まだまだ寒い毎日ですし、県内ではようやく南の飯田市で梅が咲いたとのことですが、この寒い諏訪郡内でも梅の開花ニュースがありました。そこは山梨県境の富士見町の「三光寺」…天気の良い日に行って見ました。まずはこの日の山の様子です。原村から富士見町に行く途中の富士山のビューポイントで富士山の姿を眺めました。
同じ場所からの南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳です。アップの甲斐駒も…
こちらは八ヶ岳…ズームラインは除雪して道は乾いていましたが、周囲の畑にはまだたくさんの雪がありました。
蓼科山も雪の畑の向こうに見えます。
国道20号線を山梨県境に向かって走りました。右は釜無川です、右の山の上に富士山が顔をのぞかせています。
「蔦木宿」は甲州街道の宿場があった所です。本陣跡には表門だけ残されています。標高727mの表示がありました。
この近くに目的地の「三光寺」があります。「三光寺」は1417年に武田信重が父親の武田信満の追善供養の為に開いたのが始まりだそうです。信満は武田家10代、信重11代だそうですから、16代の信玄の時代よりずっと以前の話です。本堂の屋根の上には家紋の「武田菱」が輝いています。本堂正面にも…
山門までは急な階段を上りました。何と山門前には対の狛犬が鎮座していました。神社の狛犬は見ますが、お寺の狛犬は珍しいことです。でも調べてみたら、狛犬は本殿や本堂を守る魔除けの意味合いがあるようです。昔はお寺にも狛犬が置かれていたようですが、今は仁王様にとってかわられているとか…
このような六角堂もありました。
ここからが本番…春を探しに来た目的は「ウメ」の花です。さすが山梨県に近い場所…ここでは紅梅が咲き始めていました。
可愛らしい紅梅の花にほっこりしました。
春のさきがけの紅梅の花が見られて嬉しかったです。白梅はまだ蕾でした。暖かな日差しに枝先のミノムシが日向ぼっこをしているような…
ここでも春を見つけました。「フクジュソウ」です。黄色の花が光を浴びて輝いていました。
まだ芽が出て花が咲いたばかりのようなフクジュソウたち…その花に春を感じることができました。
この後、国道20号線沿いの道の駅「信州蔦木宿」に立ち寄りました。産直市場や食堂と温泉がある道の駅です。ここは県境に近い所で、甲府まで39㎞の標識がありました。
国道を離れて八ヶ岳方面へ上ると「眞福寺」があります。鐘楼門が趣のあるお寺です。
さすが山梨県境…田んぼにもどこにも雪が見当たりません。原村で見かけた一面の雪景色とは大違いです。
ここからも富士山が眺められました。
井戸尻遺跡の脇を通り、小さな可愛らしい信濃境の駅(中央線で東京へ向かうと長野県最後の駅)を通りました。
標高が上がるにしたがって雪景色になってきました。富士見パノラマリゾートのスキー場を眺めつつ帰途につきました。
まだまだ冬景色の諏訪地方ですが、春の兆しを見つけられてちょっとホッとしました…