近くの出早神社はその境内に早春の花たち…スプリングエフェメラルが咲きます。ここは春にはカタクリの花が、夏にはキツネノカミソリの花が、秋にはモミジの紅葉が見られる四季折々魅力的な場所です。歩いていける距離ですが、感染予防の観点から車で…人出の無い時間をねらって行きました。境内はひっそりしていてほとんど人がいなかったです。
春の花で沢山咲くのは「カタクリ」です。今年はいつもの年より早めの開花だったようです。
下を向いて咲くカタクリの花、下から撮ってみたらこんな模様が…
これから開く花も愛らしいです。仲良く寄り添っていました。
ここの境内にはたくさん群生していて嬉しいです。
白花は珍しいのです、一つ咲き始めていました。
ニリンソウの群生の中のカタクリの花…
そのニリンソウ…咲き始めの花弁の裏側のピンクが愛らしいです。
「アズマイチゲ」と「キクザキイチゲ」…どちらも素敵な姿を見せてくれていました。
私の大好きな「ヤマエンゴサク」にも出会えました!小さな花ですがその清楚な色合いが素敵です。
ここでとっても嬉しい出会い…「ヒメギフチョウ」です! 昨年、花の会の方に案内してもらってこの境内を巡った時教えていただいた、ここに咲く「ウスバサイシン」とそれを食草にする「ヒメギフチョウ」のこと…今年は出会えて良かったです。
カタクリの花停まって吸蜜していました。
ヒメギフチョウとの嬉しい出会いはこの花のおかげです。「ウスバサイシン」の花は地味で見逃しそう…小さな花が地面すれすれに咲いています。この葉の裏に卵を産み付けます。
この境内に咲いていたそのほかの花…「キバナノアマナ」は小さな可愛らしい花です。
黄色の花続きで「エゾタンポポ」…日本タンポポはあまりお目にかからなくなって貴重です。
イカリソウも咲いていました。これは「トキワイカリソウ」だそうです。
こちらも「イカリソウ」の表示がありましたがちょっと雰囲気の違う感じでした。
「ヤマシャクヤク」の芽も伸びてきて蕾も見えました。
この時期限定のたくさんの春の妖精さんたちに出会えて嬉しい散策ができました。
おまけはこの出早神社から見える富士山の姿です。風の強い日で、空気が澄んでいたからでしょうか、雪をかぶった富士山がくっきり見えました。
右に目をやると甲斐駒もその凛々しい山頂をのぞかせていました。