ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

春浅き八ケ岳自然文化園

2022-05-09 | トレッキング

「八ヶ岳自然文化園」は原村の標高1300mのあたりにあります。標高が高いので、春の進み具合も遅く、4月半ば過ぎにザゼンソウが咲いていました。まずは「まるやち湖」から「阿弥陀岳」の眺めです。この日は八ヶ岳の雪景色が見られました。

 

池には「キンクロハジロ」が一羽…静かな湖面に水鳥が通るとさざ波が立っていました。影を落としているのは「シラカバ」です。

 

 

「シラカバ」はようやく芽吹き始める頃でした。

 

自然文化園の敷地には湿地帯があって「ザゼンソウ」が咲いていました。仏炎苞のその姿は独特です。花は仏炎苞の中にあります。

 

 

「ザゼンソウ」の仏炎苞はそれぞれ色が微妙に違っています。

 

 

この湿地帯の池には「ミズバショウ」があって咲き出していました。

 

 

 

湿地帯の小さな池に周囲の木々が映り込んでいました。

 

「まるやち湖」に戻ると、「タカ」を連れた方に出会いました。「鷹匠」と言われる方でしょうか。若い女性の方でしたが、悠々と鷹を腕にとまらせていました。「タカ」の写真だけ撮らせていただきました。…

 

「まるやち湖」に映りこむ青空がきれいでした。

 

まだ春浅き自然文化園でした…

 

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雪の勝弦峠から塩嶺峠へ

2022-02-25 | トレッキング

2月の歩き…お蔵入りになりかけていましたが、記録として残しておきます。2/10のことです…市内の「勝弦峠(かっつるとうげ)」から「塩嶺峠(塩尻峠)」までを歩いてみました。

 

「勝弦峠」と「塩尻峠」は1548年に「武田氏」と「小笠原氏」の戦闘の舞台になった所です!往時を偲ぶものはありませんが、歴史を思い起こしながら歩いてみました。勝弦峠の戦い|News&Topics|日本ハイコム株式会社 (hcom.co.jp)

 

雪道を行くと天然ガスの「バルブステーション」があったり、水道用の「水源地」があったりしました。

 

 

途中には「塩嶺高原別荘地」もありますが、なんだかバブルの頃の名残でしょうか…使われていなさそうなコテージが目立ちました。

 

ここには「国土交通省塩尻峠無線中継所」もありました。携帯電話会社のアンテナも建っていました。

     

 

そしてここには戦時中の「防空監視哨」の跡に記念碑が建っていました。昭和16年から20年までの間、要所として防空監視を行ったそうです。敵機をいち早く発見して東部軍司令部に通報し、空襲警報を発令するという重大な使命があったそうです。24時間体制でその任務に当たった方たちが、後に平和を願って建てた記念碑です。

 

古いこの櫓は当時のものか?ですが…

     

 

林の中にも道にも動物の足跡がたくさん残されていました。シカとウサギでしょうか…

 

 

塩嶺の国道20号線まで来ました。ここにかかる歩道橋は使う人があるのかしらと思っていたのですが、今回初めて渡ってみました。

 

 

歩道橋の上から眺めた八ヶ岳と諏訪湖です。道は国道20号線です。

 

塩嶺の「小鳥の森」まで足を延ばしませんでしたが、この近くで「エナガ」に出会いました。何羽も一緒に木々を飛び交っていました。こんな飛ぶ瞬間も捉えました。

 

 

木の枝にとまっている様子…高い木の上でしたが、そのふっくらした姿は可愛らしかったです。

 

 

 

塩尻峠からまた元の道を戻りました。途中から見た諏訪湖と八ヶ岳、蓼科山です。

 

 

空にかかったお月さま…上弦の月から2日後です。

 

勝弦峠に戻って北アルプスを眺めました。いい天気で雪をいただいたその稜線がきれいでした。

 

穂高岳、槍ヶ岳、常念岳も美しく見ることができました。

 

 

 

いい天気で気持ちの良い歩きができました。この日歩いたのは約5㎞、歩数は10971歩でした…

 

