ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

信濃川河口と港の歴史や風景

2024-04-29 | ドライブと散策

新潟市へ向かった目的は「信濃川」の河口を見ることでした。「信濃川」は八ヶ岳を源流とする「千曲川」と北アルプスを源流とする「梓川」や「犀川」が長野市で合流して「千曲川」として新潟県に向かい、「信濃川」となって新潟市で日本海に出ています。その源流の一つに松本市の鉢伏山から流れ出る「牛伏川」があります。いつも自然観察会に参加しているその「牛伏川」はあばれ川として知られていました。明治期に開かれた新潟港が土砂で埋まってしまい、困った明治政府が原因を探ったところ、一因としてこの「牛伏川」の土砂が流れ下ることで港が埋まってしまうという結論に達したようです。そこで明治政府は技師をフランスに派遣し、そこで得た技術を導入して土砂が流れださないように治水対策をしたのが「牛伏川」の「フランス式階段工」です。ここを訪れる度に「フランス式階段工」ができる事になった港、信濃川の河口を見てみたいと思っていたのです。まずはその「信濃川」とそこにかかる有名な「萬代橋」です。

     

     

 

この橋は1929年に造られた石のアーチが美しい橋で、国の重要文化財に指定されています。橋にはたくさんのチューリップが植栽されていました。

  

 

この橋の河口方面に「朱鷺メッセ」があります。水上バスが行き交う川でもあります。

     

     

 

港の海鮮丼やあら汁をいただく頃には夕暮れになってきました。「信濃川」河岸の遊歩道を散策しました。

     

     

 

灯りがともり出した夕暮れ風景も素敵な「信濃川」でした。歩いた場所は「みなとさがん」…新潟港の案内には「萬代橋下流。ここはもう港です。」と書かれていました。

     

     

     

 

翌朝は実際に「信濃川」の河口に行ってみました。ここが延々と流れ下ってきた信濃川が日本海に入る場所です。

     

     

海に出る場所の信濃川の下にはトンネルがあって、その両岸の排気口の上に展望台が設けられています。その「入船みなとタワー」に登ってみました。船が行き来していて、河口は港そのものでした。

     

     

 

     

  

 

「信濃川」河口を確認した後、「みなとぴあ(新潟市歴史博物館)」へ向かいました。信濃川沿いにある施設です。「信濃川」を眺めていたら、ここでビックリ、NHK新潟の方にインタビューを受けました!新潟市の良い所を探している番組だそうで、何を見ておられるのですかとか、どこからいらしたのですかなどと聞かれて、何とここへ来た理由について、この記事の冒頭のような内容を話しました!牛伏川の話はご存じなくて、興味深く聞いてくださいました…ここからも河口が見えました「朱鷺メッセ」の向かいにあります。

     

     

     

 

ここにあるのは「旧新潟税関庁舎」と「旧第四銀行住吉町支店」と「博物館本館」などです。

     

 

「旧新潟税関庁舎」は国の重要文化財に指定されている明治2年建築の建物です。松本の旧開智学校と同じく「擬洋風建築」です。

     

     

     

     

     

     

 

「信濃川旧河道」と「荷揚げ場」は当時の「信濃川」の川岸だそうです。、それに「四間堀」と「石庫」です。「石庫」は課税を保留したまま輸入品を一時保管する「保税倉庫」として明治2年に建てられたものの復元だそうです。

     

     

     

 

こちらは「旧第四銀行住吉町支店」の建物です。昭和2年の建築です。平成14年まで営業していた後、この地に移築復元されたそうです。当時の銀行建築に多い新古典主義様式の建物です。中央正面のイオニア式列柱やアーチ型窓、吹き抜けの営業室の二階部分に巡らされているギャラリー、漆喰天井飾り、大理石のカウンターなどが特徴です。

     

     

     

  

             

     

銀行ならではの大きな金庫やステンドグラスも注目でした。

  

 

階段室や洋風なお部屋、それに和室もありました。

     

  

     

 

こちらは「博物館本館」です。明治44年建築の新潟市庁舎のデザインを取り入れて建てられたそうです。新しい建物ですが、素敵な風格ある建物でした。

     

