ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

イルミネーションの季節~国営アルプスあづみの公園~

2021-11-28 | ドライブと散策

「国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)」で「北アルプス国際芸術祭」の作品を鑑賞した後、「道の駅 安曇野松川」に立ち寄りました。実はこの時の宿泊は長野県民が県内で宿泊する時の「県民支えあい信州SPECIAL」の宿泊割を使わせてもらいました。その時にいただいた観光クーポンは白馬と松川の道の駅で買い物をして消費しました。…松川の道の駅から次に向かったのは「国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)」です。白馬方面がきれいに見えました。

 

 

目の前の有明山は黒いシルエットになっていました。

 

午後4時過ぎ…東の山々が少し赤く染まって夕暮れに近いことを感じる風景でした。空には月がのぼっていました。

 

 

「国営アルプスあづみの公園」は「大町・松川地区」と、ここ「堀金・穂高地区」の2か所あります。芸術祭の作品があった「大町・松川地区」の公園で入場券を購入した際に、その券で「堀金・穂高」のイルミネーションも見られますと案内していただき、それならばと向かいました。ここのイルミネーションは大規模で毎年行われています。何年か前に見に来たことがあったのですが、この日は帰り道でもあったので、また立ち寄ってみました。まずはウエルカムツリーです。

 

この光の回廊を通って展望テラスに向かいました。

 

展望テラスからの眺めは素晴らしく、音楽と連動したイルミネーションの動きにしばし釘付けでした。

 

 

「Winter Illumination 光の森のページェント2021」…今年は「信州の豊かな山なみ」をテーマに、信州の豊かな山なみや清らかな川の流れなどをイルミネーションで表現していました。信州特産のりんごの木や長野県のイメージキャラクター「アルクマ」も登場していました。

 

 

光りの瞬きが変化するこのイルミネーションはまるで水の流れのようでした。

 

静かな音楽と共にこんな風景も現れました。

 

 

イルミネーションが消えると空には月が浮かんでいました。

 

 

 

展望テラスの下へ行ってみました。こちらからの眺めも素敵でした。

 

 

 

水面に映るイルミネーションもとってもきれいでした。

 

 

 

 

 

展望テラスから流れるイルミネーションを再び堪能しました。

 

 

 

 

少し寒かったですが、久しぶりに「国営アルプスあづみの公園」のイルミネーションを見ることができて良かったです。ここから安曇野インターまでが少し遠かったですが、長野道経由で1時間足らずで家に着くことができました。もうすっかり夜でした…

 

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晩秋のアート散策~北アルプス国際芸術祭~そのⅡ

2021-11-25 | ミュージアム

「北アルプス国際芸術祭」巡りの2日目は青木湖畔から始まりました。㉘杉原信幸「アルプスの波瑠の箱舟」…北アルプスの山並みを表現し、湖面に映る山並みを舟に見立たそうです。湖と一体化した作品は素敵な姿でした。

 

 

青木湖の静かな晩秋の佇まいにもうっとりしました。

 

 

ここで出会った車…この芸術祭のロゴマークがしっかりプリントされていました。許可を得て写真を撮らせていただきました。

 

中綱湖畔にあったのは ㉗マーリア・ヴィルッカラ「何が起こって 何が起こるか」…水と塩をテーマとした2つのコテージの作品と霧の作品…霧の向こうに浮かぶ風景も作品ととらえていました。中綱湖は地震で沈んだ寺の鐘の音が聞こえる伝説があるそうで、どこかから鐘の音が響いてくる演出もあって不思議な空間でした。

  

 

 

  

 

 

 

その後、美麻地区へ行きました。㉙持田敦子「衝突(あるいは裂け目)」… 2軒の古い教員住宅だった建物がみごとにすっぱりと切り取られ、再構築されている姿は衝撃的でした。フォッサマグナの地殻変動の地ならではのテーマだそうです。

 

 

空き地の駐車場の片隅にあった使われなくなった(?)バス停も何やら意味ありげな雰囲気でした。

 

㉚青島左門「いのちの記憶」…漆黒の空間に銀河の世界が浮かんでいました。自然光を取り入れた光ファイバーが光の粒になって見えるのだそうです。天候によってもその光が違ってくるそうで、素敵な空間でした。