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雪の七島八島を歩く

2022-02-16 | トレッキング

冬になると高原の景色は一変します。真っ白な雪景色の中を歩くのは気持ちの良いもので、雪の霧ヶ峰へ行ってきました。去年は強清水周辺を歩いたのですが、今年は七島八島湿原周囲を歩いてみました。行きは上諏訪から霧ヶ峰に上りました。諏訪湖畔の様子です。ちょうど上諏訪温泉の間欠泉が吹きあがっていました。

 

霧ヶ峰への道は除雪してありますが雪も残っていました。この日は夫と一緒で、夫の運転でした…

 

 

スキー場はまださほど滑っている人はいませんでしたが、駐車場は満杯!これから皆さん滑るのでしょうか…人込みは避け、ここは通過してビーナスラインを七島八島に向かいました。ビーナスラインに入る場所からは富士山と南アルプスがきれいに見えました。

 

 

七島八島の駐車場から先のビーナスラインは冬季閉鎖です。一面の銀世界の七島八島です。

 

ここをスノーシューを履いて歩きました。スノーシューは西洋かんじき…雪の中でも沈みにくく歩きやすいです。

 

 

雪原の中にオヤマボクチがドライフラワーのようになって佇んでいました。

 

雪原にはこうした風紋が見られます。

 

1月に富士見町の諏訪大社上社の「御射山社」を訪れましたが、下社の「御射山社」は昔はここにありました。この場所は旧石器時代から人が住んでいて(黒曜石も出土)、鎌倉時代には大掛かりな祭祀が行われていたようです。旧御射山遺跡 - Wikipedia

左の木立に「旧御射山社」があって、正面の小高いところが桟敷席、右はヒュッテ御射山です。

 

お社は小さいですが趣ある佇まいです。この桟敷席は斜面に階段状に作られていて、雪が積もってもそれと分かります。

 

 

 

旧御射山社に寄り道した後、また七島八島湿原周囲の遊歩道と思われる所を歩いて一周しました。ちょうど半分くらい来たところ(東側)から西の方向に北アルプスが顔をのぞかせていました。

 

 

午前中は曇りがちでしたが、昼ごろから青空が広がって陽ざしが出て樹影がきれいでした。

 

 

途中で雪の上にこんな可愛らしい落書き(?)を見つけました。

 

湿原はすっかり雪に覆われて静まり返っていました。スノーシューのおかげで雪原を気持ちよく歩けました。

 

雪原の木とその影が素敵でした。

 

 

スノーシューが無ければこんなに深く足が取られます。こんな穴にすっぽりはまってしまうくらい雪が積もっていました。

 

スノーシューでもこんなに雪にはまってしまうこともあります…でも気持ちよいスノーシュートレッキングでした。

 

一周して駐車場まで戻りました。振り返ってみた湿原です。一周約4㎞…寄り道しながらゆっくり歩いて9648歩でした。

 

 

ここからビーナスラインで強清水に戻り、白樺湖を目指しました。正面は車山です。

 

 

途中の富士見台付近のビーナスラインはしっかり除雪してあって雪の壁ができていました。

 

 

富士見台からの山々の展望…まずは「富士山」です。

 

 

八ヶ岳と南アルプス…

 

 

御嶽山と北アルプス…

 

 

少し先に行った所から八ヶ岳と蓼科山…ビーナスラインの雪の壁がすごかったです。山肌の風紋も…

 

 

 

こちらは浅間山…

 

眼下に白樺湖を望んで車山スキー場の脇を通り(スキー場は人がいっぱいでビックリ!)白樺湖に下り、白樺湖の脇を通って茅野に出て帰宅しました。

 

 

静かな雪原で過ごした一日は気持ち良かったですが、さすが雪の上をあちこち歩いて疲れました。最終的には11355歩でした…

 

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横谷峡を歩く~紅葉と滝と~

2021-11-03 | トレッキング

茅野市の「横谷峡」の紅葉が見頃との新聞記事を見て、奥蓼科の「横谷峡」を歩いてみました。まずは横谷温泉入り口にある「乙女滝」です。マイナスイオンがたっぷり(マイナスイオン指数20000個/㏄)の気持ちの良い滝です。

     

 

この滝は「大河原堰」という江戸時代に造られた灌漑用水路の一部です。

 

 

ここから渓谷のトレッキングコースもあるのですが、この日は車で「横谷観音展望台」方面まで移動してから歩きました。途中に紅葉の林を眺めながらのドライブでした。

 

