ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

牛伏川~観察会と外来種除去作業~

2018-08-22 | 自然観察

牛伏川関連の記事も7月と8月分を一挙掲載です。7月は夏の自然観察会があって参加しました。まず目についたのは夏の花「フシグロセンノウ」…この花色は夏に似合う気がします。

 

「ウバユリ」は咲き始め、「オカトラノウ」は花盛り、「ホタルブクロ」もたくさん咲き出していました。

 

 

 

「オミナエシ(女郎花)」は見かけませんでしたが、「オトコエシ(男郎花)」はあちこちに咲き始めていました。

 

夏になるとここでたくさん咲き出す「ツリフネソウ」と、少ないですが「キツリフネ」です。

 

 

途中で出会って足が止まったのがヘビの抜け殻 !

 

春の名残の花も咲いていました。「キバナノヤマオダマキ」と「ヤブレガサ」と花後の「ウメガサソウ」と「ベニバナイチヤクソウ」です。

 

 

 

 

「ミズヒキ」と「シデシャジン」と「キリンソウ」です。

 

 

 

「イタチササゲ」は花色がイタチの毛の色に似ているとのこと…「タマアジサイ」は開き加減の蕾状態でした。

 

 

この日の階段工…陽射しの中、気持ちよく流れていました。

 

 

8月に入って例年通り、今年も「外来植物の抜き取り作業」に参加しました。これは貴重な在来植物の生態系が崩れるのを心配しての作業です。暑い日でしたので準備を整え、水分補給と休憩を取りながらの作業でした。

花の写真は撮る暇がないだろうと、作業が始まる前に気になるところをチェックしました。まずは「タマアジサイ」です。ようやく花開いていました!可愛い蕾も開き始めのものも…

 

 

 

「ウバユリ」もあちこちで花開いていました。

 

「ツリフネソウ」の群生と「ミズヒキ」も見てきました。

 

 

この日の階段工の様子です。いつ見てもいい流れです。

 

そして作業開始です。抜き取り植物は主に「ブタクサ」、「ヒメジョオン」、「マツヨイグサ」「オオハンゴンソウ」「ハキダメギク」などです。

 

ここは「ヒメジョオン」が茂っていたところの作業前後です。

 

 

その後の作業の写真がありませんが(暑い中、作業で精一杯…)、午前中の作業で軽トラ2台分の外来植物を除去することができました。これで少しでも在来の植物が伸び伸びと育ってくれるといいのですが…

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森の仲間と納涼会

2018-08-20 | 山仕事

7月と8月の「森の仲間と山仕事」を一挙掲載です…といっても今年の暑さの中、山仕事は少しで、納涼会が主となりました。

7月の森…今までの山仕事の成果が出ている場所は、すっきりと気持ちの良い森になっています。

 

山仕事の合間に作成したベンチとテーブル…これで大勢集まって森ランチやティータイムを楽しめそうです。

 

 

雑木林はますます緑濃くなっていました。そんな中にハンモックを吊るしてみました。この日は地元新聞社の取材を受けました。同行の記者さんのお子さんも参加、森を楽しんでもらいました

 

テーブルについていたセミの抜け殻…蝉の声がにぎやかな森を出て午後は納涼会でした。

 

納涼会は会員の方のお宅の離れにおじゃましての宴会…囲炉裏を囲んで珍しいお酒を酌み交わしての楽しいひと時でした。

 

地元の限定酒や自家製松茸酒!それに全国各地のお酒が次々に登場してびっくりでした。私は眺めるだけでしたが、こんな素敵なグラスと氷にも注目でした!

 

 

 

このお部屋の窓からの風景…額縁の中の絵のようでした!

 

夏空の里山の風景も素敵でした。美味しいものをいただき、景色にも癒されて暑さを忘れることができました…

 

 

8月の「森の仲間の山仕事」はまたまた納涼会…の準備です。この森の中でストレッチ&ヨガ教室が開かれるので草を刈ったり切り株を整備したりして場所を設定しました。もちろん教室にも参加しました!

 

 

 

積んであった切り株の模様に注目!中心部よりその周囲の方が栄養が豊富でそこが変色するのだそうで、こんな模様になっていました。

 

この日はこの森の近くの企業さんの納涼会…そちらに移動して参加したのは流しそうめん!竹を切ってすべて手作りの流しそうめん、つゆ入れも竹筒で作ってありました。そうめんに時々ミニトマトも流れてきてそれを捕るのが大変…みんなで大騒ぎ、賑やかな流しそうめんでした。

 

 

手作りの漬物やら(串刺しの漬物の美味しかったこと!)ゆでたモロコシやジャガイモなど美味しくいただきました。

 

森の中にはブランコやハンモックが吊るされ、ヨーヨー釣りやカブトムシもたくさんいてこども達も大喜びの企画でした。

 

 

 

 

手作りの納涼祭…体を動かし、美味しいものをいただいてとてもいい一日になりました!