 

 

その後、「源流エリア」と「ダムエリア」方面へ向かいました。高瀬川にそってかなり上まで登って行くと、葛温泉の手前に「高瀬渓谷仙人岩」があります。⑯トム・ミュラー「源流(岩、川、起源、水、全長、緊張、間)」…川と岩石の相互関係を表現するために、この岩に滝と霧を発生させたのだそうですが、霧の発生は週末と祭日だけでこの日は見られませんでした。

    

 

 

ここまで行く途中の高瀬渓谷はエメラルドグリーンでとてもきれいでした。

 

 

 

葛温泉の上の「七倉ダム」広場に行きました。⑰磯部行久「不確かな風向」…この地の風の流れを視覚化した作品で、ダムの途中から見下ろすとその壮大な風の流れを感じました。たくさんのサルたちが作品の中を悠々と通っていました。

 

  

 

この「七倉ダム」は「ロックフィルダム」です。幅340m、高さ125mもあって、自然石を積み上げたこのダムは壮観でした。

 

 

「大町ダム」にも立ち寄ってみました。このダム湖は「竜神湖」です。

 

 

 

大町市街地と東の鷹狩山方面も望めました。

 

大町エネルギー博物館に立ち寄りました。この建物の壁には ⑮淺井裕介「土の泉」…大町市内で集めた13種類の土を使って巨大な壁画が作成されていました。生命力を感じる壁画となっていました。

 

    

 

「宮の森自然公園」には ㉑平田五郎「水面の風景」…自然園の中に御影石の花が静かに存在していました。この花からあふれる水が地に還るのも意味あることと感じる作品でした。

 

 

湧水の流れる自然園では紅葉と枯葉と水辺の花が共存していました。

 

 

 

「大町温泉郷」では ⑲松本秋則「アキノリウム in OМACI」…「酒の博物館」をリニューアルして展示した作品は博物館の展示とも相まって素敵な空間になっていました。影絵や竹を素材としたサウンドオブジェは心地よかったです。

 

  

 

 

⑲リー・ホンボー「童話世界」…紙でできたオブジェが鏡の空間に設置されていて、その童話の世界のような彩りと形に引き込まれました。大町の山や空や湖をイメージした作品だそうで、鏡は水を表すのだそうです。

 

  

 

「大町温泉郷」から「国営アルプスあづみの公園」へ行きました。ここには ㉔ミラ・ヴァーテラ「リントゥマー(バードランド)」…公園内にある山仕事の作業小屋とその周囲に作品が展示されていました。ガラスと真鍮の作品はこの森に生き付いている様子でした。

 

  

 

アルプスあづみの公園はすっかり晩秋の装いでした。枯葉のじゅうたんを踏んで歩く道が気持ち良かったです。

 

 

 

名残の紅葉ときれいなムラサキシキブにも出会いました。

 

 

「北アルプス国際芸術祭」のマップ片手にたくさん歩いたものです。2日間で参加作品34点(3作家さんは参加見送り)のうち31点を鑑賞することができました。

 

 

疲れましたが充実の2日間のアートと大町の散策でした。何度も訪れている大町ですが、改めてその素晴らしい景観と歴史も実感しました。2日目の歩数は14268歩でした…

 

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大町から白馬の風景とホテル泊

2021-11-24 | 旅行

1日目の「北アルプス国際芸術祭」を堪能した後、仁科三湖を後にして白馬村に向かいました。木崎湖の風景です。

 

 

雲が消えた青空が凪いだ水面に映ってきれいでした。

 

「木崎湖」「中綱湖」「青木湖」の仁科三湖を経て行きました。3時半頃でしたが、谷あいの湖はすでに陽が陰ってきていました。

 

雲が切れて白馬では雪化粧の山も見えてきました。

 

4時過ぎにホテル着…ここは昨年利用して気持ちの良い対応のホテルでしたので、また今年も泊まってみました。リゾートホテルの雰囲気ですが、温泉もあって気持ち良かったです。オフシーズンで宿泊客も少なめ?…夕食のレストランも落ち着いた雰囲気で食事ができました。美味しいコース料理で、ついつい写真を撮り忘れ、これだけです…

