ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

7月に出会った花々

2021-07-31 | 植物

7月もお終いになります。ここで7月に身近で出会った花たちをまとめておきます。まず嬉しかったのは長年咲くことのなかった「シャラ(夏椿)」が花をつけたこと!ずっと鉢植えのままですが、大きく育ったのに花が咲かず?でしたが、今年はいくつもの花が咲いてきれいでした。

 

小さな庭に「スイセンノウ」と「ベルガモット」が艶やかでした。

 

 

下旬になって咲いた「ユウスゲ」…これはご近所さんに去年いただいたものです。夕方に花開く一日花ですが、優しい色合いで次々に咲いています。

 

    

 

これもいただき物の「コマクサ」…可愛らしい花が咲きました。

 

木が弱ってしまった「バラ」…諦めていたのですが、小さな花が咲きました。

 

「フウセンカヅラ」…これはとっても小さな花です。

 

7月になって咲いた地植えの「アジサイ」と鉢植えの「ガクアジサイ」と畑花壇の「ガクアジサイ」です。

 

 

 

畑にはめったに行かないので中々記録が残せませんが、この時期の目立つのは「アナベル」です。花の後にかなり剪定するのですが、毎年みごとに咲きます。

 

 

見事に背を伸ばして咲くのは「ディル」…このハーブは寒さに強く毎年元気に咲きます。このハーブは葉もシードも使います。

 

 

ハーブ続きで「オレガノ」…小さな花がまとまって咲きます。これは葉を乾燥させて使います。

 

「ラベンダー」もハーブの仲間…安眠効果があるので、早めに刈り取って枕元の壁に沢山吊るしています。

 

「ラベンダー」に来ていた「モンシロチョウ」…畑では「モンシロチョウ」ばかりが目につきます。

 

増えて来ている「ヒメヒオウギズイセン」…繁殖力旺盛で特定外来種に指定されている地域もあるとのことです。

 

畑の空き地に毎年咲くのは「ユッカ(キミガヨラン)」です。たくさんの花をつけていました。

    

 

畑の「ニラ」の花が咲いていました。野菜の花もなかなか良いものです。

 

「ハキダメギク」もよく見ると可愛らしいのですが、やはり草取りの対象です…

 

畑の実り…「スイカ」と「メロン」を作っています。スイカは大きくなって先日収穫しましたが、まあまあの出来でした。

 

 

今年沢山の収穫があったのは「ブルーベリー」…生食でも頂きましたが、娘がタルトを作ってくれました!とっても美味しかったです。私はせっせとジャムにしました。

 

 

おまけは夏らしい食べ物…長女が送ってくれた富山の「大門素麵」は長ーい素麺が巻いてあってユニークでした。美味しかったです。

 

 

次女が買ってきてくれた松本の「開運堂」の夏菓子…職人さんの心意気が伝わるような夏らしいお菓子は見た目も味も素敵でした。それぞれ「涼風」「夏の夜」「あさがお」「天の川」と名付けられていました…

 

この7月は早く梅雨が明けて暑い日々でしたし、コロナの状況も心配でした。そんな中、身近な花も美味しいものもありがたい存在でした…

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ハッチョウトンボ観察会

2021-07-28 | 自然観察

駒ケ根市に「ハッチョウトンボ」の生息地があって観察会をするということで、出かけて行きました。「ハッチョウトンボ」は日本一小さなトンボで、一円玉くらいの大きさです。都道府県によっては絶滅危惧種にも指定されているこのトンボ…ここでは地元のボランティアの方々が生育環境を守っています。

 

「ハッチョウトンボ」は水が滲出している湿地や湿原に生息しています。日当たりがよく、極く浅い水域がひろがっているような環境を好むそうで、この公園にはそうした池があります。。成虫は5-9月に出現して、成熟したオスは小さい縄張りを持ち、静止状態でメスを待つと、説明していただきました。

 

オスは赤色でとってもきれいですが、メスは茶色で目立ちません。

 

 

オスの縄張りは1メートルほどと小さいのですが、そこに来るオスを追い払って、縄張りを守ろうとしている行動が見られました。

 

 

この小さな「ハッチョウトンボ」の抜け殻も、当然のことながら小さなものでした。

 

抜け殻で大きなものも見つけました。羽化したばかりの「オニヤンマ」がいました!見つけた時にはもう羽が広がっていて、しばらくして飛び立って行きました。

 

 

 

真っ赤な「ショウジョウトンボ」もいました。

 

 

「シオカラトンボ」も存在感ある姿でした。

 

 

出会ったチョウは「キタキチョウ」です。ここにはフジバカマも植えられていて、秋にはアサギマダラの訪問もあるとお聞きしました。

 

 

出会った花は「ネジバナ」…水辺にたくさん咲いていました。

 

    

 

