教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Yさんの新作水彩画

2015年09月17日 | 教室風景

Yさんは夏の長旅で訪れた山口県で取材されました。


「山口秋芳洞入口」  水彩画  F4

秋吉台の地下100メートルにある鍾乳洞の入口は深く黒々として
勢いよく流れ出す水が泡立っています。荒々しい筆致で表された
岩壁は描き進めるうち緑に覆われ、水中や木々にリズムよく赤色が
入れられました。ダイナミックな自然と人工物の対比が鮮明です。

近づいてみました。

水は紙の粗い目をいかして素早い筆致でかすれさせ淡く仕上げ
透明感と動きを出しました。そびえたつ岩壁はその迫力に呼応して
描いたり消したりを繰り返し、Yさんの感じた悠久の時の流れとその
重々しさが表されました。伸びやかで生き生きとした作品です。

画面にエネルギーが満ちているYさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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樹液が出ているクヌギに集まる

2015年09月17日 | 生き物

セミはまだ鳴いているし、もしかしてまだ見られるかな?
クヌギレストランの混み具合を見に、少し離れた公園へ行きました。


雨上がりの森は蚊が多い!他の虫もいるとよいのですが。


コナラにピンポン玉くらいの目立つものがついていました。
虫こぶのようです!

クヌギ林の中に入るとふわぁ~んと発酵した香りが漂ってきました。


まず目に付いたのは大好きなルリタテハ♪


控えめな性格のようで、他の生き物がくるとささっと避けます。


たくさんいたのはサトキマダラヒカゲ。こちらはどっしりと構えていて
カメラを近づけてもあまり動きません。


樹液レストランで皆をけちらすのはこのオオスズメバチ
オオムラサキなど強い蝶や大型カミキリムシやカブトムシがいれば
力関係が変わるのでしょうが・・。


樹皮の隙間から時折顔を出す少しタマムシっぽい小さな甲虫は
ヨツボシオオキスイという名前。

今年の夏はいつも樹液が出ていた木が枯れていたり
何より暑すぎてあまり近所を歩かなかったのでこのシーンに
出会うことが少なかった・・。
何かに出会えるクヌギコナラ林はやっぱりワクワクする場所です。


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