駐車場からの展望も紅葉と共にきれいでした。

 

 

 

カラマツの黄葉がはじまって、ハラハラ落ちる枯葉にも秋を感じました。

 

ここで見たシラカバの姿は印象的…素晴らしい青空に映えていました。この空の色はまさしく「八ヶ岳ブルー」!かと思います。

 

ここから「横谷観音展望台」まで森の中を歩きました。苔の森でした。

 

 

「横谷観音展望台」はちょうどモミジの紅葉真っ盛り!秋の澄んだ空に映えてきれいでした。

 

 

 

 

 

遠くを見渡せば、黄葉の中に紅がさす風景も…これもまた秋のいい景色でした。

 

この展望台からは山の中の道を歩いて「明治温泉」に向かいました。この散策路は登山靴で来て良かったと思われるほどの道…かなりの高低差もあって、ちょっとハードでした。横谷峡トレッキング (sakura.ne.jp)

 

崩れた崖に鉄橋が渡された場所もありました。

 

道の周囲の森の中は紅葉が進んできていて、木洩れ日も赤く染まっているかと思うほどでした。

 

「横谷峡」遊歩道で行く最上流にある滝は「おしどり隠しの滝」です。この名前は、漁師に追われたオシドリの夫婦が渓谷の最も奥にあるこの滝に隠れて難を逃れたというのが由来だそうです。滑滝でかなり長さもあって幅も広い滝です。周囲の紅葉と相まってきれいでした。

 

 

 

この滝はマイナスイオン指数15000個/㏄だそうです。

 

 

滝壺の一つに紅葉が映って、赤く色づいていました。

 

      

 

 

この滝の上には「明治温泉」があります。ここは古くからある湯治場で、この明治温泉から600mほど下ると「御射鹿池」があります。

 

 

「明治温泉」から見た山の紅葉です。

 

 

この河原で昼食をとって、来た道を戻り、「王滝」に向かいました。

 

「王滝」は横谷峡最大の滝で、高さ40m、幅18mあります。展望台から少し離れていますが、その勇壮な姿はしっかり見えました。

 

     

 

     

 

最後にこの日の八ヶ岳と、もう一度秋さながらの紅葉の写真です。

 

 

紅葉と滝を見ながら、秋を味わう散策ができました。この日の歩数は10231歩でした。

 

 

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山頂からの雲海~入笠山~

2021-10-24 | トレッキング

「富士見パノラマリゾート」のゴンドラで山頂駅に降り、山野草園から雲海と日の出を見た後「入笠山」に登りました。登り始めたのは朝8時です。木々の間から雲海が見え隠れしていました。

 

登山道周辺のササやぶに陽が射して、きれいに輝いていました。

 

山頂は良く晴れて360度のパノラマが開けていました。陽は上ってきていましたが、山頂からの雲海も素晴らしいものでした。

 

 

朝日に私の影も長~く伸びていました…

 

雲海と山々の姿を写真におさめました。まずは「八ヶ岳」です。

 

 

「美ヶ原」方面も雲海の上に浮かんでいました。

 

その向こうには北アルプスの「穂高岳」と「槍ヶ岳」そして「常念岳」が見えました。

 

 

「乗鞍岳」と「御嶽山」もきれいに見えました。

 

 

中央アルプスの「木曽駒ケ岳」です。

 

 

「富士山」もこの日はとてもきれいに見えました。入笠山ヘは何度も登っているのですが、こんなにきれいな富士山を眺められたのは初めてでした。

 

 

 

南アルプスの「甲斐駒ヶ岳」、「北岳」、「仙丈ケ岳」です。

 

「富士山」と「甲斐駒ヶ岳」が一緒の写真も撮れました。

 

山梨県方面…雲海が少しずつ上昇していきました。

 

登山道で見かけた名残の花…「カワラナデシコ」です。

 

秋の深まりを感じるススキと紅葉でした。

 

 

 

湿原のシラカバが晩秋の草紅葉と秋空に映えていました。

 

 

山頂駅の山野草園に戻ってきたら、すでに雲海は消えて山麓の田園風景が広がっていました。

 

良い天気で早朝の雲海と日の出を見られ、入笠山にも登ることができて充実の半日でした。この日の歩数は12693歩でした…

 

 

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