「オカトラノオ」と「カンガレイ」もあちらこちらにありました。

 

 

この駒ケ根市は「二つのアルプスが見える街」…中央アルプスの「木曽駒ケ岳」は雲の間に見えました。

 

南アルプスの「仙丈ケ岳」はすっきりとその美しい姿を見せてくれていました。

 

おまけは帰りに立ち寄った「かんてんぱぱガーデン」の花たちです。まずはショップで買い物…お店の前のコンテナガーデンです。

 

 

こんなテーブルもありました。

 

ガーデンの方は少し時期が過ぎていましたが、たくさんの「アジサイ」が咲いていました。

 

 

 

これは「カシワバアジサイ」…八重咲で見ごたえある花でした。

 

楽しみにしていた「レンゲショウマ」が咲いていて嬉しかったです。

 

 

 

存在感ある「ヤマユリ」も咲いていました。素晴らしい咲きっぷりの「ヤマユリ」たちでした。

 

 

夏の花、「フシグロセンノウ」や「オカトラノオ」にも出会いました。

 

 

ここには「メダカの学校」(小さな池)があって、「メダカ」が泳ぎ、「シオカラトンボ」もいました。

 

 

 

久しぶりの伊那谷行きのこの日…急ぎ足でしたが、高速からの景色も駒ケ根と伊那での動植物との出会いも嬉しい時間でした…

 

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入笠すずらん山野草公園の花々

2021-07-25 | 自然観察

入笠湿原を通って入笠山に登り、お花畑を見た後に富士見パノラマリゾートのゴンドラ山頂駅に広がる「入笠すずらん山野草公園」を散策しました。ここには四季折々咲く花が楽しめます。「スズラン」や貴重な「釜無ホテイアツモリソウ」があるのですが、すでに時期を過ぎていました。「スズラン」は種を付けていました。

 

「ベニバナイチヤクソウ」と「イチヤクソウ」は終盤ですが、かろうじて花がついているものが見られました。

 

 

花が終わって瑠璃色のきれいな実をつけた「ツバメオモト」…この実は食べられるそうです。(食べたことはありませんが…)

 

この時期に咲いていた花たち…「マツモトセンノウ」は松本が由来の名前で、松本市に分布していたからとか、松本幸四郎の定紋「四つ花菱」に似ているからなど諸説あるようです。センノウの花は鮮やかな朱色が目立ちます。

 

「センジュガンピ」は白い花ですが、センノウの仲間…千手が原で発見されたガンピ(センノウのこと)だそうです。

 

この時期の花、「ニッコウキスゲ」と「ユウスゲ」です。どちらも一日花で、「ニッコウキスゲ」は朝開いて夕方には花を閉じます。「ユウスゲ」はその名の通り、夕方に開いて次の日の日中には花を閉じます。

 

 

「ヤマハハコ」と「コウリンタンポポ」も咲いていました。

 

 

たくさん咲いていたのは「シモツケソウ」…その濃ピンクの花が目立ちました。

 

 

「ヤグルマソウ」は、その葉がこいのぼりの先に付ける矢車に似ている所から名づけられたようです。

 

 

ここにも咲いていた「クガイソウ」と「ノハナショウブ」です。

    

 

 

「ノコギリソウ」と「チダケサシ」も咲いていました。

 

 

夏の終わりにはたくさんのチョウに出会う場所なのですが、この日であったのは「ギンボシヒョウモン」だけ…このチョウはみさとさんに教えていただき訂正です。

 

 

 

ここには展望台があって、八ヶ岳とその裾野が見渡せます。

 

 

 

山頂駅からゴンドラで下山しました。このゴンドラは一台ピンクのものがあって、これに乗れるとラッキーなのだそうです。

 

 

山麓駅に降りてきたら、ゲレンデでパラグライダーの練習をしていました。飛び立つ瞬間と着地の練習の様でした。ここではパラグライダーやマウンテンバイクもできます。

 

 

空はすっかり晴れ渡って、鳥(何か?です…)が気持ちよさそうに飛んでいました。

 

おまけは山麓駅にあるヤマアジサイの庭…たくさんの種類のヤマアジサイが咲いていて注目でした。ブルー系の花々…微妙に色合いが異なります。

  

 

    

 

紫系統のヤマアジサイ…

  

 

紅色のヤマアジサイもありました。

  

 

白いヤマアジサイは終盤の色でしょうか…

    

 

普通のヤマアジサイもあれこれ咲いていたのでのせます。

  

 

      

 

もう一つおまけはこの「法華道」の看板…調べてみると、この道は昔、身延山から伊那、高遠方面へ山越えで布教に行った古道で、甲州街道から富士見町の若宮で分かれ、入笠山東斜面を登って大阿原湿原−仏平峠−荊口−山室を 通って高遠に至る道のようです。 道沿いには多くの古刹が並び、信濃への法華経伝来の足跡を今に伝える歴史の 道でもあったことから、「法華道」と呼ばれたそうです。一度辿ってみたい道となりました。