この日、会の代表に見せていただいた木製のカトラリー…すべて手作りです!箸箱もくり抜いて作り、留め具は桜の皮を磨いて丸くして造ったそうです。鉈のケースも桜の皮を磨いて貼って作ってありました。

 

 

 

 

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霧ヶ峰ウォーキング

2018-08-18 | ウォーキング

7月末の猛暑日のウォーキングは中止でしたが、8月に入ってこの日は「霧ヶ峰」までウォーキングに出かけました。もちろん、霧ヶ峰までは車での移動です。「霧ヶ峰自然保護センター」から「車山肩」までをぐるりと巡るコースを歩きました。

霧ヶ峰はそのお花畑が素敵な場所です。6月の「レンゲツツジ」の群生、7月の「ニッコウキスゲ」の群生は有名ですが、8月に入ってもたくさんの花が咲いています。まず出会った花々…「ヨツバヒヨドリ」、「ツリガネニンジン」、「ヤナギラン」、「マルバダケブキ」、「ハクサンフウロ」です。

 

 

 

 

 

草原の中に木が茂っている場所もあります。そんな中も歩きました。

 

 

草原に出ました。ところどころに「ヨツバヒヨドリ」が咲く草原です。

 

そこで出会ったのは「アサギマダラ」!素敵な舞姿(写真は撮れません…)や吸蜜姿を見せてくれました。

 

 

高原にはトンボの姿も…ススキも穂を伸ばし始めて秋も近づいている雰囲気です。

 

「オミナエシ」、「ワレモコウ」、「クガイソウ」もあちこちに咲いていました。

 

 

 

下界は集合の午前9時にはすでに暑かったのですが、さすが高原は涼しく、そのうえ天然ミストの霧が立ち込めてきて、視界はさえぎられましたがとっても涼しく、気持ち良く歩けました。

 

 

そんな中、またまた「アサギマダラ」と遭遇しました!霧の中でも優雅に舞い、吸蜜していました。

 

 

霧にけぶる高原と遠くの山々の姿も素敵です。

 

 

車山の天文台も霧で霞んでいます。

 

たくさんの花々に出会える「霧ヶ峰」ですが、特に湿原植物群落は貴重なもの…天然記念物として保護されています。

 

「コオニユリ」、「カワラナデシコ」、「ヤマホタルブクロ」、ちょうど見ごろのたくさんの「マツムシソウ」に出会えました。

 

 

 

 

 

 

霧はどんどん流れて、こんな青空がのぞく瞬間も…これは夏の高原の雰囲気です。

 

かと思うとまた霧が立ち込めたり…車山肩まで歩いて別ルートで強清水まで戻りました。

 

途中で見かけたススキの穂の面白い姿です。これから伸びるところでしょうか…

 

「シシウド」が目立つ高原を後にするときはまた霧が立ち込めていました。

 

 

 

下界に下りて来たら気温は30℃越えの真夏日!高原の涼しさに癒されたウォーキングでした。

 

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憑(たのめ)の里探訪

2018-08-08 | ウォーキング

この憑(たのめ)の里は平安時代に清少納言の「枕草子」に登場する里です。今から400年ほど前に豊臣秀吉の知行割りにより二つの村に分けられましたが、それでもなお一つの里として受け継がれてきています。

今回、その二つの行政にまたがる地区の振興会で「たのめの里探訪会」が計画されましたので参加しました。

 

この地区の「霧訪山」は素敵な里山です。何度も登った山でもあります。

 

今回のツアーは、まずJR小野駅からバスで善知鳥峠に向かいました。善知鳥峠は旧伊那街道(国道153号線)の分水嶺です。湧水が2方向に向かって流れています。

 

 

 

太平洋へ…の方向に、道祖神の佇む林の中の道を進みます。暑い日でしたが、緑の中は心地よい風が吹いていました。

 

 

「蔵造川水路橋」に着きました。ここは明治時代、鉄道が敷かれることにより遮断されてしまう川の流れを維持し、農業用水を確保するために作られた、鉄道の上にかかる水路の為の橋です。

 

 

明治39年建設当時の写真です。先日見てきた碓氷峠の煉瓦作りのアーチ橋と同様、素晴らしい造りです。日本で唯一の現存する煉瓦作りの渡線橋だそうです。

 

次に訪れたのは「注連掛け原」です。ここは小野神社の御柱を各地から運んできてここから里引きをする場所だそうです。ちなみに小野神社の御柱は赤松の樹だそうです。(諏訪大社は樅の樹)

 

「小野神社」に着きました。ここには池泉回遊式庭園があって緑の中の気持ちの良い空間でした。

 

お社も立派で、大きな御柱が建っていました。私もここの御柱祭を見たことがありますが、とっても豪勢です。「人を見たけりゃ諏訪御柱、綺羅を見たけりゃ小野御柱」と言われています。

 

すぐお隣(森も敷地も繋がっています)には「矢彦神社」があります。「小野神社」と「矢彦神社」、この二つの神社は村が二分された際に分けられたそうです。どちらも諏訪大社に次ぐ信濃国二之宮として古くから信仰されていた鎮守の森です。矢彦神社の神楽殿と拝殿と勅使殿です。いずれも江戸時代のものです。それぞれの軒の彫り物にも注目でした!