 

 

地元産の食材を使った季節感あふれるお料理は嬉しかったです。デザートは「栗のアイス モンブラン仕立て」…シャインマスカットと紅いラズベリーパウダー添えで、上に載っていたのは繊細な飴細工でした…

 

食事のあとロビーに出てみたらデッキに炎が見えました。こんな素敵なストーブ(焚き火台?)に薪がくべられていて、しばしその炎の温かさを感じながら白馬山麓の雰囲気を味わっていました。木立ちの庭ではグランピングされる方の姿もありました。

 

ゆっくり休んで翌朝…部屋から日の出が見えました!良い天気の朝、ステキな夜明けを体験することができ感激でした。

 

 

遠くに目をやると山裾には雲海!が見えました。日の出と雲海の景色に良い一日の始まりを予感した朝でした。

 

 

この日は青空が見える良い天気で、雪化粧した白馬の山々もきれいに見えました。

 

 

オリンピックで使われたジャンプ台も見えました。

 

橋の欄干にはオリンピックのマークが残されていました。

 

素晴らしい白馬の山々を眺めながら大町に向かいました。

 

まず向かったのは「青木湖」です。「ゼーブリック」さんの前を通りましたが、まだ開店前でした…

 

 

遠く白馬の山々が水面に映りこんでいました。静かな湖でした。

 

ここから「北アルプス国際芸術祭」巡りの2日目が始まりました。その記事は次に続きます…

 

 

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晩秋のアート散策~北アルプス国際芸術祭~

2021-11-22 | ミュージアム

前回2017年に開かれた「北アルプス国際芸術祭」にも行きましたが(大町へ~国宝と芸術祭~2017-07-20 )、3年後の昨年開かれる予定だった芸術祭…コロナ禍で延期されていましたが、1年遅れで今年開催されました。夏に開催予定が秋に延期され、コロナの状況も落ち着いたので最終週になってしまいましたが、行ってきました。

 

    

 

今年は総出品作家さん34人…大町市内のあちらこちらで作品を鑑賞できるようになっていました。まずは南の方から巡ってみました。地元の神社で展示されていたのは㉓マナル・アルドワイヤン「私を照らす」です。

 

 

大町への国道沿いの空き工場にあったのは㉒エマ・マリグ「シェルター・山小屋」です。古い空き工場の雰囲気と合いまった素敵な空間でした。

 

 

その後市街地エリアに移動しました。②ドナルド・ワッスワ「アマーニ・ガ・ナブジ」…これはウガンダの赤い樹皮布と大町の味噌樽とのコラボだそうです。

 

 

大町名店街の通りには①ジミー・リャオ「私は大町で一冊の本に出逢った」がありました。実際に本が読める素敵な空間ができていていました。

 

 

その通りには足元にアート作品がありました。⑥淺井裕介「すべては美しく繫がり還る」…この地上絵は通りのマンホールの蓋も巻き込んで続いていました。

     

 

 

商店街から少し入った所の蔵の中にあった作品…④二コラ・ダロ「クリスタルハウス」では光と音楽の空間でした。緻密に計算された機械仕掛けのミュージックボックスの中にいるような感覚…その中の光と影の演出に注目でした。

 

 

  

 

古い蔵の雰囲気も良かったです。

 

もう一つ蔵(元は麻を保管した蔵だそうです)を改造した建物での展示…⑤麻倉美術部「ひみつの森」の展示された場所はショップやカフェも兼ねた所でした。

  

  

 

⑦地村洋平「Water Trip」は自然(水)と人工物を使って、雨や霧が立ち込める空間を表現していました。

 

 

⑧本郷毅史「水と光」は籾から稲が育つ過程を写真におさめていました。テーマのように光の加減に注目でした。

 

 

もう一つ街中の展示は③蠣崎誓「種の旅」…大町の森で、地元の人によって集められた種や植物を使って作られた絨毯でした。普段何気なく目にしているものが素敵な一枚の絵になっていて感動でした。作家さんがこの地で出会った種は、展示終了後に希望者に配布されて又育っていく予定だそうで、それも素敵なことでした。

