ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

山梨へ~尾白川渓谷~

2018-05-29 | トレッキング

月一回集まっておしゃべりしたり、体を動かしたり、お料理したりの仲間たち…今月は渓谷を歩くことに!目的地は山梨の尾白川渓谷です。集合は八ヶ岳自然文化園…ここは先月の集まりの時はまだ芽吹いていなかったのに白樺林もすっかり緑になっていて、レンゲツツジも咲き出していました。

 

まずは白州の道の駅を目指します。途中、富士山が大きく見えて皆さん歓声を!でも運転手の私は写真が撮れません…ひたすら安全運転で行きました。

「道の駅はくしゅう」からは甲斐駒ケ岳が見えます。美味しい水もあって皆さん汲んでいました。私たちはまずは買い物!帰りでもいいと思ったのですが、売り切れると困るからと朝のうちにお買い物です…

 

 

ここから「名水公園ベルガ」は通過(以前、「尾白の湯」には来たことがあります)して尾白川渓谷に向かいます。駐車場からは緑濃い森の中を歩きます。

 

途中、「駒ケ岳神社」があります。苔むした石仏があちこちにあって、趣深い神社です。ここは甲斐駒への登山口の一つでもあり、これから甲斐駒に登るという方にも会いました!私の登ったのはもちろん長野県側からですが甲斐駒登山を思い出しながらお参りしました…神社の手前には日向山登山口もあります。別ルートからでしたがその昔、日向山にも登りました…

 

 

歩荷の方(?)が来ました。甲斐駒からの下山でしょうか。その向こうに見えるつり橋を渡ります。

 

 

定員5名の看板がある吊り橋…体重制限がないのをいいことに皆で渡りましたが揺れました!

 

ここから渓谷沿いに歩きます。川底まできれいに見渡せる澄んだ水と水音、それに新緑の木々にも癒されます!

 

 

目的地「千ヶ淵」の到着です。ここの滝とエメラルドグリーンの淵の素晴らしさ!息をのむような景観です!

 

 

 

素敵な景観の中でのランチタイム!手作りのお弁当をシェアしながら美味しくいただきました。そして食後のお楽しみ企画!絵本の読み聞かせ活動をされている方が私たちの為に絵本を読んでくれました。素敵な自然の中でのお話…うっとりする時間でした。絵本も地元の方々の手作り絵本でした!

 

すてきな「尾白川渓谷」を堪能しての帰り道…「シャトレーゼ白州工場」に立ち寄りました。ここは製菓工場です。森の中に工場はあります。「カルミア」の花と「ヤマボウシ」の花がたくさん咲いていました!

 

 

ここの産直のお菓子購入と工場見学とアイスクリームの試食の情報にみなさん立ち寄りに大賛成でした…白州名水をイメージしたトンネルが印象的でした。

 

次に訪れたのは「サントリー白州蒸留所」です。ここも野鳥が憩う森の中にあります。本当に野鳥の声が聞こえる木々の中を行きます。樹下には「ギンリョウソウ」群生や「ナルコユリ」などが咲いていました。

 

 

 

ショップでは品薄が続くウイスキーのことが話題に…お一人様一本などと制限のかかったものもありました。買い物の後は「ウイスキー博物館へ」この特徴的な外観は注目です!

 

ウイスキーの歴史やその工程などが分かりやすく説明されています。工夫された展示物…最近リニューアルされたばかりだそうです。

 

 

古いポスターやバーが再現してあったり魅力的な内容でした。

 

 

展望台までは全て階段で…でも皆で頑張って登りました!さすが展望は素晴らしく八ヶ岳連峰をはじめ金峰山、茅ヶ岳と金ヶ岳などがきれいに見えました。反対側には鳳凰三山が見えました。

 

 

 

 

今回は時間もなく工場見学のツアーには参加できませんでしたが(私は以前に見学しました…広い敷地内をバスで移動し、見学だけで何だかいい気分になったものです…)買い物と博物館と山々の展望を楽しんで帰途につきました…

 

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富士見の白雲木

2018-05-27 | 植物

富士見の娘宅には大きな白雲木があります。たくさんのその白い花が咲くとまさに白雲の如し?!

ちょうど見ごろとの知らせを聞いてお花見に出かけました…こうした白い花がたくさんついています。

 

大きな木で、てっぺんの先にまでたくさんの花を付けていました。

 

花開く前のふっくら丸い姿も可愛らしいです。

 

花盛りの白雲木を見ることができて感激でした!

