ScharzhofbergのRieslingについてです。

今日はトリとしてScharzhofbergを語る時がやって参りました！！このローマ時代より歴史があるこの地所こそ最も尊ばれるべき（全世界的にもです！）超等級の存在なのであります。

当然まずは挙げられるべきはかのEgon Muellerではありますがここは良いものと所謂駄物の差が著しくありどの生産年、日本国内で購入するならどの業者から購入するべきか大変注意を払う必要があります。僕が失敗してしまった例としては東京都内のもう見捨てたここをプッシュしまくっている某酒屋から91年のVDPの競売もののSpaetleseを購入して失敗してしまった事があります。具体的なその酒屋の名前をお知りになりたければメールを頂ければ喜んでお教え致します(笑)。


この地所は27haほどの大きな台形の形をしておりEgon Mueller以外でもケッセルシュタット、ファンフォルクセン、フォンヘーフェル、Hohe Domekirche Trier等複数の所有者がいます。品種がRieslingという点では共通ではありますが各々の生産者で考え方が違い（当然ですが）出来るワインのレベルが歴然と違ってしまうのはかのクロドヴージョを彷彿とさせてしまうのではないでしょうか。まぁ、ブルゴーニュ好きな人ならハマる事の出来る究極の地所と言えましょう。


よくワインの格付けというと（芸能人相手のバラエティ番組ではありません）1855年のボルドーの格付けがblogやホームページ、ワイン雑誌や専門書で取り上げられますが実は中流MoselやSaarでも1868年に地所毎の格付けが行われていました。当然その当然の格付けでもこの地所はトップクラスにランキングされていました。今の日本のワインスクールでは教える事の出来るレベルの高い講師はいないでしょうが(笑)。

ともあれこの地所のでもKabinettクラスなら気軽に色々なタイプの料理と心から楽しむ事が出来ますので僕のように安いその辺のコンビニやスーパーで買える気軽な食材と共に心行く迄グラスを傾けましょう。