この時期は木々の白い花が目立ちます。まずは娘宅で見た「ハクウンボク(白雲木)」です。大きな木があって毎年見に行っています。今年は去年ほどではないですが、それでもたくさんの花をつけていました。エゴノキ科エゴノキ属の落葉樹です。
可愛らしい小さな花を房状に付けてたくさん咲きます。葉の影に隠れて全体としては霞みがかった雲の感じでしょうか…種が飛んで増えたと思われる木にも花が咲いていました。
こちらの「黄金アカシア」は「ニセアカシア」(ハリエンジュ)の一種です。葉の色が鮮やかでとてもきれいです。白い花が咲きます。マメ科ハリエンジュ属の落葉高木です。
こちらは「ベニバナホウノキ(紅花朴ノ木)」…咲き初めは紅色で開くと黄色味を帯びた白で、とっても大きなステキな花です。モクレン科モクレン属の落葉高木です。
これから咲く「ネムノキ(合歓木)」はまだ去年の実が残っていました。マメ科ネムノキ属の落葉高木です。
庭隈に咲いていたのは見慣れた「ハルジオン(春紫苑)」ですが可愛らしくて撮ってみました。
ここで木々の花を見、野鳥のさえずりを聞いて良い時間が過ごせました。富士見町の風景で気になったものを撮ってみました。牧草ロールの向こうは八ヶ岳です。道沿いの道祖神も田舎らしい風景ですし、古い鉄橋も良い雰囲気です。甲斐駒ヶ岳の雪も少なくなってきました。
この日、富士見へ行く途中で見た諏訪湖の風景…八ヶ岳方面と鷲ヶ峰、和田峠方面、それに田植えの済んだばかりの田園風景です。
富士見からの帰りは諏訪南ICから高速に乗って牛伏川へ行きました。ここで新たに見つかった花を確認するために…まずはこの日の「フランス式階段工」の風景です。
今年、初めてここで見つけた花は「ワニグチソウ(鰐口草)」はあまり目立たない花で今まで気づきませんでした。キジカクシ科アマドコロ属の山野草です。神社に吊るされていて鳴らす鰐口に花が似ているところから付けられた名前のようです。
これから
もう一つはシダなのにシダらしからぬ葉を群生しているシダです。「ヒロハハナヤスリ(広葉花鑢)」で、これから葉を抱くように胞子葉を伸ばしてきます。
ここには古い炭焼き窯があって、年々その原型が朧気となっていますが名残を留めています。
この牛伏川の流域にたくさんあるのは「ニセアカシア」(ハリエンジュ)です。白い房状の花をたくさん付け、芳香を放っていました。
おまけは別の日の「勝弦峠」付近から見た北アルプスと諏訪湖越しの八ヶ岳です。峠付近には「ヤマツツジ」がたくさん咲いていました。
勝弦峠から国道20号線に下りて来る途中に霊園があるのですが、そこのツツジが満開でとてもきれいでした。紅白のツツジもありました。
ここの「タチツボスミレ」の群生はみごとなのですが、今年は時期が遅かったのかいつもの年ほどの群生は見られませんでした。「ムラサキケマン」もたくさん見られました。
あれこれ詰め込んでしまった今回の記事ですが、この時期ならではの木々や野の花たち、それにこの時期ならではの風景にも出会えました…