Oさんはバラの園を描かれました。
「鎌倉文学館のバラ」 日本画 F8
真紅にピンクに黄色、白。色とりどりの大輪のバラが咲き誇っています。
建物を取り囲む山の木々は初夏の光を浴びて瑞々しく、変化に富んだ
バラの葉の茂みは味わい深く、ともにバラの美しさを際立たせています。
濃密に描き込まれたバラ園の心地よいリズムが魅力的な作品です。
近づいてみました。
根気強く岩絵の具を重ねて堅牢な地をつくってから細やかに描き
また色を大胆にかけることを繰り返して大きな色の流れをつくりました。
遠景は繊細な線と小さな筆致で、近景は思い切った濃色を使い、描き
込むことで奥行きと広がりがもたらされ、とても見応えがあります。
Oさんは枚数を重ねる毎に作品が明るく力強くなっておられます。
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のOさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。
前回の教室日の朝、隣接する横浜自然観察の森で再びきのこを
探してみました。この日もヤマドリタケの仲間が出ていましたが
こんなに可愛い桃のようなきのこも!
今回も頼りになるきのこ好きさんにいろいろお聞きしたら
これはサクラシメジではないかということでした。
裏からみたらこんな感じ。笠の直径は6cm位、けっこう背が高いのです。
こちらはチシオタケ。
新鮮な内に傷つけると血の様な赤い汁が出るのだとか。
裏から見た様子。もうだいぶ傷んでいるようで茶褐色となっていました。
これだけは上郷森の家本館近くにあったきのこ。
栗色でいかにもおいしそうですが
裏から見たら灰色がかった色!
これは何の仲間なのか不明だということでした。
このきのこはハツタケの仲間
ピンクの点線で囲ってあるものは偶然出会って嬉しかった生き物です。
裏から見たらこんなに綺麗!
隣の葉についていたものは
ウマノスズクサを食べているジャコウアゲハの幼虫でした♪
こちらは初夏に撮影したジャコウアゲハのメス
あの幼虫がこんなに華麗な姿になるなんて驚きです。
今あの大きさなら、蛹の状態で越冬するのでしょうか。
顔や首や手を蚊に刺されてしまいましたがその甲斐があったというもの。
日陰にも楽しい世界が広がっていました。