「フジバカマ」の花が満開で、ゆったりと吸蜜している姿が多く、なかなか良い開翅姿を撮るのは難しかったです。

     

  

 

なかなか撮ることが出来ないのは舞う姿ですが、どうにか捉えられました。

     

     

  

  

 

この「フジバカマ」には他の蝶も集まっていました。「キタテハ」です。

     

  

     

  

     

 

こちらは「ツマグロヒョウモン」♂です。

     

  

 

こちらは「ツマグロヒョウモン」♀です。♀の表翅には黒色に白帯が目立ちます。

     

  

     

こちらはカップルでしょうか、仲良く舞っていました。

  

 

こちらは「ミドリヒョウモン」です。

  

     

 

「ジャノメチョウ」もいました。薄暗い葉の中にいてこんな写真ですが…

     

 

最後に「アサギマダラ」と「ツマグロヒョウモン」のツーショットです。

      

     

 

まだまだ暑い日でしたが、満開の「フジバカマ」の花と何頭もの「アサギマダラ」に出会え、他の蝶たちにも出会っていい時間が過ごせました…

     

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東博からの里帰り「勾玉」に出会う~諏訪湖まちじゅう芸術祭①~

2023-09-20 | ミュージアム

市内に弥生時代の遺跡「天王垣外遺跡」があって、明治40年にその遺跡から発見された壺の中に入っていたのは300個以上の勾玉や管玉類だったそうです。それらは現在まで「東京国立博物館(東博)」で収蔵展示されていました。それらが今回「国立博物館収蔵品貸与促進事業」を活用して何と発見された当市に里帰りして展示されました。115年ぶりの里帰りだそうです。

  

 

考古館はとっても小さいのですが、こんな風に展示コーナーができていてじっくり鑑賞することが出来ました。ヒスイの勾玉は日本海の糸魚川の方からやって来たのかしら、水晶玉は甲州の方からやって来たのかしらと想像を膨らませて鑑賞しました。どれも素敵な色合いで精巧に作られた美しいものでした。これらは明治40年に発見され、次の年に当時の帝室博物館(現東京国立博物館)に金参拾円で買い上げられたのだそうです。

     

     

  

     

 

市内には縄文遺跡も何か所かあり、この展示の勾玉などが発掘された弥生遺跡もあり、古墳遺跡もあちこちに残っています。先日「ヒカリゴケ」を見た「唐櫃石古墳」から発掘された刀剣も展示されていました。

   

 

ここには市内の遺跡から出土した品々が展示されています。まず縄文遺跡から出土した「顔面把手付深鉢形土器」…これは重要文化財に指定されています。

  

 

縄文土器も黒曜石の矢じりなどもあれこれ展示されています。

     

  

 

その黒曜石の原産地までの歩数と距離…またここで確認しました。どうしても和田峠の原産地を訪れたくて、先日も行ってみましたがたどり着けず…再挑戦するつもりです。   

  

 

ここには土偶も展示されています。いずれも小さなものですが、その中で人気なのはこの壺を持つ妊婦さんで、他の博物館へも出張しています。どれも愛嬌があって注目の土偶たちです。

  

  

 

考古館の展示を鑑賞した後で美術館の方の展示を見ました。今回は「岡谷美術の巨匠たち」と題して17人の作家さんの作品が展示されていました。もう一つの展示は「神田さおり」さんの作品展でした。

  

 

この美術考古館の建物の元は呉服屋さん…商店街に大きな呉服屋さんがあって私も着物をあつらえたことがあったお店でした。そのお店が閉店することになって、10年前に市の美術考古館がここに移転したのです。今では街に馴染んでいるミュージアムです。近くには「イルフ童画館」があって、この前の道は「童画館通り」となっています。

  

 

ちょうど諏訪湖周辺のミュージアムで「諏訪湖まちじゅう芸術祭」が開かれていて、このパンフレットにそのスタンプラリーができる表も載っています。その表を提示すると記念品がいただけました。素敵なキーホルダー…ショップで入館料と同額で販売されている品物でした!

  

 

115年ぶりに里帰りした美しい勾玉や管玉に出会え、遠い昔に思いを馳せたひと時でした…

 

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