     

 

長年思い描いていた「信濃川」の河口を確認できて良かったです。さすが大きな川で、柳都新潟を実感しました…

 

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新潟へ~道中と新潟県立近代美術館~

2024-04-27 | ミュージアム
2泊3日で新潟県へ夫と行ってきました。行った理由はまた後で…今回の記事は一日目の道中と立ち寄った長岡市の「新潟県立近代美術館」と金属加工の「燕三条」のお店です。出発の朝は雨降りでしたし運転していたので県内の写真はありません。長野道から上信越道で向かいました。妙高SAで休憩…桜がきれいに咲いていました。この後は雨も止んで新潟ならではの雪山も現れてきて運転も代わったので写真が撮れました。
 
     
     
     
 
     
 
 
妙高高原には遊園地もあって高速道路から観覧車が見えました。
 
     
 
 
雪山と新緑の山を眺めて進みました。
 
     
 
     
 
     
 
 
上越JCTから北陸道に入って、海が見える米山SAで休憩しました。ここからは正面の日本海に「佐渡」が見え、反対側には「米山」が望めます。「佐渡」は2回行きましたし、「米山」も登ったことのある山です。
 
     
     
     
 
     
 
          
 
     
 
長岡市にある「新潟県立近代美術館」に着きました。ここのコレクションは定評があって、それを鑑賞しました。
 
     
    
     
 
     
 
     
 
 
コレクション展ではここに収蔵されている作品の中から選りすぐりの名品が展示されていましたが、その中で気になった作品たちです。
 
     
 
 
国内では安井曾太郎、岸田劉生、佐伯祐三、梅原龍三郎、それに軽井沢の美術館を訪れたことのある脇田和などの作家さんの作品がたくさん展示されていました。
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
 
海外の作家さんの作品ではルオー、モネ、ミレイ等々です。ロダンの彫刻もありました。
 
     
 
     
 
     
 
     
 
 
企画展として取り上げられていたのは「難波田史雄」です。水彩とインクで描き出された作品と銅版画などが展示されていました。
 
     
 
     
 
     
     
     
 
 
この美術館は「千秋が原ふるさとの森」にあって広々とした場所に文化施設が集まっていました。
 
     
 
     
 
     
 
     
 
 
この美術館の後、信濃川沿いの道を「モノづくりの燕三条」へ向かいました。ここには夫が立ち寄りたいお店があったようです。燕三条地域のメーカーや商社直結型のアウトレットのお店です。なかなか興味深い品々があって楽しい買い物が出来ました。
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
 
この後、北陸道で宿泊場所の新潟市に向かいました。次に続きます…
 
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春爛漫な庭園

2024-04-22 | 植物

昨年、義姉に教えてもらったお宅の庭…オープンガーデンをされているので今年も見せていただきました。口コミが広がっているのか県外車も来ていましたし、役場の車で案内されて来ている方もいて賑わっていました。ちょうど花盛りでまさに春爛漫の景でした!高台にあるこの庭…遠くからもその花盛りの風景が見えます。

     

 

色とりどりのハナモモを中心にサクラやレンギョウ、ユキヤナギ、足元にはシバザクラやチューリップなどが植栽されていて、そのどれもが花開いて素晴らしい眺めでした。

     

     

     

 

足元のシバザクラとチューリップが可愛らしかったです。

     

     

     

 

レンギョウの向こうには南アルプスが望めるはずですが、この日は春霞で見えませんでした。

     

 

この庭園の一番上から眺めた風景です。薄墨桜のような色合いの枝垂れ桜がきれいでした。

     

     

 

この先は夫がスマホで撮った写真です。最近は一眼レフのカメラが重いからと、もっぱらスマホ撮影の夫です。同じような写真が続きますが、スマホ写真は一味違います。

     

     

     

     

 

色鮮やかな花桃もいいですが、この白い花桃がこの庭を引き立てていました。

     

     

色鮮やかな花が続きましたので最後はシックな花色で…白の花桃と薄墨桜のような色合いの枝垂れ桜です。

     

     

 