 

入笠の湿原と山、そしてお花畑と山野草公園を巡る一日…たくさんの花に出会えて良かったです。この日の歩数は11405歩でした…

 

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入笠山頂とお花畑

2021-07-24 | 山登り

入笠湿原を越えると、入笠山の登山口があります。富士見町から来ると、この登山口の向こうは高遠町(今は伊那市)です。そちらには牧場が広がっています。

 

牧場脇の岩場コースを登りました。コースタイム30分くらいですが、急登です。

    

 

山頂はあいにく雲や霧が出ていました。本来ならば中央アルプス、八ヶ岳、南アルプス、富士山まで見えるのですが…

 

伊那方面がわずかに見えました。木曽駒ケ岳も雲の合間から見えました。

 

 

南アルプス方面は霧の中でした。

 

山頂付近のカラ松に露がついてきれいでした。

 

 

下山は岩場コースでなく迂回路で…途中で目に付いたのは「サルオガセ」です。たくさん木についてい驚きの光景でした。

 

 

「サルオガセ」は、樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣類の総称だそうです。その姿は何やら怪しげですが、よく見るとその露を含んだ姿がきれいでした。

 

 

登山口の富士見町側には、かつて小さなスキー場がありました。そのゲレンデが今はお花畑になっています。スキー場があった頃の夏のゲレンデは「ヤナギラン」の群生地でしたが、今も「ヤナギラン」が咲いています。(咲き初めでした)

 

その他に咲いていた花たち…「キバナノヤマオダマキ」と「クガイソウ」と「ニッコウキスゲ」です。

 

    

 

 

「ハクサンフウロ」もたくさん咲いていました。

 

 

「キリンソウ」と「ノハラアザミ」と「ウツボグサ」です。

 

 

 

このお花畑から入笠湿原に向かう場所は「カゴメの森」となっています。富士見町にはカゴメの大きな工場があります。

 

そこに咲いていた花…「クリンソウ」の群生地があって、名残の花が咲いていました。

 

「サワギク」と「アキノタムラソウ」です。

 

    

 

この後、ゴンドラ山頂駅近くの山野草公園も散策しました。次に続きます…

 

 

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入笠湿原の花々

2021-07-22 | 自然観察

先週、入笠湿原に行ってきました。良く行くのは夏の終わり頃で、この時期にはあまり行ったことが無かったのですが、なかなかいい湿原風景が見られました。まずは富士見パノラマリゾートからゴンドラに乗っていきます。山麓駅は標高1050m、山頂駅は標高1780mですので標高差730mを一気に登ります。乗客も少なく、ゴンドラはもちろん他人との同乗はありません…向かいにそびえるのは八ヶ岳です。

 

山頂駅から湿原への最短路を行くと湿原を見下ろす頂上に出ます。途中には緑色岩が見られる場所があります。

 

 

湿原を見下ろすこの斜面にはスズランが群生しますが、もう咲き終わっていました。

 

湿原から見上げたすずらんの群生する斜面です。

 

この斜面には「アヤメ」や「カラマツソウ」、「ギボウシ」や「キバナノオダマキ」が咲いていました。

 

 

 

    

 

 

雨上がりの湿原で見つけたクモの巣の露…

 

入笠湿原の案内板です。今は獣害除けの柵に囲まれています。その昔はこの湿原にキャンプ場もあって、キャンプをしたこともあるのですが…

 

 

湿原地帯を彩っていたのは「アヤメ」と「ノハナショウブ」です。この時期の群生はみごとでした。

 

 

 

 

「アヤメ」は青紫の花弁の付け根に黄色と紫の網目があり、「ノハナショウブ」は赤紫の花弁の根元に黄色が目立ちます。「アヤメ」と「ノハナショウブ」です。

 

 

湿原の「アヤメ」と「ノハナショウブ」はこの時期ならではの花で、その群生を満喫できました。

 

 

 

この湿原に咲いていた花で目立ったのは背の高い「ミヤマバイケイソウ」です。深山の湿地に生え、花は梅のようで葉が蕙蘭(ケイラン)に似ていることから名づけられたそうです。

    

 

 

 

「クガイソウ」はその薄紫の花穂が素敵な花です。

 

「キリンソウ」と名残の「クリンソウ」が咲いていました。

 

 

この湿原の周囲には「コナシ」の木がたくさんあるのですが、花はすでに終わって実がついていました。これは「エゾノコリンゴ」とのこと…小さな実がついていました。

 

この時期の湿原もなかなか良かったです。暑い日でしたが、標高1730メートルの湿原を渡る風は気持ち良かったです…

 

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