 

  

 

展示された場所の続きになった蔵もいい雰囲気でした。

 

この大町市は「塩の道(千国街道)」…日本海の糸魚川から松本方面へ塩を運ぶ街道筋にあって、今も昔の面影が残っています。

 

 

  

北アルプスからの伏流水が湧き出て美味しい水もあります。「男清水」と「女清水」が街中で湧き出ていました。

  

 

ちなみにこれは芸術祭の水!インフォメーションで健康チェックをする際にいただきました。

 

 

こんな針金アートもさり気なく佇んでいました。そして大町市のマンホールの蓋は北アルプスと雷鳥でした。

  

 

この後、鷹狩山に向かいました。この山では㉜目「信濃大町実景舎」をじっくり鑑賞しました。この建物は白い空間に覆われていて、その不安定な導線を進むと突如現れる北アルプスや大町の風景に驚かされ、感動しました。

 

  

 

 

  

 

 

鷹狩山の展望台には㉝菊池良太「尊景のための展望室」…気持ちの良い写真の数々が展示されていました。

 

鷹狩山からの風景…北アルプスは霞んでいました。

 

 

 

鷹狩山から再び市街地に下りて来てみたのは⑭コタケマン「Newま、生ケルノ山」…地元で集めた材料で作ったという土壁ドーム空間は、何だかほっとする場所でした。

 

 

廃校になった校舎を利用した展示もありました。まずは⑪布施知子「OROCHI(大蛇)」…この方の作品は前回の芸術祭でも見ましたが、一枚の紙から作り出される折り紙の世界に圧倒されました。

 

  

 

⑩渡邊のり子「今日までの大町の話」…身近な小物でコラージュした小さな箱庭がたくさん展示され、そのタイトルと共に注目でした。

 

「流れ星落ちる海」と「理想の夜がある空間」です。

  

 

⑫ポウラ・ニチョ・クメズ「自然の美しさと調和」…その色彩の美しさにも惹かれました。

 

「若一王子神社」にも作品がありました。⑬宮永愛子「風の架かるところ」…普段は閉じられているという神社のこの場所に風や光が入り込んで、作品を一層際立たせている気がしました。

 

  

 

この日の最後は仁科三湖の一つ「木崎湖」のほとりでの鑑賞でした。㉕淺井真至「おもいでドライブイン」はかつてドライブインだったスペースを使って展示されていました。ドライブインだった頃の名残の置物と作家さんの絵が同居する不思議な空間でした。

 

 

木崎湖のほとりのもう一ヶ所は ㉖木村崇人「水を遊ぶ「光の劇場」」…窓枠から眺める湖の表情に注目でした。

 

  

 

一日かけて何か所も巡った「北アルプス国際芸術祭」…たくさんの興味深い作品と出会って、充実の一日でした。広い大町市内のあちらこちらに作品が点在しているので車で巡りましたが、駐車場から歩くことも多くて、この日の歩数は16542歩でした…

 

 

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晩秋のアルプス公園

2021-11-20 | 自然観察

松本の街中を散策した後で「アルプス公園」に行きました。途中、松本城を見ながら進みました。お堀端の桜の木の間からです。桜の紅葉が残っていました。

 

アルプス公園では「山と自然博物館」の展望室に登ってみました。

 

雪をいただいた北アルプスがきれいに見えました。安曇野方面の眺望も良かったです。

 

松本市内の眺めも良かったです。

 

ここは「アルプス公園」の名前の通り、北アルプスをじっくり眺められるいい場所です。

 

 

公園内の木々はもう晩秋の装い…でも残った紅葉がきれいでした。

 

 

カラマツの黄葉もきれいでした。

 

 

公園近くの知り合いの方の庭に咲いていた「サザンカ」…とっても可愛らしい花で切り花にしていただいてきました。

 

今が「サザンカ」の花盛りの季節です。通りすがりのお宅の生け垣ですが…

 

アートも街も公園も…青空の広がる晩秋の松本を堪能した一日でした。この日の歩数は9768歩でした…

 

 

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