木々の芽吹きも始まって、この天竜川沿いに並んだ木々が新鮮でした。

     

 

春爛漫な庭園を堪能させていただいたひと時でした。これから花の季節が過ぎ、新緑の季節に移ろっていきます…

      

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山仕事と花桃と

2024-04-20 | 日常のあれこれ

この時期は毎年、実家の山の手入れをしています。林床にたまった枯葉や枯草をかき集めて除いてきれいにする作業です。山の傾斜地ですし、たくさん枯葉などがたまっているので大変な作業になります。夫と二人でお弁当持参で行って一日頑張りました。赤松の山です。

     

     

     

 

山で見つけた「ギンリョウソウ」…色素を持たないので真っ白で、「ユウレイタケ」とも言われます。まだ芽が出たばかりの様でした。

     

 

この時期この山への林道で見つけた「ミスミソウ(雪割草)」…今年も無事に咲いてくれていました!一株だけですが、去年より株が大きくなって花もたくさん付いていて嬉しかったです。

     

     

     

 

この山へ行く途中に「ハナモモ(花桃)」の咲いている場所があって立ち寄りました。この花桃の場所には菜の花畑が広がっているのですが、きれいに摘み取られた後で花はなかったです。

     

     

 

この手前には岡谷市の天竜川の始まりで取り入れられ伊那市まで続く灌漑用水「西天竜水路」があって、その脇にたくさんの水仙が咲いていて見事でした。

     

 

「コブシ」の花も咲き出していました。

     

 

山仕事が終わって実家に立ち寄りました。ご近所さんの庭の花桃がとってもきれいでした。

     

     

     

 

実家の庭の「シュンラン(春蘭)」がたくさん花をつけていました。色鮮やかな「ツツジ」も咲いていました。

     

     

     

 

こちらの「花桃」は天竜川のほとり、「ほたる童謡公園」からホタルの名所「松尾峡」へ行く橋の近くに咲いていました。

     

     

     

 

山仕事は疲れましたが、たくさんの花に出会えて嬉しい一日でした。歩数は6248歩でしたが、山の傾斜地の移動でしたからかなりの運動になったかと思います…

 

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あちこちのお花見

2024-04-18 | 植物

春遅い信州にも桜の季節がやって来ました。あちこちでお花見ができましたのでそれぞれの桜風景を見て下さい。まずは桜のある田舎らしい風景です。実家の山仕事に行ったので山の近くでの風景です。

     

     

     

 

高台から見下ろした桜の咲く風景も良いものでした。奥の桜が咲く場所は「荒神山公園」です。下の写真はスマホです。

     

     

 

こちらは「ほたる童謡公園」の桜です。色の濃い桜で少し花盛りを過ぎていました。

     

 

こちらは市内で見かけた立派な桜…見事に咲きほこっていました。

     

 

辰野町の城前線の桜並木は老木ですが見事な花をつけていました。この桜は戦時下にこの地で働いていた北朝鮮の方々が帰国するに当たって記念に植えて行かれたものだそうです。地元の中学生が手入れを続けているそうです。

     

     

     

     

 

こちらは実家の山へ行く途中で見かけた桜です。ピンクが可愛らしい桜でした。

     

 

ここからは市内の横河川に沿って咲く桜の風景です。川の両岸に植えられた桜はかなりの老木(樹齢100年以上のものも…)ですが、毎年みごとな花をつけてくれています。

     

          

     

 

みごとに花をつけた桜の木々は地元の人々で毎年手入れをしています。この桜並木が国道20号線から諏訪湖畔まで3㎞余にわたって咲くのですから見ごたえある風景です。最後の写真はスマホです…

     

     

     

     

     

 

こちらの桜は辰野町に向かう川岸地区の天竜川沿いに咲いていた桜です。見事な枝ぶりでした。

     

 

今年の桜は暖冬で早く咲くと思っていましたが、3月の雪と寒さで足踏みしてしまい、昨年よりかなり遅い開花でした。それでも例年より早めだそうですし、昔に比べたら随分早まっていると感じます。今年はあちこちでお花見ができて春を感じました。主に4/16の風景です…

     

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