ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

ウォーキング~諏訪湖西街道~

2018-06-28 | ウォーキング

ノルディックウォーキングの定例会…この日は諏訪湖の西街道を歩きました。

ここは岡谷市の湊地区…諏訪湖の西側です。湖畔沿いの道、旧道、そして山沿いの道があって、その山沿いの道が西街道です。

 

高台にあるので諏訪湖が見下ろせます。諏訪湖を眺めながら歩きます。

 

 

途中の舩魂神社で休憩です。この神社は諏訪大社の分社ですが、諏訪湖での漁の安全を願って水を治める神も祀られているそうです。

 

この地区は2006年の豪雨で大きな被害が出た場所です。この神社の社もすべて流されたのですが、この樹だけ残りました。樹齢100年の枝垂れ桜の巨木です。

 

この少し先まで行って折り返します。帰りは一段下の旧道を歩きました。湊小学校の正面…ここは日本の美しい小学校の建物に選ばれています。

 

山の中腹には小さな神社があります。

 

この旧道を歩くと古い家が何軒も残っています。古民家の屋根の上の「雀おどし」に注目でした!

 

大きな蜂の巣?が吊るされた屋根の家もありました!

 

諏訪湖の漁師さんのお宅でしょうか、蔵の前に漁網一式の収納庫がありました。

 

ここのバス停…「○○商店前」とありますが、この近辺に商店らしき家は一軒もありませんでした…

 

 

こんなレトロな建物もありましたが、空き家でしょうか…市内には空き家が多く、その管理や活用が取沙汰されています。

 

大きな倉や立派な家が続く道です。

 

途中に咲いていたホリホック…優しい色合いの花に癒されつつ歩きました。

 

道沿いに咲いていたサボテンの花、思わずその昔の歌が浮かんできました…でもあの歌の季節は冬…

 

道沿いには道祖神が…山の草むらの中には阿修羅像?が…

 

 

ウバユリの咲く場所にはこんな看板が…もう蕾が膨らんできていました。

 

 

釜口水門から流れ出した天竜川…ここから太平洋まで流れていきます。

 

同じ市内ながらいつも通らない道、しかも歩きだからこその発見もあって魅力的なウォーキングコースでした!

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志賀高原でタケノコ採り

2018-06-25 | トレッキング

北信の山ではこの時期「ネマガリダケ」が採れます。このネマガリダケ採りに誘われて、志賀高原まで行ってきました。私は3年前と今年で2回目です。

高速道路を使っても志賀高原までは2時間かかります。(移動距離150㎞近く…長野県は広い!)長野道から見た安曇野の田園…稲と麦のパッチワーク風景が見られました。

 

信州中野ICで降りて志賀高原を目指します。

 

 

志賀高原で最初に出会うのは「一沼」です。小さな池ですが森の中に静かな佇まいです。

 

「丸池」の朝の姿…水面は波もなく水鏡が素敵でした。

 

少しさざ波が立ってきましたが、木々の緑が映り込んで素敵な光景でした。

 

集合場所は「丸池ホテル」、ここのオーナーさんがガイドしてくださいます。このホテルの先代は志賀高原開発の功労者だそうです。石原裕次郎さんが定宿にされていたそうで写真があれこれ残っていました…

 

ここから車で森に向かいます。森に入ってササをかき分け進みます。

 

ここは熊も出るそうで途中で爆竹を鳴らし、クマ除けの鈴を鳴らしながら進みます。こんな熊の落し物も!前日の夕方位の物とのこと…新鮮な物はもっと黄色いそうです!ドキドキしながら進みました…

 

途中で湿原に出て休憩…森の中、藪をかき分け進んできたので、青空が見えてホッとしました。

 

また森の中に入り、まだまだ急登を進みます。森の中は苔がきれいです。

 

 

いよいよ目的地に到着!起点になる場所にラジオを鳴らしておきます。(熊除けと位置確認の為)  お弁当も木の枝にかけて置いて、空のリュックでネマガリダケ採りにそれぞれ出かけます。採取用のエプロンにとった筍を入れ、まとまったらリュックに入れて採り進みます。こんなネマガリダケの藪をくぐったり跨いだり…私は迷子になりそうで怖くてラジオの聞こえる場所から遠くへはいけませんでした…

 

雪深い志賀高原、ネマガリダケは雪の重みで横に伸びています。なので移動が大変です。

筍はこの根元付近から出ています。今年は出方が少ないそうですが、それでもベテランさんは沢山採っていました。

 

 

 

湿り気の多い林床には「ギンリョウソウ」や「シダ」類があちこちに出ています。

 

 

奥深い森の中…木々は色濃い緑に覆われています。

 

帰り道、ようやく明るい場所に出てきました。梅雨の合間の良い天気の一日…高原の青空がまぶしかったです。

 

 

帰り道で出会った「タニウツギ」の可愛らしい色や「ハリブキ」の針に注目でした。

 

 

 

志賀の源水、清水公園に足を延ばしました。冷たい美味しい水でのどを潤しほっと一息でした。

 

 

丸池ホテルに戻りました。ここのゲレンデに咲いていた「ヒオウギアヤメ」です。

 

もう「ニッコウキスゲ」がたくさん咲き始めていました!