白い花ではツツジもきれいに咲いていました。

 

薪小屋と薪小屋の窓に映った木々の風景も素敵です。

 

 

カエデの芽吹きは色とりどり…赤と緑が並んできれいでした。この赤いカエデ、夏には緑になり秋には紅葉するそうです。

 

ベンチのある風景もいいです。その向こうに初夏の緑が広がっています。

 

手作りのカーポート…そこにあったカエデの木を残して作ってあります。一枝は切り取って作ったのですがなんと春になったらそこから芽吹きが!生命力の強さを感じる風景です。切り口にあるのはブロンズの作品です。

 

散策の後はティータイム!ここからの眺めも素晴らしいご馳走です!

 

娘は仕事で留守だったのですが、娘婿さんが美味しいコーヒーを入れてくれ、素敵なティータイムが過ごせました。

 

部屋の中の観葉植物「シュロチク」に何と花が咲いていました!花は珍しいとのこと、初めて見ました!

 

庭には「ホオノキ」、この花を観たくて植えたそうです。これはベニバナホオノキ…花が咲いたら私も見たいです!

 

別に小さな白雲木にも花がたくさん咲いていました。

 

花盛りの白雲木が見られて良かったです! 娘の家から見た甲斐駒、なごりの雪が少しになっています。。

 

こちらは八ヶ岳、ほとんど雪は無くなっています。ズームラインからの八ヶ岳です。

 

 

おまけは週末に都会の方をおもてなしした記録をちょっと…

企業の事業で八ヶ岳の麓の森の整備をしてくださっている方々、春夏秋と年3回来てくださっています。作業後のおもてなしは林業関係の私たちのグループで春は山菜の天ぷら、秋にキノコ汁などを作っています。

今回の会場は蓼科…会社の保養所だそうですが、素敵なところでした。

 

私はいつも燻製係…そこにはこんな燻製小屋が設置してありましたが、私たちは段ボールの簡単燻製箱!(作業中は忙しくて写真がありません)

 

出来上がった燻製…チーズと玉子とたくあん(本来のいぶりがっこは燻製してから漬けるそうですがこれはたくあんを燻製したもの)

 

 

持ち寄りの天寄せ(寒天ゼリー)やその場で作った山菜天ぷら(タラノメ、ウド、ミネバ、フジの花、ニセアカシア、ギョウジャニンニク、クズの芽等々…)やワラビやノビルやフキのお惣菜などあれこれです。それにヨモギ団子!これは参加された方々も一緒に作りました。

 

 

会場の外には新緑の森が…これは会場の厨房で作られたものですが。他にも厨房で作られたご馳走が沢山…

 

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自然観察会~立石公園~

2018-05-25 | 自然観察

昨日(5/24)の信濃毎日新聞の記事です。諏訪市の立石公園が注目されていることが載っています!

 

先週(この記事が出る前)、この立石公園での自然観察会に参加しました。

この観察会の主催者のインタープリターの方々とは20年ほど前に生協の環境活動でご一緒させていただきました…今回、声をかけていただいて本当に久しぶりの懐かしい方々との再会でした!手作りの観察会を計画され、今回の舞台は諏訪湖を望む「立石公園」でした。

ここは新聞記事にあるように、長野県出身の新海誠さん作の「君の名は。」に出てくる風景と似ている!とのことで話題になった場所です。そして今もその注目が続いているようです。(この日は成田からの海外の観光客のバス、金沢からのスケッチ旅行の団体さんのバスが来ていました!)

ここは標高934m、この日の諏訪湖(湖面は標高759m)はやや霞がかっていましたが、その形がはっきりわかりました。

 

ここは貴重な自然も残されている所…オオムラサキの自然発生地でもあり、原生植物群の地でもあるとの表示がありました。

 

駐車場から新緑の中を上の展望場所まで登って行きました。

 

カエデもきれいに芽吹いていて、こんなプロペラ型の実が付いたり落ちたりしていました。

 

 

これも落ちていたもの、「オトシブミ」です。これはオトシブミ科の昆虫が作った物で、葉っぱを巻いて作ったこのオトシブミの中には卵が入っているそうです…それにしても綺麗に巻いて作っていること!

 

公園には「ツツジ」が花盛り、林には「サワフタギ」が咲いていました。サワフタギの白い花が綺麗でした!

 

 

ここからは諏訪市街も眺められます。大手のケヤキ並木とその先の高島城の杜、その右端にお城が見えます。江戸時代には諏訪湖もこのお城近くまであって、ここは浮城だったそうです。(富嶽三十六景にも出てきます)

 

山道には可愛らしい「ササバギンラン」があちこちに咲いていました。

 

「ミズキ」の花もあちこちに咲いていました。白い清楚な花が多い林の中でした…

 

駐車場から大分登りました。諏訪湖の上諏訪方面です。

 

こちらは守屋山方面です。諏訪大社上社があります。

 

諏訪湖の全体像を眺めつつここでお弁当タイム! 信大の元教授、渡辺先生も参加してくださったので、たくさんのお話を聞くことができて楽しく有意義な時間でした。桜の木についている「ウメノキゴケ」から地衣類の生態、生命の発生にまで話が及びました…

ちょっと関係ないですが、先生からの宿題「上諏訪と下諏訪の地名の上下…通常は京都を中心に近い方が上、遠い方が下だけど、諏訪は逆なのはなぜ?」です。諏訪の場合は江戸(東京)を中心に命名したのかしらとも思うのですが…

 

ランチタイムに私たちの所に訪問してくれたのは「アサギマダラ」! 写真が撮れませんでしたが、この「ウスバシロチョウ」は写真が撮れました!

