Yさんは妙高の名瀑を描かれました。
「新潟妙高苗名滝」 水彩画 F4
この夏行かれたという山旅のなかで出会った印象的な光景です。
灼熱の熔岩がこのように形作られるまでのはるかな時の流れを
思わずにはいられない、見事な柱状節理は太い線で力強く描かれ
Yさんの感動が表れています。清清しくも濃密な味わいの作品です。
近づいてみました。
主役である滝は描き込んでから水で洗い、その上からパール絵の具
をかけてその透明感と輝きを表現しました。対して滝壷の岩石は
タッチを工夫し厚く塗り重ねて重さを出し、空は絵の具をかすれさせて
霞を表しました。全てのものがうごめいて生命感に溢れています。
次々と新作にとりくみ挑戦し続けるYさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。