 

 

 

 

次に向かったのは「古田晃記念館」です。古田晃は筑摩書房の創立者です。出身地に残る古田邸には多くの作家や学者らが集ったそうです。当時の面影を残す建物は国登録有形文化財になっています。

 

 

土蔵2階の和室は文化人らとの交流の場だったそうです。1階の展示室には中野重治、宮本百合子、臼井吉見(我が家にも筑摩書房の「安曇野」があります)、唐木順三、太宰治等々の交流の証しが展示されています。母屋をつなぐ渡り廊下も注目です。

 

 

 

旧伊那街道を進むと唐沢川があります。ここが秀吉の知行割りによって二つの村に分断されたところです。行政は今でも二つになっていますが、小学校と中学校は一緒です!(両小野小学校と両小野中学校に塩尻市と辰野町の子が通っています)

 

「辻の地蔵尊」は丁寧に祀られていました。切り株から芽生えた柳が元気に伸びていてびっくりでした。

 

 

ここから、上の山古道を通って行きます。小川に沿った小さな道…タマアジサイが咲き、小さな祠のある素敵な道でした。

 

 

「小野酒造」に着きました。ここは清酒「夜明け前」が有名です。(勿論、島崎藤村の「夜明け前」にちなむ命名…藤村の父と交流があったとのことです。) 試飲を勧められましたが、アルコールはお断りして冷たい甘酒をいただきました。とっても美味しい甘酒で感激し、ここの麹を買って帰って自宅でも甘酒を仕込みました…

 

お隣には「小野光賢・光景記念館」があります。父、小野光賢は横浜の発展に寄与(江戸時代名主、明治時代横浜市副市長) 子、小野光景は貿易商(生糸貿易商の中心的存在)として財を成し横浜港の開港に貢献したそうです。故郷のここに製糸工場も開業したとのことです。

 

最後の訪問場所は「小野宿問屋」です。江戸時代末期の本棟造りの民家で、この屋根の勾配や雀おどし、格子窓など豪壮な構えの家です。

 

建物内部は南側に広い土間と勝手、北側に式台玄関から続く部屋を三列に並べ、奥には上段の間もあります。

 

 

立派な梁が存在感を発揮しています。

 

長持ちの中には押絵雛がしまわれていました。4月の雛祭りには展示されるそうです。

 

 

 

こんな品々も残されていました。

 

 

北側には立派な表門があります。

 

小野宿の他の建物も注目でした。

 

 

 

お隣の市や町でありながら、なかなか通り過ぎるだけでゆっくり見学することのなかった場所をじっくり歩きながら(少しバスで)見ることができて良かったです。新たな発見と感動の見学会でした!

 

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7月の風景

2018-08-02 | 植物

8月になってしまいましたが7月の記録を…

畑花壇に咲いた花々…中々写真に残せないものもありましたが、写真の撮れたブラックベリーの花(ちょうど今実が熟してきました)、バラ(手入れが行き届かずなかなか良い花が咲いてくれません)、ユリ(たくさんの花を付けました)、イトバハルシャギク(毎年たくさん咲いてくれます)、ヒメヒオウギズイセン(鮮やかな朱色が目立ちます)です。

 

 

 

 

 

その他、写真はありませんがラベンダーやオレガノ、タイム、レディースマントルなどのハーブ類も咲き、大きくなったカスミソウやアジサイ、アナベルなどが咲きました。

原村の花々も7月の風景の中に咲いてくれました。ホタルブクロをせっせと植えているのですがなかなか増えません。(最初の一枚) 土手に咲いている物の方が立派です。(後の4枚)

 

 

 

 

 

ヤマアジサイとチョコ色だけ咲いたホリホックです。ナデシコやナスタチウム、マリーゴールドは義兄が苗を起こしてくれたものです。

 

 

 

 

 

7月の畑は夏野菜が採れ始めて、ありがたかったです。それに下旬にはスイカやメロンも収穫出来、暑かったせいか甘く美味しくなっていました。

 

 

 

 

7月になって思いがけない梅仕事!今年は小梅のカリカリ漬けを仕込んで終了のつもりだったのですが、思いがけなく知人から沢山実ったのでとおすそ分けが…

 

青梅は梅シロップとさしす漬け(砂糖と塩と酢で漬けます)に、完熟梅は梅干しに、熟しきったものはジャムにとせっせと梅仕事をしました。

7月下旬に梅を三日三晩干して仕込終了…梅シロップもたくさんできました。この暑い時期、この梅シロップとシソジュースは大いに役立ってくれています。

 

 

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