 

 

ニッコウキスゲと青空と…高原の素敵な光景に出会えて嬉しかったです!

 

このツアーのおしまいはホテルの温泉!汗を流して美味しいコーヒーをいただいて帰途につきました。

途中で立ち寄った「琵琶池」です。森の中の静かな佇まいの池でした。

 

 

「一沼」には「ヒツジグサ」がたくさん咲いていました。朝は花開いていなかったですが、午後にはしっかり開花して清楚な花姿を見せてくれていました。(ヒツジグサは未の刻(午後2時頃)に咲くので名付けられたそうです。)

 

青空が映り込んだ水面と「ヒツジグサ」が素敵な光景でした。

 

これは夫が撮ったヒツジグサの写真(私のデジカメで)

 

 

 

最後に収穫したネマガリダケ…皮をむいたネマガリダケは根元の方から硬いところは除いて調理します。食べられる部分は大体収穫の半量になってしまいます! 

 

 

 

さっそく定番のタケノコ汁(鯖缶を入れて味噌味で)、きんぴら、穂先のフライなどにして旬の味をいただきました。とっても美味しかったです!(調理した写真がなかったです…)

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諏訪湖のエビ漁

2018-06-19 | 自然観察

大きな地震がありました。 皆さまのお住まいではいかがだったでしょうか。被害が出ていて心痛むばかりです。被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。そして早く日常生活に戻れますよう願わずにはいられません。

 

先週、諏訪湖のエビ捕りに同行させてもらった時の記録です。諏訪湖ではこの時期、「テナガエビ」が解禁になっていて籠漁がされます。沈めておいた籠を引き上げて中に入ったエビを捕るのです。朝早い波の静かな時間に行うので、朝4時に舟に乗りました!日の出前ですがずいぶん明るくなってきています。

 

八ヶ岳も湖面も薄紅に染まってきています。

 

 

日の出は4時半過ぎ…初日の出は八ヶ岳からでしたが、今の時期は霧ヶ峰方面からです。

 

 

そんな中でテナガエビの籠魚を行います。漁師さんはこの方…夫の釣りの師匠さんです。

 

湖に沈めてあった籠を次々に引き上げ、中にかかったエビを捕り、籠の中に餌を仕掛けてまた沈めます。

 

 

 

 

たくさんのエビが捕れました!

 

これはウナギ用の籠だそうですがウナギはかかっていませんでした…

 

この時期になると「ヒシ」が増えてきます。籠にもだいぶ絡まって大変になってきていました。

 

カモの家族?が悠々と泳いでいました。

 

いい天気の日で湖面の煌めきが素敵でした。

 

別日の夜明け前と日の出の風景も…

 

 

 

 

諏訪湖のテナガエビは熱を加えると鮮やかな赤色に変化します!中々一般には出回らず、旅館や料亭での提供になってしまうそうです。主にから揚げで提供されるとのことで、我が家でもから揚げにしてみました。捕れたてのエビ、美味しかったです!

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牛伏川階段工見学会

2018-06-12 | 自然観察

今年は「牛伏川階段工」完成100周年です。

その記念行事の第一弾として現地見学会があったので参加しました。

この川は記録の残る江戸時代より洪水を繰り返していて、その被害は信濃川を通して新潟港まで及んだとのことです。その対策が求められていて、明治になって内務省(国)の工事、県の工事が進められてきたそうです。完成は大正7年(1918年)です。フランスのサニエル渓の設計に倣って造られた石段水路で「フランス式階段工」と呼ばれています。重要文化財に指定されています。

 

完成真近い頃の写真(カードより)です。

 

ここの石積みは「空石積」(石だけで組んでいてコンクリートなどで固めていない)とされています。

 

 

 

第一号石堰堤は明治19年(1886年)に内務省施行となっています。

 

手前の大きな石積みは内務省のもの、向こうは後に県で作った(石が小型で揃っている)ものだそうです。

  

この工事に当たった方は地元の石工さんばかりでなく技術の高い富山からも来られたとのこと…

 

山の斜面には傾斜地を安定させるために「張石水路」が作られ、「積苗工」が施行されています。

 

 

 

第2号石堰堤は明治19年内務省施行です

 

丸みを帯びた造りも特徴です。

 

 

上流に行くと第3号石堰堤があります。

 

丸太の橋を渡ると第4号石堰堤です。

 

 

その先に二つの川の合流地点があり、一方の川に沿ってもっと上流まで行ってみました。

 

 

今も山や川の管理や修復が必要で、このような山の斜面を登る工事用トロッコも設置されていました。

 

橋を渡って上流を目指します。この橋、おそるおそる渡りました!