 

 

大空には「トンビ」が悠々と飛んでいました…

 

終了後も話は尽きず…先生や企画された方々と、レストランでのティータイムにまで同行させてもらいました! この観察会、「君の名は。」から始まって、諏訪湖の生い立ちや歴史、この地の動植物の生態を知るいい機会になりました。

 

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自然観察会~牛伏川~

2018-05-21 | 自然観察

牛伏川の自然観察会があって参加しました。

雨上がりの日で、朝のうちは空もどんよりと曇っていて、田んぼの水鏡にもアルプスは見えず雲ばかり…

 

麦は青々と育っていて気持ちの良い山麓線を走っていきました。

 

牛伏川の上流に行くと新緑がきれいです。

 

 

「ウノハナ」(ミツバウツギ)が出迎えてくれました!「夏は来ぬ」の歌にあるように初夏の花…この歌詞、改めてみてみると歌人、佐佐木信綱作詞です。五七五七七の歌詞の後に夏が来ぬと続いていてさすが歌人の作詞だと新たな発見…

 

「ベニバナイチヤクソウ」もここでは貴重な花…ちょっとだけ保護しながら見守っています。これから花開くところです。名前のとおり紅(ピンク)の花を咲かせ、薬効もあるそうです。

 

「ヒトリシズカ」もこの時期は花盛り…静御前が一人で舞う姿による命名だそうですが、場所によっては群生しています…

 

「エンレイソウ」多くは赤褐色ですが、白花もあります。この花はちょっと緑がかっています。花の終わりでしょうか。

 

「タネツケバナ」…雨上がりの露をまとった姿が可愛らしかったです。種漬花とは、モミを蒔く前に水につける、その時期に咲くので命名されたそうです。

 

「カキドオシ」がそのうす紫の花をたくさん咲かせていました。確かに垣根を通り抜けるほど勢い良くはびこっています!

 

「ネコノメソウ」もたくさん咲いていました。ネコノメソウはとてもたくさんの仲間がいるのですがこれは「ネコノメソウ」と「コガネネコノメソウ」でしょうか。

 

 

たくさん咲いていたのは「ニリンソウ」!川岸一面に咲き誇っていました。

 

 

「サクラソウ」は一輪ひっそりと咲いていました…桜色がとってもきれいでした。

 

「アマナ」の可愛らしい花!この球根は名前のとおり、甘いそうです…

 

「ヤブレガサ」はその名の通り破れた傘のような葉をたくさん茂らせていました。

 

みごとな花盛りの「コナシ」!コナシの花を見ると上高地や乗鞍などの初夏がイメージされます…

 

ここでは「フデリンドウ」がまだ蕾でした。ちょっと分かりにくい写真ですが…

 

「ウスバサイシン」は蝶にとっても大切な植物!その花はとっても地味ですが…薄葉細辛の名のように細い根は辛味があるそうです。

 

上流のほうでは山の管理をされている方が、作業用モノレールで作業されていました!これなら傾斜地の上り下りも便利そうです。

 

この「牛伏川フランス式階段工」は国の重要文化財になっています。新緑の中にその姿は何度見ても美しいものです。

 

 

この階段工は大正7年の完成から今年で100年!これから秋にかけて記念事業も組み込まれています。

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森の仲間と山仕事 5月

2018-05-14 | 山仕事

今月の山仕事は伐採と搬出です。私はいつものように見学とお手伝い…

この日の北アルプス、雪もだいぶとけています。

 

「雉」が出迎えてくれました!前回も見かけた所で今回も…今度はカメラに収まってくれました!もしかしてとカメラを構えていたので…きっとこの辺りに住んでいるのでしょう!

 

「フデリンドウ」があちこちにその可愛らしい姿を見せてくれていました。

 

 

「キイチゴ」が咲き、「マムシグサ」も伸び、「ヤマブキ」もたくさん咲いていました。

 

 

 

さて山仕事!間伐する樹を決めて切り込んでいきます。どの場所へ、どの方向で、どの深さまで切り込むかが経験の成せる技!…上手に倒れました!

 

 

 

倒れた木を玉切りにします。

 

 

森の中は気持ちの良い空間です。木々の芽吹きもだんだん色濃くなってきました。

 

 

玉切りした木を搬出…ストーブ用に軽トラ一杯運んできました!

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