花の便りが聞かれてもまだまだ寒く、暖房が必要なこの地です。そんな寒い日、ストーブクッキングの講習会があって参加しました。場所は塩尻市の「スナバ」…昨年完成した素敵な建物はシビックイノベーション拠点で、コワーキング、アクセラレーター、リビングラボの3つの機能が融合した空間で…と説明されていますが、シェアオフィスやいいコミュニケーションの場所になっているようです。
内部もおしゃれです。床は杉材が敷き詰められていました。
ここには2台のストーブが鎮座していました。森林の多い長野県…木材の有効活用も図る狙いのようです。
この会場で「塩尻市森林公社」主催の講習会が開かれました。
講師は大森まゆみ先生…長年、料理本のプロデュースに携わり、今は木曽の開田高原で一日一組限定の宿を開いておられる方です。まず「ゆっくりと煮る、鶏と白菜のスープ」です。一晩塩をしてねかせた鶏手羽元の骨に沿って切れ目を入れ(キッチンバサミで!)鍋に入れ、その上に白菜をたっぷり。味はシンプルに鶏の塩とショウガ、ローリエ、こしょうです。ことことストーブの上で煮込むだけです。
つぎに「春野菜とマカロニのグラタン」…これは大きな耐熱容器で玉ねぎやベーコンやジャガイモを炒め、茹でマカロニやアスパラ、ブロッコリーなどの春野菜も加えてホワイトソースであえてチーズをのせて焼きます。味はシンプルに塩です。クッキングストーブのオーブンで焼き上げました。
つぎに「ビーフロースト」これは1枚300gの牛肉の筋を切り、叩いて(肉叩きがなければ包丁の背で)、塩コショウをして焼きます。焼いた肉は即食べるのではなくホイルに包んで3分ほど寝かせて食べるのが美味しいとのこと…
次に「野菜サラダ」です。ドレッシングもシンプルにレモン汁とオリーブオイル塩コショウです。これを乳化するまで良く混ぜるのがコツとのこと…先生はホークで混ぜていました。
バゲットはさっと水にくぐらせてホイルに包んでストーブの上に…これで焼きたてパンになります。
ベーコンも塊のままや豪快に焼いて切り分けます。
出来たお料理はこれです。ストーブ料理を焼きたてパンと共におかわりしながら美味しくいただきました!
デザートもストーブクッキングです。信州ですのでリンゴ…「焼きリンゴ」はスライスしてバターでソテーします。
そしてもう一品「焼きバナナ」!これは初めてでしたが、しっかり焼いたバナナはとってもクリーミーで美味しかったです!美味しいコーヒーと共に堪能しました。
この講習会の先生の著書…本は増やさないと言いながら、こうした機会にはついつい買ってしまいます。もちろん先生のサイン入りです!
この後、ストーブについてのワークショップもあり、参加された方との交流もして満足の一日でした。
おまけはこの日の北アルプスと八ヶ岳です。