 

 

山の斜面にはいく筋もの「張石工」(導水路)があります。これは長年経過で土や植物に覆い尽くされていたのですが、この方、三沢明男さんが何年もかかって掘り出されたものです!ここまで毎日通い、手作業で掘り出された努力をお聞きし、驚きと称賛の拍手が参加者からわき起こりました!(許可を得て写真も…)

 

 

 

 

かなり上流まで石積み砂防水路が施行されています。

 

このあたりの水路には温泉成分が堆積されています。カルシウムだそうです。

 

 

山には明治、大正期の積苗工で植林がされましたが、「林相転換事業」で引き続きこのような木々を植えているそうです。

 

 

山の木々は青々と生い茂って、気持ちの良い空間になっています。

 

おまけは、この見学会で出会った花々…

まずは「クリンソウ」…川沿いのところどころにすてきな花を咲かせていました。

 

 

「タニウツギ」(ベニウツギ)はピンクの花をひっそりと咲かせていました。

 

「タツナミソウ」…花咲く様子が泡立って寄せ来る波にたとえられているとか、たくさん咲いている様子が見たい花です。

 

びっしりと花を付けた「ヤマボウシ」…見事に花盛りの様子です。

 

「カンボク」の花もたくさん咲いていました。

 

なごりの「キバナノヤマオダマキ」がひっそりと咲いていました。

 

 参加記念として「牛伏川砂防カード」の7枚セットを頂きました。

 

時々出かける牛伏川ですが、防災の観点からこのように詳しい説明を聞くのは初めて…100年の重みを感じつつ先人の偉業に触れてとっても有意義な見学会でした。

秋には松本で牛伏川階段工完成100周年記念「石積砂防シンポジウム」も開かれるので、聞きに行きたいと思っています…

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初夏の花々

2018-06-05 | 植物

6月になってしまいましたが、5月に出会った花々などを記録しておきます…

5月の連休中にやまびこ公園に行く途中で出会った「スミレ」の群生!斜面一面に広がっていて見事でした。

 

 

我が家で咲いた花たち…今年も「エーデルワイス」が咲きました!憧れのアルプスを思い起こす花です。

 

道沿いに咲く「クレマチス」…大輪の純白の花がたくさん咲いて見事でした。道行く人が立ち止まって「きれいですね」と声をかけてくれました。

 

畑花壇ではピンク~紫系統の「シラン」、「ルピナス」、「オキザリス」、「フウロソウ」が咲きました。

 

 

 

 

畑の「コモンマロウ」はハーブティーに…きれいなブルーのお茶になります。そこにレモンを加えるとピンクに変化!色も楽しめるハーブティーです。

 

群生してきれいですが、どこへでもはびこって大変なのがこの「アネモネ・カナデンシス」…ミョウガ畑がすっかり「アネモネ・カナデンシス」でで覆われてしまいました。でもきれいな花なので、ここ限定で咲いてもらうことにしています。

 

畑で収穫できた「サヤエンドウ」…今年はアブラムシが付かず、たくさん収穫できています。アブラムシ除けのディスク!このディスクの反射でアブラムシが寄ってこないのだそうです。

 

 

「いちご」は秋に植え替えしたのでよく採れています。小粒ながらしっかりした味の美味しいイチゴです。

 

我が家の収穫物ではありませんが、「シイタケ」を沢山いただいたので、干しシイタケにしました。

 

これもいただいたもの…アウトドア用の「エスプレッソマシン」とカップです。コーヒー好きなので嬉しいプレゼントでした。

 

これもいただきもの…大きな「シフォンケーキ」です。ふわふわのとっても美味しいケーキでした!

 

木洩れ日の庭をバックにこれもプレゼントのお花…清楚な白いお花たちが素敵なアレンジです。

 

 

これは我が家で咲いた「シャクヤク」…淡いピンクがきれいな花たちです。

 

おまけは5月の「かんてんぱぱガーデン」の花たちからいくつか…「クリンソウ」、「トウゴクシソバタツナミソウ」、「エビネ」、「シライトソウ」です。次々にお花が咲く山野草の庭が素敵でよく立ち寄ります。

 

 

 

 

5月もたくさんの花に出会えて嬉しかったです。

 

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